先週のセール出身勝利馬【2】ミコジェンヌ、ネイチャーレット

先週のセール出身勝利馬の中から取引価格が安い馬を取り上げてご紹介するコーナーの第2回。馬主の方の相馬眼、選択を顕彰するとともに、馬主として愛馬が勝利をあげるために、どういう馬をどのセリで購買すればいいのか(出来ればなるべく安く)、実例に学んでいこうという趣旨のコーナーである。

ミコジェンヌ 牝2

プロフィール

父・プリサイスエンド、母・ムーンライトソング、母父・ステイゴールド
生産者・松栄牧場、(美)谷原義明、ルメール
2016年北海道サマーセール:取引価格162万円
現在の総賞金:780万円

戦歴

10/7(土)の東京ダ1300mの未勝利戦を1着。前走の中山ダ1200mの新馬戦で2着だっただけに、順当勝ちといったところ。鞍上にルメールが確保出来た時点で馬主として安心感はかなり上がることだろう。

血統

母は12戦0勝(2着2回)。本馬は4番仔で母が9歳の時の産駒。以下の過去記事の中の第10章の母馬の出産順位の表をご覧頂くと初仔から4番仔までの間の活躍馬のパーセンテージが高くなっていることが分かるが、ミコジェンヌはこの条件に該当していると言える。

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メモ

プリサイスエンド産駒の中央ダートでのAEIは1.30(2011年)→0.95(2012年)→1.00(2013年)→0.97(2014年)→1.57(2015年)と推移していた。ちなみにセールのあった昨年のAEIは1.33で、今年の現時点のAEIは1.51。ダートで堅実に稼ぐ産駒を輩出することには定評がある種牡馬。ちなみにこれまでにセールで取引されたプリサイスエンド産駒は146頭いるが、この内、94頭は500万円未満で取引されており、取引価格の割にはよく稼ぐ馬が多い、と言える。


ネイチャーレット 牡4

プロフィール

父・タニノギムレット、母・ネヴァカグラ、母父・アグネスタキオン
生産者・藤原牧場、(美)根本康広、野中悠太
2014年北海道オータムセール:取引価格216万円
現在の総賞金:5517.9万円

戦歴

本馬は2歳10月のデビュー以降、5戦未勝利だったが、6戦目の3歳7月に福島芝1800mの未勝利戦を勝ち、次走の新潟芝2000mの500万下を勝ち2連勝。続いて挑んだセントライト記念は4着(ディーマジェスティと0.4秒差)と敗れたが、次走の10月の東京芝2400mの1000万下は1番人気で勝利。このレースの後、6連敗していたが、10/7(土)の東京芝2400mの本栖湖特別(1000万下・ハンデ)を9番人気で勝利

血統

母は未出走。本馬は5番仔で母が10歳の時の産駒。以下の過去記事の中の第10章の母馬の出産順位の表では、5番仔の活躍馬のパーセンテージは10.7%。3代母は桜花賞馬・シャダイカグラ。

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メモ

2014年前後のタニノギムレットのサラ総合サイアーランキングは2012年が18位(AEI:0.92)、2013年が20位(AEI:0.79、2014年が24位(AEI:0.71)。2014年は5月にハギノハイブリッドがG2-京都新聞杯を勝った年にあたる。