西オーストラリア州パースにあるアスコット競馬場にて行われたG1-キングストンタウンクラシック(1800m)、英サンダウン競馬場にて行われた障害G1-ティングルクリークチェイス(1m7f119y)、4月のグランドナショナルと同じナショナルコースで行われた英エイントリー競馬場での障害G3-ビーチャーチェイス(3m1f188y)のレース結果と動画をお届けする。

Magic Millions-Kingston Town Classic(G1・1800m・3歳以上・豪アスコット競馬場)

・キングストンタウンクラシックは1976年にMarlboro 50,000として創設。以後、頻繁にレース名が変わってきたが、2007年より現在の名称に改称。レース名のKingston Townは41戦30勝、コックスプレート3連覇などG1を14勝したオーストラリア競馬殿堂入りの名馬。

1着:Kay Cee

牝3、父・Playing God、母・Flirt ‘N’ Hope、母父・McFlirt
調教師:Neville Parnham、騎手:Steven Parnham

・直線で最内を突いたKay Ceeが逃げ込み態勢に入っていたGailo Chopを内から豪快に差し切って1着。

・今回の勝利で通算8戦4勝、重賞初制覇。近2走はアスコットでの3歳限定の重賞を使われ、11/16のG3-ウエストオーストラリアンチャンピオンフィリーズS(1600m)で3着、連闘で挑んだ11/23のG2-ウエストオーストラリアンギニー(1600m)で2着とし、ここへ臨んでいた。今回の勝利で2010年と2011年にこのレースを連覇していた父・Playing Godとの親子制覇を達成。Playing Godも同じNeville Parnham師の管理馬で、両年ともジョッキーは今回と同じSteven Parnham。

 1着:[2019/12/07]キングストンタウンクラシック(G1・1800m・アスコット)

・父のPlaying Godは2007年豪州産のBlackfriars(その父・デインヒル)産駒。現役時は42戦8勝、G1-キングストンタウンクラシック(2勝)、G2-ウエストオーストラリアンギニー、G3-ノーザリーSの勝ち馬。このレースの前までの現時点での豪サイアーランキング87位。

・母のFlirt ‘N’ Hopeは1戦未勝利(14頭立て11着)。母父のMcFlirtは1994年新国産のKaapstad(その父・Sir Tristram)産駒。現役時に重賞勝ちはなし。

2着:Gailo Chop(3/4身差)

せん8、父・Deportivo、母・Grenoble、母父・Marignan
調教師:Matthew Williams、騎手:John Allen

3着:Best Of Days(半馬身差)

せん5、父・Azamour、母・Baisse、母父・High Chaparral
調教師:James Cummings、騎手:Brad Rawiller

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/518/ascot-aus/2019-12-07/746397

Betfair Tingle Creek Chase(G1・1m7f119y・4歳以上・英サンダウン競馬場)

・ティングルクリークチェイスは1979年創設。レース名のTingle Creekは70年代に活躍した名障害馬。昨年の勝ち馬・AltiorはチェルトナムフェスティバルのG1-クイーンマザーチャンピオンチェイスを2018,2019年と連覇中でチェイスの短距離路線を席捲している存在。

1着:Defi Du Seuil

せん6、父・Voix Du Nord、母・Quarvine Du Seuil、母父・Lavirco
調教師:Philip Hobbs、騎手:Barry Geraghty

・最終障害飛越後に抜け出した1番人気のDefi Du Seuilと、差し返しを狙う内のUn De Sceauxがゴール前まで接戦を繰り広げたが、最後は外のDefi Du Seuilが凌ぎ切り1着。観衆の歓声が凄く響く最後の攻防は見応えのあるもの。

・今回の勝利で通算19戦13勝、G1は6勝目重賞9勝目2017年と2019年のチェルトナムフェスティバルでハードルとチェイスでG1を制している馬で、実績は豊富。現在、ウィリアムヒルでは来年3月のチェルトナムフェスティバル2日目に行われるG1-クイーンマザーチャンピオンチェイス、3日目に行われるG1-ライアンエアーチェイスで上位人気に推されている存在。

 1着:[2019/12/07]ティングルクリークチェイス(G1・1m7f119yds・サンダウン)
 1着:[2019/11/17]チェルトナムチェイス(G2・1m7f199yds・チェルトナム)
 1着:[2019/03/14]JLTノーヴィシスチェイス(G1・2m3f168yds・チェルトナム)
 1着:[2019/02/02]シリーアイルズノーヴィシスチェイス(G1・2m4f10yds・サンダウン)

 1着:[2017/04/06]ドームバーアニバーサリー4歳ジュヴェナイルハードル(G1・2m209yds・エイントリー)
 1着:[2017/03/17]JCBトライアンフハードル(G1・2m179yds・チェルトナム)
 1着:[2017/01/28]JCBトライアンフトライアルジュヴェナイルハードル(G2・2m179yds・チェルトナム)
 1着:[2016/12/27]ファイナルジュヴェナイルハードル(G1・2m11yds・チェプストウ)
 1着:[2016/11/12]ジュヴェナイルハードル(G2・2m87yds・チェルトナム)

・父のVoix Du Nordは2001年仏国産のValanour(その父・Lomond)産駒。現役時は仏G1-リュパン賞(2100m)、仏2歳G1-クリテリウムドサンクルー(2000m)、仏G2-ノアイユ賞(2200m)の勝ち馬。既に2013年に亡くなっている馬だが、優秀な障害馬をこれまでに多く送り出しており、来年3月のG1-チェルトナムゴールドカップの最有力馬・Kemboy(チェイス7勝、ハードル1勝)、G1-クリマスマスハードルなどハードル7勝、チェイス6勝のVroum Vroum Magらを輩出。

2着:Un De Sceaux(クビ差)

せん11、父・Denham Red、母・Hotesse De Sceaux、母父・April Night
調教師:W P Mullins、騎手:Paul Townend

3着:Waiting Patiently(3/4身差)

せん8、父・Flemensfirth、母・Rossavon、母父・Beneficial
調教師:Ruth Jefferson、騎手:Brian Hughes

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/54/sandown/2019-12-07/744489

Randox Health Becher Handicap Chase(G3・3m1f188y・6歳以上・英エイントリー競馬場)

・ビーチャーチェイスは4月のグランドナショナルで使用されるナショナルコースで行われる年間5つある競走の内の1つ。2004年の勝ち馬・Silver Birchは3年後にグランドナショナルを制覇、2001年の勝ち馬・Amberleigh Houseも3年後にグランドナショナルを制覇している。4月のグランドナショナルをイメージしながら観戦したいレース。

1着:Walk In The Mill

せん9、父・Walk In The Park、母・Libre Amour、母父・Lost World
調教師:Robert Walford、騎手:James Best

・最終障害を先頭で飛越したWalk In The Millがそのまま逃げ込んで1着。2017年のグランドナショナルの勝ち馬・One For Arthurは5着。

昨年に続きこのレースを制覇。今年4/6のグランドナショナルは勝ったTiger Rollから16馬身差の4着。戦績からもエイントリーのナショナルコースへの適性は文句なく、ウィリアムヒルの現在のグランドナショナルのアンティポストでは、グランドナショナル3連覇がかかるTiger Roll(7.0倍)に次ぐ、2番人気の21.0倍に推されている。

 1着:[2019/12/07]ビーチャーチェイス(G3・3m1f188y・エイントリー)
 1着:[2018/12/08]ビーチャーチェイス(G3・3m1f188y・エイントリー)

・父のWalk In The Parkは2002年愛国産のMontjeu産駒。現役時は1勝のみに終わったが2005年の英ダービーでMotivatorの2着。主な産駒にハードルで5勝、チェイスで10勝をあげた活躍馬・Douvan、今年のグランドナショナルミーティングでのG1-メリングチェイスを制したMinなど。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/32/aintree/2019-12-07/743418