地方2歳注目馬リポート【4】エムエスクイーン(ゴールドウィング賞勝ち馬)

地方競馬の注目2歳馬をランダムに取り上げていくシリーズの第4回。今回は名古屋で7戦7勝、ゴールドウィング賞を制した名古屋のエムエスクイーン(牝2)を取り上げる。相手関係はともかく、これまでの勝利が全て圧勝で7戦して2着馬につけた着差の平均が1.9秒超となっている注目馬である。

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エムエスクイーン

父・バトルプラン、母・ユキノクイーン、母父・タイキシャトル
牝2、竹下直人(愛知)、今井貴大騎手
生産牧場:服部牧場
2017年北海道オータムセールにて334.8万円で落札

戦績

・6/8のデビュー戦(名古屋ダ800)で1着(2.4秒差)→7/5の2戦目(名古屋ダ800)で1着(1.4秒差)→8/29の3戦目(名古屋ダ1400)で1着(2.5秒差)→9/12の4戦目(名古屋ダ1400)で1着(1.4秒差)→10/10の5戦目(名古屋ダ1400)で1着(2.1秒差)10/23のゴールドウィング賞(SP1・名古屋ダ1600)で1着(2.2秒差)とし、重賞制覇。オグリキャップ、オグリローマン、ライデンリーダーなどが制した同レースを制し、無敗で東海地区2歳チャンピオンの座に就いている。その後、11/28の7戦目(名古屋ダ1600)も1着(1.5秒差)とし、現在、7戦7勝。

・ゴールドウィング賞の後に次走として兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)を考えている旨の陣営コメントが出ていたが、結局は回避。12/30のライデンリーダー記念(SP1・笠松ダ1600)へ向かう見込み。

ゴールドウィング賞レース動画

・11頭立てで馬場状態は良。あっさりハナを奪うと、まさに逃げ圧勝。ここではモノが違った印象で他地区の強豪との対戦が楽しみになる内容。

ゴールドウィング賞の時計について

・勝ち時計の1:43.6は施行距離が1600mになった1999年以来の過去17回の内、良馬場で行われた10回の中で3番目の好タイム。

※参考:良馬場で行われた過去のゴールドウィング賞の勝ち時計上位3頭
2013年・1:42.7(リーダーズボード)
1999年・1:43.4(ブラウンシャトレー)
2018年・1:43.6(エムエスクイーン)

・リーダーズボードは通算11戦10勝。唯一の敗戦は遠征した兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)でニシケンモノノフに0.3秒差の3着と敗れたもの。東海3冠の1冠目・駿蹄賞を5馬身差で圧勝した後に屈腱炎を発症し、その後、復帰することなく惜しまれつつ引退。

・ブラウンシャトレーは通算64戦12勝。以前あった金沢の交流重賞・サラブレッドチャレンジカップ(G3)の勝ち馬で、阪急杯(G3)でアドマイヤコジーンの3着と中央芝でも好走。他に交流重賞2着2回、3着6回。地方重賞は大井で3勝、東海で5勝。

血統

・父のバトルプランは2005年米国産のエンパイアメーカー(その父・Unbridled)産駒。3歳11月のデビュー戦で8着と敗れ、4歳1月の2戦目で初勝利。その後、1年ぶりに使われた5歳1月の3戦目で2勝目。そこから3連勝で唯一の重賞勝ちとなる、ニューオーリンズH(G2・ダ9f)を制覇。次走のスティーヴンフォスターH(G1)では1番人気に押されるも、同年のBCクラシックを制し、エクリプス賞最優秀古牡馬に選出されたBlameの2着に敗れ、そのまま引退。

今年の種付料は50万円。主な産駒にブレスジャーニー(東スポ杯2歳S、サウジアラビアロイヤルC)。他に今年の笠松クイーンCを勝ったフセノランなど、地方重賞勝ち馬を複数輩出中。

・母父のタイキシャトルはDevil’s Bag(その父・Halo)産駒で安田記念、マイルチャンピオンシップ(2勝)、スプリンターズS、ジャックルマロワ賞など重賞8勝。BMSとして輩出した主な産駒にワンアンドオンリーレーヌミノルストレイトガールなどがいるが、ダート重賞の勝ち馬はクイーン賞(Jpn3)、東京ダービー、羽田盃、東京2歳優駿牝馬などを勝ったクラーベセクレタのみ。

・尚、父バトルプラン、母父タイキシャトルの配合でネオプリンセス、ペイシャクィーン、本馬と3頭の地方重賞勝ち馬が出ている。

牝系

・母は中央2勝。本馬は3番仔。2番仔ヒデノエーデル(父・バトルプラン)は地方9勝の現役馬。母の伯父にウインドフィールズ(セントライト記念)。

生産牧場

・服部牧場生産の主な活躍馬にディーマジェスティとイシノサンデーの2頭の皐月賞馬がいる。他にフレンチカクタス、ウインドフィールズ、ユウキトップラン、グリム、エーシンビートロンが中央重賞・交流重賞を勝っている。