ケンタッキーダービー戦線リポート【2】1戦1勝のハードスパン産駒がいきなり3番人気に浮上!

1/26にデビューした馬がデビュー戦で出色のパフォーマンスを見せ、1戦1勝の身でいきなりケンタッキーダービーのアンティポストにおいて3番人気に浮上しているのでご紹介する。父がハードスパン、母父がエンパイアメーカーといずれも日本で供用されていた馬である点も注目である。

※以下のオッズは英ブックメーカー・WilliamHILLのもの。
※エクイベーススピード指数は米国でブラックタイプ競走へのステータス付与のために、北米国際カタログ基準委員会により算出されるレースクオリティスコアにも利用されているスピード指数。

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Hidden Scroll:13.00倍

父・ハードスパン、母・Sheba Queen、母父・エンパイアメーカー
調教師:William I. Mott
エクイベーススピード指数:115

・1戦1勝。1/26のガルフストリームパークでのデビュー戦(1m)にて、2着馬に14馬身差をつけて快勝。エクイベーススピード指数で115という極めて高い数字を出したこともあり、キャリア1戦で早くもGame Winner(9.00倍)、Improbable(10.00倍)に次ぐ、3番人気の高評価を得ることとなっている

・ちなみにこの「115」という数字はデビュー戦で記録されたBeyer Speed Figureの歴代最高値を出したことで有名な、Maclean’s Music(1戦1勝で引退。種牡馬として一昨年のプリークネスSを勝ったCloud Computingを輩出)がデビュー戦で記録したエクイベーススピード指数と全く同じ数値になり、デビュー戦における歴代最高クラスのパフォーマンスを示したことになる。

・父のハードスパンは2004年米国産のDanzig(その父・Northern Dancer)産駒で、G1-キングズビショップS(7f)など米重賞4勝。他にケンタッキーダービー2着、BCクラシック2着、プリークネスS3着など。2015年産まれ(現4歳)の1世代だけ日本にて供用され、2016年産まれのHidden Scrollはハードスパンが日本からアメリカに戻った直後に輩出された世代にあたる。今年の種付料は4万ドル。ちなみに日本供用時の2014年の種付料は400万円。

・母は未出走。祖母のEtoile Montanteは仏G1-フォレ賞など仏米で重賞3勝。母の半弟Starformerは米重賞4勝。牝系は遡ると1974年のニューヨーク牝馬3冠馬、エクリプス賞最優秀3歳牝馬で、往年の女子テニスの名選手の名前に由来するChris Evertに達するもの。

・母父のエンパイアメーカーは2000年米国産のUnbridled(その父・Fappiano)産駒で、G1-ベルモントSなど米重賞3勝。Hidden Scrollの母・Sheba Queenはエンパイアメーカーのセカンドクロップにあたる。米BLOOD HORSEによる昨年のBMSランキング11位。

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・Hidden Scrollがいきなり3番人気に位置することになった以外は他の馬のオッズは現時点では変わっておらず、顔触れも変わっていない。

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・同馬のデビュー戦快勝を報じている米BLOOD HORSEの記事。全文英語になるがご興味がおありの向きはご一読願いたい。

https://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/231784/hidden-scroll-blitzes-to-impressive-maiden-win