エプソムダービー展望【1】Frankel(フランケル)産駒

来る6/3に第238回エプソムダービーが行われる。現時点でのWilliam HILLの単オッズ1番人気は英2000ギニーの勝ち馬・Churchill(チャーチル)だが、次走は未定。ダービーに向かうのか、5/27に行われる愛2000ギニーに向かうのか、まだ発表はない。2番人気の同じエイダン・オブライエン厩舎のCliffs Of Moherも一部ブックメーカーでは愛2000ギニーの想定出走馬に含まれており、そうなると3人気のCracksman(クラックスマン)、4人気のEminent(エミネント)の両Frankel(フランケル)産駒が注目馬となってくる。

2013年にスタッドインしたFrankel(フランケル)。初年度産駒のここまでの戦績はどうなっているのか?ここで重賞勝ち馬をまとめておきたい。当然といえば当然だが、各馬の牝系を見てみると当たり前のようにG1馬や重賞勝ち馬が多数出てくるのがスゴイところ。尚、カッコで閉じられた母と母父の後ろのcは牡馬、fは牝馬を表している。

G1 Winner:1頭

ソウルスターリング(母・スタセリタ by Monsun)f
2016年JRA最優秀2歳牝馬
1着:2016阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 阪神芝1600
1着:2017チューリップ賞(G3) 阪神芝1600
3着:2017桜花賞(G1) 阪神芝1600

母・スタセリタは2009年のG1-仏オークス、2009年のG1-ヴェルメイユ賞など、G1を6勝。ソウルスターリングは今週、母同様にオークスを勝てるのか、注目される。

G2 Winner:1頭

Queen Kindly(母・Lady of the Desert by Rahy)f
1着:2016ロウザーS(G2) 英芝6.0F

母・Lady of the Desertは英国で重賞3勝。母母・Queen’s Logicは2001年のG1-チェヴァリーパークSなど重賞4勝で、半弟に2007年のG1-凱旋門賞、2007年のG1-Kジョージ6世&QエリザベスS、2007年のG1-愛チャンピオンS、2006年のG1-愛ダービー、2006年のG1-愛チャンピオンSなどを勝った、Dylan Thomas。

G3 Winner:6頭

Cunco(母・Chrysanthemum by Danehill Dancer)c
1着:2017クラシックトライアル(G3) 英1m2f7yds
母・Chrysanthemumはアイルランドで重賞2勝。

Eminent(母・You’ll Be Mine by Kingmambo)c
1着:2017クレイヴンステークス(G3) 英1m
母母・Quarter Moonは2001年の愛G1-モイグレアスタッドSの勝ち馬。母の半弟に2015年の愛G1-プリティポリーSの勝ち馬・Diamondsandrubies。

Fair Eva(母・African Rose by Observatory)f
1着:2016Princess Margaret Juddmonte Stakes(G3) 英6f
母・African Roseは2008年の英G1-スプリントカップの勝ち馬。

Frankuus(母・Dookus by Linamix)c
1着:2016コンデ賞(G3) 仏1800
母母・Pharaoh’s Delightは1989年の愛G1-フィニークスステークスの勝ち馬。母の半姉は米G1馬を輩出。

ミスエルテ(母・Mi Sueno by Pulpit)f
1着:2016ファンタジーS(G3) 京都芝1400
母・Mi Suenoは2009年の米G1-ダーレーデビュータントステークスの勝ち馬。

Toulifaut(母・Cassydora by Darshaan)f
1着:2016オマール賞(G3) 仏1600
母・Cassydoraは米G3勝ち馬。母母・Claxonは伊G2、3代母・Bulaxieは英G3の勝ち馬。

エプソムダービーにFrankel(フランケル)が送り込むことになりそうな刺客は次の2頭。Frankelの父・Galileo(ガリレオ)は3世代目でようやくNew Approachがエプソムダービーを制覇したが、父を超える初年度産駒からいきなりエプソムダービーを制する偉業を成し遂げられるのか。

Cracksman(クラックスマン)はここまで2戦2勝。5/18のG2-ダンテS(10f88yds)に鞍上Frankie Dettoriで登録しており、ここを勝って3戦3勝でダービーへ、という青写真を描く。ここをうまく通過出来れば、デットーリが乗る3戦3勝のFrankel産駒、ということで本番のダービーでは世界中の注目を集める存在になるだろう。英ブックメーカーWilliam HILLの単オッズは7.00倍(3人気)。

1着:2016/10/19・Maiden・ニューマーケット(1m)
1着:2017/04/26・ダービートライアル・エプソム(1m2f17yds)

本馬の3代母・On the Houseは1982年のG1-英1000ギニー(GB芝8.0F)、1982年のG1-サセックスS(GB芝8.0F)の勝ち馬。

母父・Pivotalは1996年のG1-ナンソープS(GB芝5.0F)の勝ち馬。BMSとして2016年のG1-セントレジャー(GB芝14f132yds)勝ち馬・Harbour Lawを輩出。父として輩出した代表産駒Sariska、African Storyを見ても距離適性は幅広い。

 Sariska(父・Pivotal、母父・Muhtarram)
  1着:2009英オークス(G1)GB芝2424
  1着:2009愛オークス(G1)IRE芝12.0F
 African Story(父・Pivotal、母父・Gone West)
  1着:2014ドバイワールドC(G1)UAEダ2000
  1着:2015アルマクトゥームチャレンジR3(G1)UAEダ2000

Eminent(エミネント)は2戦2勝で臨んだ前走・英2000ギニー(G1)で6着。この後はダービーへ直行予定。英ブックメーカーWilliam HILLの単オッズは11.00倍(4人気)。この馬はSadler’s Wells 3×3の強めのクロスを持っているのが特徴。

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