英1000ギニー、英オークス戦線リポート【6】注目の1000ギニー前哨戦・ネルグウィンS

1771年に始まった4月半ばのニューマーケット競馬場の伝統のクレイヴン開催が現地時間4/16、4/17の2日間に渡り開催される。初日のメインレースは1000ギニー前哨戦のネルグウィンS。ミニ展望をお届けする。

同日に同競馬場で行われる、2000ギニーの前哨戦・ヨーロピアンフリーハンデキャップ、フェイルデンSのミニ展望は以下の記事にてご紹介しているのでご参照下さい。

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Nell Gwyn Stakes (G3・7f)現地時間4/16・15:35発走(ニューマーケット競馬場)

1961年創設。過去の優勝馬に2006年のSpeciosa(英1000ギニー)、2000年のPetrushka(愛オークス)、1999年のValentine Waltz(仏1000ギニー)、1986年のSonic Lady(愛1000ギニー)、1985年のOh So Sharp(英1000ギニー、英オークス、英セントレジャー)、1984年のPebbles(英1000ギニー、エクリプスS、チャンピオンS、BCターフ)など。

現時点での英ブックメーカー・WilliamHILLによるアンティポストでオッズがついている馬の出走は以下の6頭(※併記したオッズはアンティポストでの単勝オッズ)。

Main Edition:26.00倍(1000ギニー)

父・Zoffany、母・Maine Lobster、母父・Woodman
調教師:Mark Johnston、騎手:Ryan Moore

・7戦4勝。昨年8/11の英G3-スウィートソレラS(7f)、6/22の英G2-アルバニーS(6f)の勝ち馬。前々走9/16の愛G1-モイグレアスタッドS(7f)では勝ったSkitter Scatterから5馬身差の5着。前走9/28の英G2-ロックフェルS(7f)では勝ったJust Wonderfulから3馬身1/4差の3着

・父のZoffanyは2008年愛国産のDansili(その父・デインヒル)産駒で、愛2歳G1-フィーニクスSなど2歳重賞のみを2勝。3歳以降は英G1-セントジェイムズパレスSでFrankelの2着(着差は3/4身差)などの戦績を残したが結果、未勝利。自身の早熟性を産駒が受け継いでおり、昨年産駒が2歳重賞を7勝。この数字を超えているのはGalileoのみである

・半兄のMajor Cadeauxは英重賞3勝。祖母のCapadesは米G1-セリマSなど米重賞6勝。

Mot Juste:26.00倍(1000ギニー)

父・Distorted Humor、母・Time On、母父・Sadler’s Wells
調教師:Roger Varian、騎手:Andrea Atzeni

・4戦2勝。前走10/12の英G3-オーソーシャープS(7f)を勝利。今回はその時の2着馬、3着馬との再戦となるが、上位3頭が1馬身の圏内に収まった接戦だっただけに、力量差は少ない印象。

・父のDistorted HumorはFunny Cide(ケンタッキーダービー、プリークネスS)、Drosselmeyer(ベルモントS)とアメリカのクラシックホースは輩出しているが欧州ではクラシックホースは未輩出。

母のTime Onは仏G2-マルレ賞の勝ち馬祖母のTime Awayは英G3-ムシドラSの勝ち馬。従姉のCursory Glance(父は本馬と同じDistorted Humor)は愛2歳G1-モイグレアスタッドS、英2歳G3-アルバニーSの勝ち馬。

Angel’s Hideaway:34.00倍(1000ギニー)

父・Dark Angel、母・The Hermitage、母父・Kheleyf
調教師:John Gosden、騎手:Robert Havlin

・8戦2勝。昨年7/28の英G3-キーンランドS(6f)の勝ち馬。前走10/12の英G3-オーソーシャープS(7f)では勝ったMot Justeと3/4身差の2着

・父のDark AngelはBattaash(アベイドロンシャン賞)、Harry Angel(ジュライC、スプリントC)、Lethal Force(ジュライC、ダイヤモンドジュビリーS)など、スプリント路線で活躍する産駒を多く輩出。

・従兄のCharlie Farnsbarnsは英G3-ニューマーケットダーレーSの勝ち馬。従兄のFalestは伊G3-テュディニ賞の勝ち馬。

Look Around:41.00倍(1000ギニー)

父・Kingman、母・Magic America、母父・High Yield
調教師:Andrew Balding、騎手:Oisin Murphy

・4戦2勝。前走8/25の英G3-プレステイジS(7f)では勝ったAntonia De Vegaと3馬身1/4差の7着。

・Kingman産駒は現3歳がファーストクロップになるが、既に2頭の重賞勝ち馬を輩出(CalyxPersian King)。今年の種付料は7万5000ドル。

母のMagic Americaは仏G3-ミエスク賞の勝ち馬

Qabala:41.00倍(1000ギニー)

父・Scat Daddy、母・Entwine、母父・エンパイアメーカー
調教師:Roger Varian、騎手:David Egan

・1戦1勝。昨年9/29のデビュー戦(7f)を勝利して以来のレースとなる。

・Scat Daddy産駒は昨年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬のSkitter Scatterが1000ギニーの有力馬となっているが、他にはまだこれといった存在が出てきていない状況。本馬のようなキャリアの浅い馬の中から大物候補が出てくる可能性があるのがScat Daddy産駒なだけにどうなるか。

祖母のFluteは米G1-ケンタッキーオークス、アラバマSの勝ち馬。従姉のWeep No Moreは米G1-アッシュランドSの勝ち馬。従兄のCurrentは米G3-バーボンSの勝ち馬。

Sunday Star:51.00倍(1000ギニー)

父・Kodiac、母・Northern Star、母父・Montjeu
調教師:Ed Walker、騎手:Gerald Mosse

・4戦1勝。前走10/12の英G3-オーソーシャープS(7f)では勝ったMot Justeと1馬身差の3着

・Kodiacの種付料は初年度(2007年)の5000ユーロから上昇を続け、今年は6万5000ユーロ。現3歳では昨年、Fairylandが英2歳G1-チェヴァリーパークSを制覇し、Best Solution(コーフィールドC、バーデン大賞、ベルリン大賞)、Tiggy Wiggy(チェヴァリーパークS)に続くKodiac産駒3頭目のG1馬となっている。

・4代母のCorrazonaは米G1-ビヴァリーヒルズHなど米仏で重賞4勝。

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