2018年度新種牡馬分析④社台G新募集馬の価格設定から

今年も社台系の一口募集の季節を迎え、募集馬のラインアップと募集価格がすでに発表となっている。以下、社台、サンデー、G1、社台グループオーナーズ(中央のみ)の募集価格を種牡馬別にまとめている。繁殖の質や種付料の違いなど、厳密には更に勘案すべき事項はあるだろうが、全体の価格設定から何か読み取れることはないだろうか。

注)少々強引だが比較を容易にするため、牝馬の募集価格を牡馬の価格に補正している点に留意をいただきたい(具体的には、募集馬全体の牡馬の平均価格が牝馬のそれより36%高いことを踏まえ、同比率を調整して「全頭牡馬だとした場合の平均価格」を推計しようとしている)。なお、リストは3頭以上の募集馬のいる種牡馬を対象とし、2頭のみの種牡馬は参考に別掲としている。

下表から、ロードカナロアは明確な上位評価となっているが、一方で、オルフェーヴルは中位クラスのやや上、あたりの価格設定にとどまっている点が指摘できる。ノヴェリスト・エイシンフラッシュについては、期待通りとは行かなかった初年度産駒の動向が価格に反映されているといえそうだ。今年産駒デビューとなるジャスタウェイについては現状、中位クラス群の中で幾分か控えめな評価、というところだろうか。来年産駒デビューとなる種牡馬は数多くラインアップされているが、中では、エピファネイア産駒に対する期待と、対照的に、数は少ないとはいえ、リアルインパクト産駒の抑制された価格設定が目に付く。

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社台系募集馬の種牡馬別価格(注:牡馬価格に補正済。単位は万円)

種牡馬 頭数 補正平均価格(注) 備考
ディープインパクト 33 9,685
キングカメハメハ 24 5,455
ロードカナロア 20 4,238 初年度産駒は2017年デビュー
ハーツクライ 17 3,855
ルーラーシップ 23 3,223
ダイワメジャー 11 2,868
エピファネイア 18 2,773 初年度産駒は2019年デビュー
スクリーンヒーロー 7 2,747
ハービンジャー 12 2,705
オルフェーヴル 19 2,621 初年度産駒は2017年デビュー
ゴールドシップ 5 2,526 初年度産駒は2019年デビュー
キズナ 7 2,495 初年度産駒は2019年デビュー
ジャスタウェイ 10 2,482 初年度産駒は2018年デビュー
キンシャサノキセキ 6 2,475
スピルバーグ 4 2,314 初年度産駒は2019年デビュー
ヴィクトワールピサ 9 2,256
ゴールドアリュール 11 2,117
クロフネ 3 1,955
ダノンシャンティ 3 1,900
ノヴェリスト 7 1,931 初年度産駒は2017年デビュー
エイシンフラッシュ 6 1,808 初年度産駒は2017年デビュー
リアルインパクト 4 1,776 初年度産駒は2019年デビュー
カジノドライヴ 3 1,440
(参考)
Pioneerof the Nile 2 3,672
ドリームジャーニー 2 3,160
ヘニーヒューズ 2 2,176 初年度産駒は2017年デビュー
フェノーメノ 2 2,176 初年度産駒は2019年デビュー
ストロングリターン 2 2,088 初年度産駒は2017年デビュー
ディープブリランテ 2 2,088
カレンブラックヒル 2 1,900 初年度産駒は2019年デビュー
ワールドエース 2 1,768 初年度産駒は2019年デビュー
スウェプトオーヴァーボード 2 1,702
マジェスティックウォリアー 2 1,550 初年度産駒は2019年デビュー
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