12/18(水)に川崎競馬場にて行われる全日本2歳優駿(Jpn1)の出走予定馬のプロフィールを2回に分けてご紹介する。今回はJRA所属馬5頭について触れる。出走投票は12/15(日)になるが、既に補欠馬繰り上がり期限(12/12)は過ぎており、あらかたJRA所属馬はこの5頭が出走見込みである。

アイオライト

牡2、父・ローレルゲレイロ、母・ステラアクトレス、母父・オペラハウス
調教師:武藤善則(美浦)、騎乗予定騎手:武藤雅
生産牧場:南部功、セリ取引価格:270万円(2018年・北海道サマーセール)

・4戦2勝。デビューから2戦は芝のレースを使い4着→3着。3戦目の9/15の中山での2歳未勝利戦(ダ1200・良)で1着→12/1の中山での2歳1勝クラス(ダ1200・良)で1着

・父のローレルゲレイロは2004年新冠産のキングヘイロー産駒。現役時は31戦5勝、スプリンターズS、高松宮記念、阪急杯、東京新聞杯の勝ち馬。地方重賞を勝った馬は輩出しているが、中央重賞、交流重賞を勝った産駒は未だ無く、サラ総合のサイアーランキングは昨年の86位が最高で、現時点は97位。優駿スタリオンステーションにて繋養中で今年度の種付料は20万円。

・母のステラアクトレスは千代田牧場の生産馬で地方2勝。曽祖母のイットーは15戦7勝、高松宮杯、スワンSの勝ち馬で、1973年の優駿賞最優秀3歳牝馬、1975年の同最優秀5歳以上牝馬。イットーからハギノカムイオーハギノトップレディが輩出されたのはご承知の通り。

イロゴトシ

牡2、父・ヴァンセンヌ、母・イロジカケ、母父・クロフネ
調教師:牧田和弥(栗東)、騎乗予定騎手:幸英明
生産牧場:本田土寿

・5戦2勝。デビュー2戦目、8/10の小倉での2歳未勝利戦(芝1200・良)で1着→8/24の小倉でのひまわり賞(芝1200・良)で1着→10/5の東京でのG3-サウジアラビアRC(芝1600・良)で9着→11/27の園田でのJpn2-兵庫ジュニアグランプリ(ダ1400・良)で勝ったテイエムサウスダンから2秒3差の7着。

・父のヴァンセンヌは2009年白老産のディープインパクト産駒で、母は1996年のJRA賞最優秀スプリンターのフラワーパーク。現役時は16戦6勝、東京新聞杯の勝ち馬で、安田記念2着、京王杯スプリングC2着。現2歳がファーストクロップで40頭が血統登録されている。派手な産駒実績はまだないが、現時点で中央のAEI=0.88、CPI=0.50で、繁殖牝馬の質以上の産駒実績は残している。レックススタッドにて繋養中で今年度の種付料は30万円。

・母のイロジカケは中央12戦未勝利。祖母のリッジローズ(父・Sadler’s Wells)が輸入基礎牝馬で、英3戦未勝利。イロゴトシは初仔。

キメラヴェリテ

牡2、父・キズナ、母・ルミエールヴェリテ、母父・Cozzene
調教師:中竹和也(栗東)、騎乗予定騎手:福永祐一
生産牧場:ノースヒルズ

・4戦2勝。デビュー2戦目、9/1の小倉での2歳未勝利戦(ダ1700・不良)で1着→9/28の阪神での2歳1勝クラス(ダ1400・良)で3着→10/31の門別でのJpn3-北海道2歳優駿(ダ1800・良)で1着

・以下は北海道2歳優駿のレース動画。ハナを切ったキメラヴェリテがそのまま逃げ切り勝ち。勝ち時計は近10年で最も遅い1:56:2。

※キメラヴェリテの血統背景等については以下の過去記事をご参照下さい。

テイエムサウスダン

牡2、父・サウスヴィグラス、母・ムービングアウト、母父・Langfuhr
調教師:飯田雄三(栗東)、騎乗予定騎手:M.デムーロ
生産牧場:グランド牧場、セリ取引価格:1728万円(2018年・北海道サマーセール)

・5戦3勝。チークピーシズを初めて着けたデビュー3戦目、9/14の阪神での2歳未勝利戦(ダ1200・稍重)で1着→10/20の京都でのなでしこ賞(ダ1400・重)で1着→11/27の園田でのJpn2-兵庫ジュニアグランプリ(ダ1400・良)で1着

・以下は兵庫ジュニアグランプリのレース動画。テイエムサウスダンは番手追走から3角過ぎに仕掛けられて早めに先頭に立ち、そのまま押し切り勝ち。勝ち時計の1:28:0は同じ良馬場で行われた昨年(1:28:6)を上回る時計だが、一昨年(1:27:8)よりは劣るタイム。

※テイエムサウスダンの血統背景等については以下の過去記事をご参照下さい。

メイショウテンスイ

牡2、父・ダンカーク、母・フラワーガイア、母父・ゼンノロブロイ
調教師:南井克巳(栗東)、騎乗予定騎手:武豊
生産牧場:太陽牧場

・3戦2勝。10/20の東京での新馬戦(ダ1300・重)で1着→11/9の東京でのオキザリス賞(ダ1400・良)で1着→11/27の園田でのJpn2-兵庫ジュニアグランプリ(ダ1400・良)で勝ったテイエムサウスダンから1馬身半差の2着。

・兵庫ジュニアグランプリに騎乗した武豊騎手はレース後に「跳びが大きいのでコーナーを曲がるたびに遅れたが、ゴール前は伸びていたし、距離が延びても大丈夫」とコメント。園田よりは川崎の舞台は合いそうで、左回りも経験済みな点がアドバンテージになるか。

・父のダンカークは2006年米国産のUnbridled’s Song産駒。現役時は5戦2勝、ベルモントSでサマーバードの2着、フロリダダービーでQuality Roadの2着。初年度産駒からHavana(2歳G1-シャンペンSの勝ち馬でBCジュヴェナイル2着)を輩出。2015年より日本(イーストスタッド)にて供用中で現2歳はセカンドクロップになる。今年度の種付料は120万円。

・母のフラワーガイアは中央8戦未勝利。曽祖母のデヴィルインフライトが輸入基礎牝馬になり、デヴィルインフライトの半姉の孫にCaravaggio(コモンウェルスC、フェニックスS)がいる牝系。