仏パリロンシャン競馬場にて行われたG1-ロワイヤルオーク賞、2歳G1-クリテリウムアンテルナシオナルのレース結果と動画をお届けする。

Prix Royal-Oak(G1・3100m・3歳以上)

・1861年にプランスアンペリアル賞として創設。位置付けとしてはフランス版セントレジャーとして創設されたレースだが、1979年に古馬にも開放され現在に至る。1985年に同年の日本ダービー馬・シリウスシンボリが出走し3着。

1着:Technician

牡3、父・Mastercraftsman、母・Arosa、母父・Sadler’s Wells
調教師:Martyn Meade、騎手:Pierre-Charles Boudot

・馬場状態はHeavy(TRES LOURD=フランス競馬の馬場状態では最も悪く、ペネトロメーターの計測値は5.1)。道中3,4番手を追走していたTechnicianとCall The Windが直線、抜け出す形。先に外から差したTechnicianを内からCall The Windもよく追い詰めたが、最後までTechnicianが粘り込み1着。

・今回の勝利で通算10戦5勝、重賞3勝目。前走の仏G2-ショードネイ賞に続く重賞連勝。これまでの重賞勝ちは馬場状態がSoft、Very Soft、Heavyで、道悪適性の高さは折り紙付きの一頭。来年のロイヤルアスコットのゴールドカップあたりが今後の大目標となろうが、現在、ウィリアムヒルのアンティポストではStradivarius、Kew Gardens、Dee Ex Bee、Cross Counterに次ぐ5番人気(21.0倍)の評価となっている。

 1着:[2019/10/27]ロワイヤルオーク賞(仏G1・3100m・パリロンシャン)
 1着:[2019/10/05]ショードネイ賞(仏G2・3000m・パリロンシャン)
 1着:[2019/08/17]ジェフリーフリアS(英G3・1m5f61yds・ニューベリー)

・父のMastercraftsmanは2006年愛国産のDanehill Dancer産駒。現役時は12戦7勝、セントジェームズパレスS、アイリッシュ2000ギニー、ナショナルS、フェニックスSの4つのG1を含む重賞6勝。主な産駒にThe Grey Gatsby(仏ダービー、アイリッシュチャンピオンS)、Alpha Centauri(ジャックルマロワ賞、ファルマスS、コロネーションS、アイリッシュ1000ギニー)など。今年の種付料は3万ユーロ。

・母のArosaは6戦1勝。祖母のSharataはシャーラスタニ(英愛ダービーなど重賞4勝)の半妹。Sharataの直仔のCrimson Tide、Pharatta、Tamarindはいずれも重賞勝ち馬で、Sharataの曾孫のRecoletosはムーランドロンシャン賞、イスパーン賞の2つのG1を含む重賞5勝。

2着:Call The Wind(1馬身1/4差)

せん5、父・Frankel、母・In Clover、母父・Inchinor
調教師:F Head、騎手:Olivier Peslier

3着:Holdthasigreen(3馬身半差)

せん7、父・Hold That Tiger、母・Greentathir、母父・Muhtathir
調教師:B Audouin、騎手:Tony Piccone

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2019-10-27/743694

Criterium International(G1・1400m・2歳牡馬、牝馬)

・2001年にフランスギャロが2歳馬路線の改編を行った際に、サラマンドル賞を廃止し新たに創設されたレース。創設以降、サンクルー競馬場にて施行されてきたが昨年はシャンティイ競馬場で代替開催、今年よりパリロンシャン競馬場にて施行される。

1着:Alson

牡2、父・Areion、母・Assisi、母父・Galileo
調教師:Jean-Pierre Carvalho、騎手:Frankie Dettori

・馬場状態はHeavy(TRES LOURD=フランス競馬の馬場状態では最も悪く、ペネトロメーターの計測値は5.1)。2頭が取り消したため、2頭立てのレースとなったが、終始手応え優勢のAlsonが直線半ばでは大差をつけ、AlsonもArmoryも最後は追われる事なく馬なりでゴール。この勝利で鞍上のFrankie Dettori騎手は今年G1レース19勝目。通算のG1勝利数は251となっている。

・今回の勝利で通算5戦3勝、重賞2勝目。デビュー3戦目でドイツに遠征し初重賞制覇。その後、前走10/6の仏G1-ジャンリュックラガルデール賞に出走しVictor Ludorumから3/4身差の2着とし、ここへ臨んでいた。

 1着:[2019/10/27]クリテリウムアンテルナシオナル(仏G1・1400m・パリロンシャン)
 1着:[2019/08/31]ツークンフツレネン(独G3・1400m・バーデンバーデン)

・父のAreionは1995年独国産のBig Shuffle産駒。現役時は独G2-ゴールデネパイチェ、独G3-ホルステントロフィー(2勝)の重賞3勝。父系はBold Ruler直系で、Bold Ruler→Boldnesian→Bold Reasoning→Super Concorde→Big Shuffle→Areion、となる。これまでに本馬を含めて25頭の重賞勝ち馬をドイツを中心に輩出しているが、産駒のG1勝利は今回が初

・半兄のAncient Spirit(父・Invincible Spirit)は独G2-メールミュルヘンスレネン、独G2-エッティンゲンレネンの勝ち馬。祖母のAmarette(父・Monsun)は独G1-ディアナ賞(ドイツオークス)、独G3-シュヴァルツゴルトレネンの勝ち馬。近親(母の従弟)のAlmandin(父・Monsun)は豪G1-メルボルンC、豪G1-H.E.タンクレッドS、独G2-バーデン企業大賞、豪G3-ザ・バートカミングスの勝ち馬。

2着:Armory(20馬身差)

牡2、父・Galileo、母・After、母父・Danehill Dancer
調教師:A P O’Brien、騎手:Donnacha O’Brien

・タイロスS、フューチュリティSと重賞連勝し、一時は来年のクラシック候補として期待を集めた馬だがその後、ナショナルSではPinatuboから9馬身差の2着→ジャンリュックラガルデール賞ではVictor Ludorumから1馬身差の3着。今回は前走でそれほど差が無かったAlsonとの再戦だったが、終始手応えが劣勢で、道悪だけが敗因とは思えない着差をつけられての大敗。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2019-10-27/743695