凱旋門賞ウィークエンドミニ展望

今週末はパリロンシャン競馬場にて凱旋門賞を中心にG1レースが集中開催されるお馴染みの凱旋門賞ウィークエンド。本稿では2歳戦(マルセルブサック賞、ジャンリュックラガルデール賞)をメインに各レースの注目馬を取り上げる。

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マルセルブサック賞(G1)1600m

現地時間10/7(日)1R・14:20発走予定。2歳牝馬限定のG1レースで過去の主な優勝馬にAllez France、Triptych、Miesque、Six Perfections、Divine Proportions、Zarkava、Foundなど、錚々たる名牝をこれまでに輩出してきたレースである。

Zagitova(ザギトワ)

父・Galileo、母・Penchant、母父・Kyllachy

・英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ4.00倍で1番人気。エイダン・オブライエン師の管理馬。ここまでの戦績は4戦1勝で前走のモイグレアスタッドS(G1)は4着、前々走のデビュータントS(G2)は3着。戦績からは現時点の愛2歳牝馬戦線の3,4番手くらいに位置している馬といえる。ちなみに来年の英1000ギニーのアンティポストでは7番人気の21倍。馬名は先の平昌オリンピックで金メダルを獲得したロシアのフィギュアスケート選手、アリーナ・ザギトワより。

・母父のKyllachyはPivotal産駒で2002年のナンソープS(G1・5f)の勝ち馬。父としてSole Power(ナンソープS2勝、キングズスタンドS2勝、アルクォズスプリント)、Twilight Son(スプリントC、ダイヤモンドジュビリーS)を輩出。

・半兄・Garswoodは2014年のモーリスドゲスト賞(G1)の勝ち馬。従兄のMutakayyef、従姉のIntimation、Veraciousが昨年から今年にかけて次々と英仏の重賞を制覇。

ジャンリュックラガルデール賞(G1)1600m

現地時間10/7(日)2R・14:55発走予定。2歳限定(牡・牝)のレースで前身のグランクリテリウム時代からの過去の主な優勝馬にマイスワロー、ハードツービート、Blushing Groom、Irish river、ジェイドロバリー、ヘクタープロテクター、アラジ、Rock Of Gibraltarなど。

Anthony Van Dyck(アンソニーヴァンダイク)

父・Galileo、母・、母父・Exceed And Excel

・英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ2.25倍で1番人気。エイダン・オブライエン師の管理馬。これまでの戦績は5戦3勝。タイロスS(G3・7f)、フューチュリティS(G2・7f)と連勝して臨んだ前走のナショナルS(G1・7f)で2着。ちなみに来年の英2000ギニーのアンティポストでは6番人気の15倍、英ダービーでは2番人気の11倍。馬名はバロック期のフランドル出身の著名な画家より。

・母父のExceed And ExcelはNorthern Dancerの3×3のクロスを持つ豪G1馬で、2012-2013の豪リーディングサイアー。

・半姉のBoundingはニュージーランドのG1馬。3代母のNovember Snowは米G1を2勝(アラバマS、テストS)。同じ牝系出身で日本でも活躍した馬にグラスワールド(ダービー卿チャレンジトロフィー)、ヒラボクワイルドなどがいる。

アラビアンワールドカップ(純血アラブG1)2000m

現地時間10/7(日)3R・15:25発走予定。好事家のために短く触れるが、昨年の覇者・Gazwanの連覇なるか、が注目。以下のカタールトリビューンの記事は今年4月のQatar Gold Sword(純血アラブG1)を同馬が勝った際のもので、芦毛にシャドーロールのGazwanが「fantastic kick」で1着入線したと報じている。

http://www.qatar-tribune.com/news-details/id/119712

凱旋門賞(G1)2400m

現地時間10/7(日)4R・16:05発走予定。日本での馬券発売、グリーンチャンネルでの無料衛星生中継もあり、各メディアの力の入った報道が見られたが、コンパクトに情報を得たい向きに以下のリンクをご紹介する。

JRAホームページの凱旋門賞特設サイト(別タブで開きます)
・馬券購入を検討される向きには、前哨戦の動画、各馬のプロフィールなど、必要な情報はほぼこのサイトで得られる。動画、写真も豊富で大変見やすい作り。

http://www.jra.go.jp/keiba/overseas/race/2018arc/index.html

東京スポーツ特別連載:ローカルウルフ難波田がロンシャンで吼える(別タブで開きます)
・現地へ記者を派遣し、関係者へ取材を試みるスポーツ新聞の王道スタイル。クリンチャーの動向が気になる向きへ。

https://www.tokyo-sports.co.jp/race/horse/1143349/

https://www.tokyo-sports.co.jp/race/horse/1145029/

オペラ賞(G1)2000m

現地時間10/7(日)5R・16:50発走予定。3歳以上牝馬限定のG1レース。第1回の優勝馬はメジロ牧場の北野豊吉氏が1歳馬のセリで既に購入していたシェリル。繁殖入り後、天皇賞馬・メジロティターン(3番仔)を輩出し、孫からはメジロライアン、メジロフルマーなどが出たのはご承知の通り。

Wild Illusion(ワイルドイリュージョン)

父・Dubawi、母・Rumh、母父・Monsun

・英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ3.50倍で1番人気。ゴドルフィン所有の3歳牝馬。昨年のマルセルブサック賞(G1)の勝ち馬。今期は英1000ギニー4着、英オークス2着、リブルスデールS2着と足踏みが続いていたが、前走のナッソーS(G1)を制覇。Electrocutionist(ドバイワールドカップなど)と同じ牝系出身。

アベイドロンシャン賞(G1)1000m

現地時間10/7(日)6R・17:25発走予定。1999年にアグネスワールドが優勝したことで有名なレース。尚、武豊騎手は2001年のImperial Beautyでも同レースを勝っている。

Battaash(バターシュ)

父・Dark Angel、母・Anna Law、母父・Lawman

・英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ2.50倍で1番人気。4歳せん馬。これまで一貫して5F路線を歩んできた馬で、4馬身差で快勝した昨年のアベイドロンシャン賞(G1)や、キングジョージS(G2)2勝、テンプルS(G2)、スプリントS(G3)とこれまでに重賞5勝。

フォレ賞(G1)1400m

現地時間10/7(日)7R・18:00発走予定。過去の主な優勝馬に1972年のLyphard、1974年のノーザンテースト。

Polydream(ポリードリーム)

父・Oasis Dream、母・Polygreen、母父・Green Tune

・英ブックメーカーWilliamHILLの単オッズ2.50倍で1番人気。フランスのF.ヘッド師が管理する3歳牝馬。昨年のマルセルブサック賞(G1)ではオペラ賞に出走するWild Illusion(ワイルドイリュージョン)の2着。今期は仏1000ギニー4着→パレロワイヤル賞(G3・1400m)1着→モーリスドゲスト賞(G1・1300m)1着。