調子維持の調整に専念した陣営が多く、明確に上昇気配の馬は見当たらない印象だが、パッセ(父・パイロ)、アリア(父・ダイワメジャー)、キタノユウキ(父・ハードスパン)の各馬が調教では好時計で動いており、注目される。新種牡馬産駒ではストロングリターン2頭、エスポワールシチー・ロードカナロア・ハードスパンが各1頭出走し初重賞制覇を狙う。

※リンクは各馬の新馬戦勝利時の記事。記事内の各種データは新馬戦勝利時のもの。

1・サンダベンポート 牝2

父・ストロングリターン、母・アテナチャン、母父・ゴールドアリュール
生産者・真壁信一、(美)中野栄治、中井裕二

・連闘策のため、中間は時計は出していない。

・2016年の北海道オータムセールにて108万円で落札。母は19戦0勝。本馬は初仔。母の半姉フェリシアはG3-フェアリーSの勝ち馬。祖母の半妹GwynnはG1-英ダービー馬のPour Moiを輩出。

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2・ナンヨープランタン 牡2

父・ルーラーシップ、母・テキサスルビー、母父・スペシャルウィーク
生産者・ノーザンファーム、(栗)松永幹夫、岩田康誠

・2週連続、函館Wで5Fから乗られている。1週前は馬ナリで今週は強めに追われるが、時計は水準以下。新馬戦勝利前の追い切り(強めに追われたもの)の時計に及ばず。

・2015年のセレクトセールにて3132万円にて落札。母は8戦1勝。本馬は初仔。伯母クロフォードは2009年のG3-新潟2歳Sで3着。祖母ストレイトフロムテキサスは2003年のG2-加ナッソーSの勝ち馬。

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3・デルマキセキ 牝2

父・Scat Daddy、母・Tashawak、母父・Night Shift
生産者・Freddie Bloodstock、(栗)友道康夫、藤岡康太

・今週は函館Wで藤岡康ジョッキーが乗り、5Fから強めに追われるが時計は水準以下で、新馬戦勝利前の最終追い(一杯に追われたもの)の時計にはこちらも及んでいないが、併走馬(古500万)を追走し先着した内容は良い。

・母はイギリスとフランスで6戦4勝、2002年のG2-ファルマスS(GB芝8.0F)の勝ち馬。父・Scat Daddyはヨハネスブルグ産駒で現在、欧州で産駒のCaravaggioが先のG1-ジュライCで初黒星となったが、スプリント路線でここまで7戦6勝の活躍中。

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4・パッセ 牝2

父・パイロ、母・パドブレ、母父・ホワイトマズル
生産者・ミルファーム、(美)蛯名利弘、岩部純二

・1週前は南Wで4Fから馬ナリで乗られ、ラスト1F14秒台半ばの全くの軽め追い。今週は岩部ジョッキーが乗り、函館ダで5Fから強めに追われ、水準以上の時計をマーク。併走馬(古1000万)に先行し、遅れを取ったがこの時計なら問題ないだろう。

・母は18戦2勝。本馬は3番仔。

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5・ベイビーキャズ 牡2

父・アルデバラン2、母・スノーボードロマン、母父・スウェプトオーヴァーボード
生産者・日本中央競馬会日高育成牧場、(美)矢野英一、ルメール

・2週連続、函館Wで5Fから追われる。時計は水準以下だが、今週は併走馬(3歳未勝利)を追走し同入する内容でまずまず。

・2017年のJRAブリーズアップセールにて572.4万円にて落札。母は未出走。本馬は2番仔。

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6・ガウラミディ 牝2

父・フリオーソ、母・ロメラ、母父・サクラバクシンオー
生産者・岡田牧場、(栗)佐藤正雄、城戸義政

・最終追いは函館Wで4Fから乗られ、ゴール前仕掛けられる。全体時計は軽めのものだが、ラスト1Fは12秒台前半。

・母は5戦0勝。本馬は5番仔。祖母の半兄マイネルヤマトはG3-京成杯で2着、半兄ナムラコクオーは1994年のG2-NHK杯、1993年のG3-ラジオたんぱ杯3歳S、1994年のG3-シンザン記念、1996年のG3-プロキオンSの勝ち馬。祖母の半妹ナムラシゲコはナムラビクター(2014年のG3-アンタレスSの勝ち馬)を輩出。

7/8(土) メイクデビュー函館 1着・ガウラミディ

7・アリア 牝2

父・ダイワメジャー、母・ラプターセイハート、母父・トワイニング
生産者・社台コーポレーション白老ファーム、(栗)沖芳夫、丸山元気

・2週連続、函館Wで5Fから乗られる。1週前の時計は強めに追われたものだが、水準以上の時計で、新馬戦時の追い切り(馬ナリ)の時計を大きく上回る自己ベストをマーク。今週は馬ナリで乗られ、併走馬(古1000万)を追走し同入。ラスト1F12秒台半ばでまとめ、調整過程は良好な印象。

・母は7戦1勝。本馬は4番仔。伯母アイスフォーリスは重賞2着2回で、2012年のG1-オークスでジェンティルドンナの3着。

6/24(土) メイクデビュー函館 1着・アリア

8・ウインジェルベーラ 牝2

父・アイルハヴアナザー、母・コスモマーベラス、母父・フジキセキ
生産者・コスモヴューファーム、(美)金成貴史、松岡正海

・今週の最終追いは函館Wで5Fから強めに追われたが、時計は水準以下。

・母は33戦7勝、2006年のG3-愛知杯で2着。他にターコイズS(OP)を2勝。本馬は7番仔。3代母Single Bladeは1987年のG1-ガゼルH(USAダ9.0F)の勝ち馬。

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9・ヤマノファイト 牡2
父・エスポワールシチー、母・ケイアイリード、母父・フォーティナイナー
生産者・山口明彦、[地方]村上正和、阿部龍

・ここまで門別で4戦2勝(2→1→1→3着)。前走6/29の栄冠賞では勝ち馬に0.3秒差の3着。

・母は未出走。本馬は6番仔。4代母TallahtoはG1-ヴァニティH、G1-サンタバーバラH、G1-オークトリー招待Sなど、アメリカで芝ダート双方の重賞を5勝。

10・ダンツクレイオー 牝2
父・ワークフォース、母・ステラプラド、母父・ハーツクライ
生産者・社台ファーム、(栗)本田優、池添謙一

・今週の最終追いは函館Wにて5Fから馬ナリで乗られる。時計は水準以下だが中1週の競馬ならこんなものだろう。

・2017年の千葉サラブレッドセールにて3348万円で落札。母は5戦0勝。本馬は3番仔。叔母ダイヤモンドビコーは2002年のJRA最優秀4歳以上牝馬で重賞4勝。祖母ステラマドリッドは米G1を4勝。

11・カシアス 牡2
父・キンシャサノキセキ、母・ラブディラン、母父・Dylan Thomas
生産者・谷岡牧場、(栗)清水久詞、浜中俊

・2週連続、函館Wで5Fから馬ナリで乗られる。時計は目を引くものではなく、状態キープの調整。1200mの持ち時計はトップ。

・母は2戦0勝。本馬は2番仔。祖母ゴンチャローワは2001年のG3-フィユドレール賞(FR芝2000)の勝ち馬。3代母Pure Grainは1995年のG1-愛オークス、同年のG1-ヨークシャーオークスの勝ち馬。同年のG1-ジャパンCはランドの10着。

12・リンガラポップス 牡2
父・キンシャサノキセキ、母・クラシックローズ、母父・コマンダーインチーフ
生産者・ノーザンファーム、(栗)西園正都、北村友一

・最終追いは函館Wで4Fから馬ナリで乗られる。中1週の競馬で時計を出す調教ではなく状態維持に主眼をおいた調整。

・母は22戦3勝。本馬は6番仔。母の半姉ローズバドは重賞2勝でG1を2勝したローズキングダムを輩出。伯父ローゼンクロイツは重賞3勝。祖母ロゼカラーも重賞勝ち馬で、ロゼカラーの半弟ロサード、ヴィータローザも重賞勝ち馬。

13・スズカマンサク 牝2

父・ロードカナロア、母・スズカローズマリー、母父・アフリート
生産者・稲原牧場、(栗)橋田満、ティータ

・最終追いは函館Wで5Fから馬ナリで乗られる。終い重視の軽い調整。

・母は20戦2勝。本馬は6番仔。叔父に2007年のG1-高松宮記念(中京芝1200)など、重賞3勝のスズカフェニックス。祖母の半兄にドクターデヴィアス、祖母の全兄にシンコウキング。

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【出走取り消し】14・モルトアレグロ 牝2
※調教で絶好の気配を見せていただが、感冒のため無念の出走取り消し。

15・キタノユウキ 牡2

父・ハードスパン、母・ウイングオブピース、母父・Fusaichi Pegasus
生産者・増尾牧場、(美)相沢郁、柴山雄一

・最終追いは函館Wで5Fから一杯に追われる。時計はラスト1Fが13秒台前半なこと以外は水準級の好時計。併走馬(古500万)を追走し先着した内容も良い。

・母は16戦0勝。本馬は初仔。母の半兄ボールドブライアンは2003年のG3-東京新聞杯の勝ち馬。

7/1(土) メイクデビュー函館 1着・キタノユウキ

16・ジェッシージェニー 牝2

父・ストロングリターン、母・セッカチクイーン、母父・スズカマンボ
生産者・びらとり牧場、(栗)牧浦充徳、菱田裕二

・最終追いは函館Wで5Fから馬ナリで乗られる。時計は水準以下だが併走馬(3歳未勝利)を追走し、先着する好内容。

・母は地方で32戦6勝。本馬は初仔。母の半姉グランドエナジーはビッグバン(2009年のJpn3-北海道2歳優駿の勝ち馬)を輩出。

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