第1回ペガサスワールドカップターフ(G1)ミニ展望

アエロリットの日本からの参戦で注目を集める新設G1のペガサスワールドカップターフ(芝1900m)のミニ展望をお届けする。レースは現地時間1/26に米フロリダ州のガルフストリームパーク競馬場にてペガサスワールドカップの1つ前の11Rとして行われるが、初代チャンプの座と1着賞金300万ドルを争う一戦は確たる軸馬不在の混戦模様となっている。

※米Equibaseの出馬表は以下をご参照下さい(別タブで開きます)。
http://www.equibase.com/static/entry/GP012619USA11-EQB.html

※以下のオッズは英ブックメーカー・WilliamHILLのもの。

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Yoshida:4.00倍

父・ハーツクライ、母・ヒルダズパッション、母父・Canadian Frontier
牡5、調教師:William Mott

・12戦5勝。一昨年10/7のヒルプリンスS(G3・9f)、昨年5/5のターフクラシックS(G1・9f)と芝の重賞を連勝した後、5着→5着と芝G1で連敗。その後、矛先をダート戦線へ向けると、いきなり9/1のウッドワードS(G1・ダ9f)に勝利。11/3のBCクラシック(G1・ダ10f)へ挑むも4着。2015年のセレクトセール(1歳)にて9400万円で落札されアメリカへ渡った馬で、ノーザンファーム代表の吉田勝巳氏に敬意を表して命名された。

・母は米14戦8勝(重賞5勝)。2011年秋のファシグティプトン・ケンタッキー・ミックスセールにて吉田勝巳氏に122万5千ドルにて落札され、ノーザンファームにて繁殖入り。初仔のジークカイザー(父・ディープインパクト)は現在中央4勝。本馬は2番仔。3番仔のヴェルテアシャフト(父・ディープインパクト)は現在中央2勝、4番仔のシェドゥーヴル(父・オルフェーヴル)は昨年12月の中山での新馬戦(芝2000)を勝ったばかり。

Catapult:4.50倍

父・Kitten’s Joy、母・Gata Bella、母父・Storm Cat
牡6、調教師:John W Sadler

・16戦6勝。昨年7/22のエディーリードS(G2・9f)で重賞初制覇。次走8/19のデルマーマイルH(G2・1m)も勝ち、重賞連勝の勢いで挑んだ11/3のBCマイル(G1・1m)ではExpert Eyeの2着と健闘。

・父のKitten’s Joyは2001年米国産のEl Prado(その父・Sadler’s Wells)産駒で、G1-セクレタリアトSなど米重賞7勝。米BLOOD HORSEによる昨年の北米サイアーランキング1位。昨年は産駒のHawkbillがG1-ドバイシーマクラシックを勝っている。今年の種付料は7.5万ドル

・母は3戦し未勝利(2,3,4着)。祖母Capote BelleはG1-テストSなど米重賞3勝の活躍馬。

アエロリット:5.00倍

父・クロフネ、母・アステリックス、母父・ネオユニヴァース
牝5、調教師:菊沢隆徳(美浦)

・13戦4勝。3歳時にNHKマイルC(G1・芝1600)クイーンS(G3・芝1800)、4歳時に毎日王冠(G2・芝1800)と重賞3勝。

・母は1戦0勝。本馬は初仔。尚、母のアステリックスは現在オーストラリアのアローフィールドスタッドで繋養中。祖母アイルドフランスは仏G3-ミネルヴ賞の勝ち馬。曽祖母ステラマドリッドは米G1-エイコーンS、フリゼットS、メイトロンS、スピナウェイSの勝ち馬。ステラマドリッドを牝祖とする活躍馬にライラックスアンドレース、ラッキーライラック、ミッキーアイル、ダイヤモンドビコー、テイエムジンソク

Bricks And Mortar:6.50倍

父・Giant’s Causeway、母・Beyond The Waves、母父・Ocean Crest
牡5、調教師:Chad C Brown

・7戦5勝、3着2回。3歳2月にデビューすると4連勝で3歳8月のアメリカ競馬名誉の殿堂博物館S(G2・1m1/2f)に勝利(2着はYoshida)。その後、3着(G3)→3着(G3)と連敗した後、1年以上の長期休養に入り、昨年12月のガルフストリームパークでの復帰戦(Allowance・1m)を勝利。

・父のGiant’s Causewayは1997年米国産のStorm Cat(その父・Storm Bird)産駒で、G1-愛チャンピオンS、インターナショナルS、エクリプスSなどG1を6勝、重賞を8勝。2000年のカルティエ賞年度代表馬。昨年4月に21歳で亡くなっている。米BLOOD HORSEによる昨年の北米サイアーランキング19位。主な産駒にShamardal(仏ダービー、仏2000ギニー、セントジェイムズパレスSなど重賞5勝)。

・母は25戦3勝。フランスでデビューし重賞2着3回。後にアメリカに移り、アメリカでも重賞2着1回の戦績を残す。

Magic Wand:6.50倍

父・Galileo、母・Prudenzia、母父・Dansili
牝4、調教師:A P O’Brien

・10戦2勝。5/9のデビュー3戦目で初勝利→6/1の英オークス(G1・1m4f)で4着→6/21のリブルスデイルS(G2・1m4f)で1着→7/21の愛オークス(G1・1m4f)でSea Of Classの5着→8/23のヨークシャーオークス(G1・1m4f)でSea Of Classの5着→9/16のヴェルメイユ賞(G1・1m4f)で2着→10/7のオペラ賞(G1・1m2f)で2着→11/3のBCフィリー&メアターフ(G1・1m3f)で4着。勝ち鞍こそ少ないが牝馬の一線級と大崩れすることなく、そこそこの戦いを繰り広げてきた馬。

・半姉のChicquitaは2013年の愛G1-アイリッシュオークスの勝ち馬。

Channel Maker:13.00倍

父・English Channel、母・In Return、母父・Horse Chestnut
せん5、調教師:William Mott

・21戦4勝。昨年7/28のボウリンググリーンS(G2・1m3f)に勝利→8/25のソードダンサーS(G1・1m4f)でGlorious Empireの2着→9/29のジョーハーシュターフクラシックS(G1・1m4f)に勝利→11/3のBCターフ(G1・1m4f)でEnableの11着。

・父のEnglish Channelは2002年米国産のSmart Strike(その父・Mr. Prospector)産駒で、G1-BCターフなど米重賞7勝、2007年のエクリプス賞最優秀芝牡馬。米BLOOD HORSEによる昨年の北米サイアーランキング17位。主な産駒にHeart To Heart(米重賞11勝)。

・母父のHorse Chestnutは1995年南アフリカ産のFort Wood(その父・Sadler’s Wells)産駒で、1999年に55年ぶりに南アフリカ3冠を達成。2000年にアメリカへ遠征すると、初ダートの遠征初戦・ブラワードH(G3・ダ8.5f)に勝利。その後、左前肢の骨折により引退。BMSとして輩出した主な産駒に英仏で重賞各1勝のPisco Sour。

Next Shares:15.00倍

父・Archarcharch、母・Two Dot Slew、母父・Evansville Slew
せん6、調教師:Richard Baltas

・22戦6勝。昨年10月のシャドウェルターフマイル(G1・1m)で重賞初制覇。次走のBCマイル(G1・1m)ではExpert Eyeの13着と大敗するも、前走1/5のサンガブリエルS(G2・1m1f)を勝利。

・父のArcharcharchは2008年米国産のArch(その父・Kris S.)産駒で、G1-アーカンソーダービーなど米重賞2勝。米BLOOD HORSEによる昨年の北米サイアーランキング28位。主な産駒にMr. Misunderstood(米重賞3勝)。

・母は47戦4勝。3歳11月のデビューから7歳7月までAllowanceレースを中心にタフに駆け抜けた馬で、生涯2回だけ出走した重賞はいずれも7歳時でのもので着順はいずれも4着。曽祖母のRossardは米G1-フラワーボウルHの勝ち馬。