2018ブリーダーズカップ展望【1】ジュヴェナイル、ジュヴェナイルターフ

現地時間11/2(金)に米チャーチルダウンズ競馬場にて、いよいよ開幕する今年のブリーダーズカップ。初日は「フューチャーズ・スターズ・フライデー」と銘打たれた開催で、2歳G1レースが4鞍と今年新設されたジュヴェナイルターフスプリントの計5鞍の2歳戦が行われる。本稿ではジュヴェナイルとジュヴェナイルターフの2レースの有力馬をご紹介する。

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ジュヴェナイル(ダート8.5f)・現地時間11/2(金)18:05発走

英ブックメーカーWilliamHILLの単上位人気
Game Winner:2.75倍
Complexity:4.50倍
Code Of Honor:7.00倍
Mind Control:11.00倍
Gunmetal Gray:15.00倍

Game Winner(ゲームウイナー)

父・Candy Ride、母・Indyan Giving、母父・A. P. Indy
牡2、B.バファート調教師、J.ロザリオ騎手

・2017年のキーンランドセプテンバーセールにて11万ドルで購買された馬。

・8/18のデビュー戦(ダ6f)→9/3のG1-デルマーフューチュリティ(ダ7f)→9/29のG1-アメリカンファラオS(ダ1m110y)とデビュー3連勝でここへ臨む。

・父は1999年アルゼンチン産。Mr. Prospector系のRide the Rails(その父・Cryptoclearance)産駒。現役時は6戦6勝(亜3勝、米3勝。G1-パシフィッククラシック、G1-サンイシドロ大賞、G1-JSアンチョレナ大賞など重賞4勝)。アルゼンチンで芝マイルの世界レコード1:31.01を出したり、デルマー競馬場のダ10fのコースレコードを出したりと、芝ダート不問の才能の高さを見せつつも怪我で無敗のまま引退。代表産駒は昨年のエクリプス賞年度代表馬・Gun Runner今年の種付料は8万ドル

・母父はSeattle Slew(その父・Bold Reasoning)産駒でG1-BCクラシック、G1-ベルモントSなど重賞6勝。BMSとして多くの活躍馬を輩出しており、Royal Delta(2011年エクリプス賞最優秀3歳牝馬、2012年と2013年のエクリプス賞最優秀古牝馬)、Wait A While(2006年エクリプス賞最優秀3歳牝馬)、Super Saver(G1-ケンタッキーダービー)、Cloud Computing(G1-プリークネスS)などを輩出。

Complexity(コンプレクシティ)

父・Maclean’s Music、母・Goldfield、母父・Yes It’s True
牡2、C.ブラウン調教師、J.オーティズ騎手

・2017年のキーンランドセプテンバーセールにて37.5万ドルで購買された馬。

・9/3のデビュー戦(ダ6f)→10/6のG1-シャンペンS(ダ1m)とデビュー2連勝。

・父は2008年米国産。Distorted Humor(その父・フォーティナイナー)産駒で1戦1勝(このレースでデビュー戦で記録されたBeyer Speed Figureの歴代最高値114を記録)。今年の種付料は2.5万ドル。主な産駒に昨年のG1-プリークネスSを勝ったCloud Computing

・母父はIs It True(その父・Raja Baba)産駒でダート6,7fの重賞を8勝。BMSとして輩出した主な産駒にTerra Promessa(米重賞4勝)や本馬の半姉・Valadorna(米重賞1勝。一昨年の2歳G1-BCジュヴェナイルフィリーズで2着)がいる。

Code Of Honor(コードオブオナー)

父・Noble Mission、母・Reunited、母父・Dixie Union
牡2、C.マゴーヒー調教師、J.ベラスケス騎手

・8/18のデビュー戦(ダ6f)で1着→10/6のG1-シャンペンS(ダ1m)でComplexity(コンプレクシティ)の2着。

・父は2009年英国産。Galileo(その父・Sadler’s Wells)産駒でG1-英チャンピオンSなど重賞6勝。今年の種付料は2万ドル。これまでの産駒の中で最多賞金獲得馬が同馬になる。

・母父はDixieland Band(その父・Northern Dancer)産駒でG1-ハスケル招待Hなど重賞5勝。BMSとして輩出した主な産駒に、G1-メトロポリタンHなど米重賞4勝のMor Spiritがいる。

※ジュヴェナイル過去10年の勝ち馬一覧

2008年・Midshipman
2009年・Vale of York
2010年・Uncle Mo
2011年・Hansen
2012年・Shanghai Bobby
2013年・New Year’s Day
2014年・Texas Red
2015年・Nyquist
2016年・Classic Empire
2017年・Good Magic

ジュヴェナイルターフ(芝8f)・現地時間11/2(金)17:22発走

英ブックメーカーWilliamHILLの単上位人気
Anthony Van Dyck:3.25倍
Line of Duty:4.33倍
Forty Under:11.00倍
Current:12.00倍
Arthur Kitt:13.00倍
Uncle Benny:13.00倍

Anthony Van Dyck(アンソニーヴァンダイク)

父・Galileo、母・、母父・Exceed And Excel
牡2、A.オブライエン調教師、R.ムーア騎手

・6戦3勝。7/26のG3-タイロスS(芝7f)で1着→8/26のG2-フューチュリティS(芝7f)で1着→9/16のG1-ナショナルS(芝7f)で2着→10/13のG1-デューハーストS(芝7f)ではToo Darn Hotの3着。

・父は1998年愛国産のSadler’s Wells(その父・Northern Dancer)産駒。G1-英ダービー、G1-愛ダービー、G1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスSなど重賞4勝。2010年以降、英愛リーディングサイアーの座を継続中。種付料は2002年に5万アイルランドポンドからスタートし、2003年・6万ユーロ→2004年・4万ユーロ→2005年と2006年・3.75万ユーロ→2007年・15万ユーロ、までは公表されていたが以降は「Private」となっている。

・母父はデインヒル(その父・Danzig)産駒でG1-VRCニューマーケットH、G1-MRCインヴィテイションSなど重賞6勝。BMSとして輩出した主な産駒にPrompt ResponseAlizeeAsternなどの豪G1馬がいる。

・半姉のBoundingはニュージーランドのG1馬。3代母のNovember SnowはG1を2勝(アラバマS、テストS)。同じ牝系出身で日本でも活躍した馬にグラスワールド(ダービー卿チャレンジトロフィー)、ヒラボクワイルドなどがいる。

Line of Duty(ラインオブデューティ)

父・Galileo、母・Jacqueline Quest、母父・ロックオブジブラルタル
牡2、C.アップルビー調教師、W.ビュイック騎手

・2017年のタタソールズオクトーバーセールにて557,634ドルにて落札された馬。

・4戦2勝。3戦目で初勝利をあげ、4戦目の前走10/1のG3-コンデ賞(芝1 1/8m)で1着。

Sadler’s Wells 2×4の近親交配となっている点が特徴。

・母父はデインヒル(その父・Danzig)産駒でG1-英2000ギニー、G1-愛2000ギニー、G1-ムーランドロンシャン賞、G1-セントジェイムズパレスSなど重賞9勝。BMSとして輩出した最多賞金獲得馬はミッキーアイルで2位がジェネラーレウーノ、3位がBreton Rock(英重賞4勝)。

Forty Under(フォーティーアンダー)

父・Uncle Mo、母・Argent Affair、母父・ブラックタイアフェアー
牡2、J.エングルハート調教師、M.フランコ騎手

・2017年のファシグティプトンオーガストセールにて18万ドルで落札された馬。

・3戦2勝。7/28のデビュー戦(ダ6f)で9着と敗れた後、2戦目以降は芝のレースを使われ、8/25の2戦目(芝1 1/16m)で1着→9/29のG3-ピルグリムS(芝1 1/16m)で1着。

・父は2008年米国産のIndian Charlie(その父・In Excess)産駒で2歳G1-BCジュヴェナイル、2歳G1-シャンペンSなど重賞3勝。今年の種付料は12.5万ドル。代表産駒はNyquist(G1-ケンタッキーダービー、2歳G1-BCジュヴェナイルなど重賞7勝)。

・母父はMiswaki(その父・Mr. Prospector)産駒で1991年のエクリプス賞年度代表馬で、G1-BCクラシックなど重賞11勝。BMSとして輩出した主な産駒にMastercraftsman(G1-愛2000ギニー、G1-セントジェイムズパレスSなど重賞6勝)。

※ジュヴェナイルターフ過去10年の勝ち馬一覧

2008年・Donativum
2009年・Pounced
2010年・Pluck
2011年・Wrote
2012年・George Vancouver
2013年・Outstrip
2014年・Hootenanny
2015年・Hit It A Bomb
2016年・Oscar Performance
2017年・Mendelssohn