米ニューヨーク市のアケダクト競馬場にて行われたG1-シガーマイルH、米カリフォルニア州のロスアラミトス競馬場にて行われた2歳牝馬G1-スターレットSと、両競馬場で行われた他の2歳重賞3鞍(ロスアラミトスフューチュリティ、デモワゼルS、レムゼンS)のレース結果と動画をお届けする。

Cigar Mile(G1・Handicap・ダ1m・3歳以上・アケダクト競馬場)

・1988年にNYRAマイルハンディキャップとして創設。1997年に名馬・Cigar(が最初に勝ったG1がこのレース)を記念して改称。過去の主な勝ち馬にForty Niner(1988年)、Cigar(1994年)、Congaree(2002,2003年)、Stay Thirsty(2012年)、Tonalist(2015年)など。

1着:Maximum Security

牡3、父・ニューイヤーズデイ、母・Lil Indy、母父・Anasheed
調教師:Jason Servis、騎手:Luis Saez

・ハナを切ったMaximum Security、番手につけたSpun To Runの両馬が行った行ったの競馬で1着、2着。

・今回の勝利で通算9戦7勝、G1は3勝目重賞4勝目。5/4のケンタッキーダービーで1着入線→17着へ降着、となって以降、6/16の復帰戦のリステッド(ダ8.5f)で2着と敗れたが、その後これでブリーダーズカップを使わずに3連勝。今後のターゲットは年明け1/25のペガサスワールドカップ、2/29のサウジカップ、3/28のドバイワールドカップ辺りになりそうで、どこに出走するとしても有力馬になる存在。オーナーのゲイリー&メアリー・ウエスト夫妻は父のニューイヤーズデイの馬主でもある。

 1着:[2019/12/07]シガーマイルH(G1・ダ1m・アケダクト)
 1着:[2019/10/26]ボールドルーラーH(G2・ダ7f・ベルモントパーク)
 1着:[2019/07/20]ハスケル招待S(G1・ダ9f・モンマスパーク)
 1着:[2019/03/30]フロリダダービー(G1・ダ9f・ガルフストリームパーク)

・父のニューイヤーズデイは2011年米国産のStreet Cry産駒。現役時はBob Baffert師に管理され、3戦2勝。2戦1勝の身で臨んだG1-BCジュヴェナイル(ダ8.5f)で1着。セカンドクロップとなる本馬が代表産駒で、他にBourbon Resolution、Café Du Mondeが重賞勝ち馬となっている。昨年ブラジルの生産者に購買されていたが、今年社台スタリオンステーションに売却され、10/18に既にスタッドインしている。2020年の種付料は300万円。

・母のLil Indyは19戦2勝。伯父のFlat Outは米G1-シガーマイルH、米G1-ジョッキークラブゴールドカップ(2勝)など重賞6勝。

2着:Spun To Run(3馬身半差)

牡3、父・ハードスパン、母・Yawkey Way、母父・Grand Slam
調教師:Juan Carlos Guerrero、騎手:Irad Ortiz Jr

3着:True Timber(2馬身差)

牡5、父・Mineshaft、母・Queen’s Wood、母父・Tiznow
調教師:Kiaran McLaughlin、騎手:Joe Bravo

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/255/aqueduct/2019-12-07/746879

Starlet Stakes(G1・ダ8.5f・2歳牝馬・ロスアラミトス競馬場)

・1974年創設。2013年まではハリウッドスターレットSとして施行されていたが、ハリウッドパーク競馬場の閉鎖により、名称と施行場が変更。過去の主な勝ち馬にGoodbye Halo(1987年、G1を7勝、キングヘイローの母)、Serena’s Song(1994年、G1を11勝)、Cara Rafaela(1995年、Bernardiniの母)、Sharp Cat(1996年、G1を7勝)、Blind Luck(2009年、G1を6勝)、Abel Tasman(2016年、G1を6勝)など。

1着:Bast

牝2、父・Uncle Mo、母・Laffina、母父・Arch
調教師:Bob Baffert、騎手:Drayden Van Dyke

・5頭立てのレース。Bastがハナを切り、直後にDonna Veloceがつける展開。直線は人気両馬の一騎打ちとなったが、ラクに逃げていたBastの脚色は衰える事無く、そのまま逃げ切り勝ち。

・今回の勝利で通算5戦3勝、重賞(全てG1)3勝目。デビュー戦で2着と敗れるも、以後、G1を連勝。前走11/1のサンタアニタでのG1-BCジュヴェナイルフィリーズ(ダ8.5f)では上位人気に推されていたが3着。今回はBCジュヴェナイルフィリーズ2着馬・Donna Veloceを降しての勝利で、脚質的に少頭数で無理なくハナを奪えるレースでは今後も勝ち鞍を重ねていきそうな存在。2017年のキーンランド11月セールにて20万ドルにて購買され、2018年のサラトガ8月1歳セールにて50万ドルにて購買された馬。

 1着:[2019/12/07]スターレットS(G1・ダ8.5f・ロスアラミトス)
 1着:[2019/09/27]シャンデリアS(G1・ダ8.5f・サンタアニタ)
 1着:[2019/08/31]デルマーフューチュリティS(G1・ダ7f・デルマー)

・父のUncle Moは2008年米国産のIndian Charlie産駒。現役時はBCジュヴェナイル、シャンペンSの2つの2歳G1を含む重賞3勝、2010年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬。主な産駒にケンタッキーダービー、BCジュヴェナイル、フロリダダービー、フロントランナーS、デルマーフューチュリティの5つのG1を含む重賞7勝のNyquist。現時点の北米サイアーランキング12位。2020年の種付料は12万5000ドル。

・父のUncle Moの母父がArchで、本馬の母父もArch。Archのかなり濃いインブリードを持つ点が特徴的な血統構成。

・母のLaffinaは4戦未勝利。従姉のFaultはG1-サンタマルガリータSなど重賞4勝。

2着:Donna Veloce

牝2、父・Uncle Mo、母・Coin Broker、母父・Montjeu
調教師:Simon Callaghan、騎手:Flavien Prat

3着:K P Dreamin

牝2、父・Union Rags、母・Litigating、母父・Point Given
調教師:Jeff Mullins、騎手:Ruben Fuentes

※EQUIBASEのChart

クリックしてLRC120719USA7.pdfにアクセス

Los Alamitos Futurity(G2・ダ8.5f・2歳・ロスアラミトス競馬場)

・1981年にハリウッドフューチュリティとして創設。2007年からはスポンサーの交代によりキャッシュコールフューチュリティに、2014年からは施行場変更に伴い現在の名称に改称。今年よりG2に降格。過去の主な勝ち馬にA.P. Indy(1991年)、Real Quiet(1997年)、Captain Steve(1999年)、Point Given(2000年)、Pioneerof the Nile(2008年)、Lookin at Lucky(2009年)など。

1着:Thousand Words

牡2、父・Pioneerof The Nile、母・Pomeroys Pistol、母父・Pomeroy
調教師:Bob Baffert、騎手:Flavien Prat

・4頭立てのレース。直線での脚色は外のAnneau D’Orのほうが優勢にも見えたが、馬体が合わさる形になると内からThousand Wordsが伸び返し、しぶとく勝利をもぎ取っている。

・今回の勝利で通算2戦2勝。10/26のサンタアニタでのデビュー戦(ダ6.5f)を勝ち、ここへ臨んでいた。1番人気のBCジュヴェナイル2着馬・Anneau D’Or、3着馬・Wrecking Crewらを降しての勝利で、名伯楽が今年もケンタッキーダービー候補をまた1頭、新たに送り込むこととなっている。2018年のキーンランド9月1歳セールにて100万ドルにて購買された高額馬。

 1着:[2019/12/07]ロスアラミトスフューチュリティ(G2・ダ8.5f・ロスアラミトス)

・父のPioneerof The Nileは2006年米国産のエンパイアメーカー産駒。現役時は10戦5勝、G1-サンタアニタダービー(AW9f)、2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の2つのG1を含む重賞4勝。今年3月に心臓発作により急死している。代表産駒はセカンドクロップのAmerican Pharoah(米クラシック3冠、BCクラシックなど重賞9勝)。現時点の北米サイアーランキング28位。

母のPomeroys Pistolは14戦5勝、フォワードギャルS、シュガースワールS、ギャラントブルームHの米重賞3勝。他にG1での2着が2回あり、2011年のBCフィリー&メアスプリントでは4着

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1307/los-alamitos/2019-12-07/746916

Remsen Stakes(G2・ダ9f・2歳・アケダクト競馬場)

1着:Shotski

牡2、父・Blame、母・She Cat、母父・Bluegrass Cat
調教師:Jeremiah O’Dwyer、騎手:Luis Saez

・ハナを切ったShotskiがそのまま逃げ切り勝ち。

・今回の勝利で通算4戦2勝、重賞初制覇。前走10/27のチャーチルダウンズでのストリートセンスS(Black Type・ダ1m)で4着と敗れ、ここへ臨んでいた。2018年ファシィグティプトン10月1歳馬セールにて2万5000ドルにて購買された馬。

 1着:[2019/12/07]レムゼンS(G2・ダ9f・アケダクト)

・父のBlameは2006年米国産のArch産駒。現役時は13戦9勝、BCクラシック(Zenyattaを降す)、ホイットニーH、スティーヴンフォスターHの3つのG1を含む重賞6勝。これまでに4頭のG1馬(Marley’s Freedom、Senga、Fault、Abscond)を輩出。現時点の北米サイアーランキング57位。今年の種付料は3万ドル。

・母のShe Catは4戦未勝利。従姉のDynaslewはボールストンスパH、ボーゲイSの米重賞2勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/255/aqueduct/2019-12-07/746882

Demoiselle Stakes(G2・ダ9f・2歳牝馬・アケダクト競馬場)

1着:Lake Avenue

牝2、父・Tapit、母・Seventh Street、母父・Street Cry
調教師:William Mott、騎手:Junior Alvarado

・大外枠のLake Avenueがジワっと無理なく外からハナを取りに行き、2角過ぎには先頭に立つ展開。終始、手応え良くレースを主導し、直線もバテることなく2着に4馬身差をつけて快勝。

・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。10/6のベルモントパークでのデビュー戦(ダ6f)で2着と敗れ、11/14のアケダクトでの2戦目(ダ7f)で初勝利をあげ、ここへ臨んでいた。ゴドルフィンの自家生産馬。

 1着:[2019/12/07]デモワゼルS(G2・ダ9f・アケダクト)

・父のTapitは2001年米国産のPulpit産駒。現役時は6戦3勝、G1-ウッドメモリアルS、G3-ローレルフューチュリティの勝ち馬。2014年~2016年の北米リーディングサイアー。主な産駒にFrosted(メトロポリタンH、ウッドメモリアルS、ホイットニーS)、Untapable(BCディスタフなどG1を5勝)、Tonalist(ベルモントSなどG1を4勝)など。2020年の種付料は20万ドル。

母のSeventh Streetは10戦5勝、G1-アップルブラッサムH、G1-ゴーフォーワンドHの勝ち馬。叔父のReynaldothewizardはG1-ドバイゴールデンシャヒーンなど重賞3勝。従姉のAmerican GalはG1-テストS、G1-ヒューマナディスタフSなど重賞3勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/255/aqueduct/2019-12-07/746881