サヴィルズチェイス、フランクワードメモリアルハードル等・レース結果

愛レパーズタウン競馬場と英ニューベリー競馬場にて障害G1が3鞍(サヴィルズチェイス、フランクワードメモリアルハードル、チャロウノーヴィシスハードル)行われているので、結果と動画をお届けする。最大の注目はチェルトナムゴールドカップの有力馬が出走したサヴィルズチェイスになる。

Savills Chase(G1・3m・5歳以上・レパーズタウン競馬場)

1着:Delta Work

せん6、父・Network、母・Robbe、母父・Video Rock
調教師:Gordon Elliott、騎手:Jack Kennedy

・大混戦となった直線の攻防は見応えあり。最終障害飛越時にまだ6,7頭に1着になるチャンスが残されている展開となり、最後は力の入る追い比べ。大外から鋭く伸びたDelta Workが1着となっているが、上位5頭(4馬身圏内)はレースのたびに着順が入れ替わりそうな印象。

今回の勝利で障害重賞5勝目。昨シーズンはノーヴィスの長距離チェイス路線で12月にG1を連勝し、3月のチェルトナムフェスティバルでのG1-RSAノーヴィシスチェイスに1番人気で出走するも3着。その後、4月にG1-チャンピオンノーヴィスチェイスを勝利し休養入り。今シーズンは11/2のG1-ラドブロークスチャンピオンチェイスから始動し4着とし、ここへ臨んでいた。今回、3月のG1-チェルトナムゴールドカップで有力視されているKemboyらを降して勝利したことで、ウィリアムヒルでは本馬をチェルトナムゴールドカップのアンティポストで4番人気(9.0倍)に評価を上げている

 1着:[2019/12/28]サヴィルズチェイス(愛G1・3m・レパーズタウン)
 1着:[2019/04/30]チャンピオンノーヴィスチェイス(愛G1・3m120yds・パンチェスタウン)
 1着:[2018/12/29]ネヴィルホテルズノーヴィスチェイス(愛G1・3m・レパーズタウン)
 1着:[2018/12/02]ドリンモアノーヴィスチェイス(愛G1・2m4f・フェアリーハウス)

 1着:[2018/03/15]ファイナルハンディキャップハードル(英G3・2m7f213yds・チェルトナム)

・父のNetworkは1997年ドイツ産のMonsun産駒で、独G2-ウニオンレネン(1m3f)の勝ち馬。主な産駒にG1-クイーンマザーチャンピオンチェイス2勝など通算18勝、タイムフォームのスティープルチェイスレーティングで過去3番目に高い192pを得た、Sprinter Sacre(総獲得賞金113万6883ポンド)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2019-12-28/746404

Frank Ward Memorial Hurdle(G1・3m・4歳以上・レパーズタウン競馬場)

1着:Apple’s Jade

牝7、父・Saddler Maker、母・Apple’s For Ever、母父・Nikos
調教師:Gordon Elliott、騎手:Jack Kennedy

・1番人気のApple’s Jadeが2着に17馬身差をつけて圧勝。

今回の勝利でハードル重賞14勝目このレース3連覇達成。チェイスに転向することなく、ハードル戦線で長きに渡りコンスタントに活躍し続けてきた強豪。ウィリアムヒルでは来年3月のチェルトナムフェスティバルでのG1-OLBGメアズハードルで3番人気(6.0倍)に、G1-ステイヤーズハードルでは4番人気(13.0倍)に本馬を推している

 1着:[2019/12/28]フランクワードメモリアルハードル(愛G1・3m・レパーズタウン)
 1着:[2019/02/02]アイリッシュチャンピオンハードル(愛G1・2m・レパーズタウン)
 1着:[2018/12/28]フランクワードメモリアルハードル(愛G1・3m・レパーズタウン)
 1着:[2018/12/02]ハットンズグレースハードル(愛G1・2m4f・フェアリーハウス)

 1着:[2018/11/11]リスマレンハードル(愛G2・2m4f・ネイヴァン)
 1着:[2017/12/28]フランクワードメモリアルハードル(愛G1・3m・レパーズタウン)
 1着:[2017/12/03]ハットンズグレースハードル(愛G1・2m4f・フェアリーハウス)

 1着:[2017/11/12]リスマレンハードル(愛G2・2m4f・ネイヴァン)
 1着:[2017/04/29]メアズチャンピオンハードル(愛G1・2m4f・パンチェスタウン)
 1着:[2017/03/14]OLBGメアズハードル(英G1・2m3f200yds・チェルトナム)
 1着:[2016/12/04]ハットンズグレースハードル(愛G1・2m4f・フェアリーハウス)
 1着:[2016/04/30]AESチャンピオン4歳ハードル(愛G1・2m・パンチェスタウン)

 1着:[2016/04/07]アニバーサリー4歳ジュヴェナイルハードル(英G1・2m209yds・エイントリー)
 1着:[2015/12/26]ナイトフランクジュヴェナイルハードル(愛G2・2m・レパーズタウン)

・父のSaddler Makerは1998年愛国産のSadler’s Wells産駒。現役時は未勝利。本馬がSaddler Maker産駒の中で最多賞金獲得馬になり、他に障害G1馬で、今年のG1-チェルトナムゴールドカップで3着だったBristol De Maiなどを輩出。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/187/leopardstown/2019-12-28/746403

Betway Challow Novices’ Hurdle(G1・2m4f118yds・4歳以上・ニューベリー競馬場)

1着:Thyme Hill

せん5、父・Kayf Tara、母・Rosita Bay、母父・Hernando
調教師:Philip Hobbs、騎手:Richard Johnson

・最後から2つ目の障害を2番手で飛越したThyme Hillが最終障害飛越後に併走状態から抜け出して勝利。

・ナショナルハントフラットレース(障害馬による平地レース)で昨年10/11にデビューし2戦1勝。今年3月のチェルトナムフェスティバルでのG1-チャンピオンバンパーに出走し3着。今シーズンからハードルへ出走し出し、10/11の始動戦となったG2-ユニベットペルシアンウォーノーヴィシスハードルで勝利し、ここへ臨んでいた。ノービスのハードル戦線で今後、注目を集めていきそうな存在。

 1着:[2019/12/28]チャロウノーヴィシスハードル(英G1・2m4f118yds・ニューベリー)
 1着:[2019/10/11]ユニベットペルシアンウォーノーヴィシスハードル(英G2・2m3f100yds・チェプストウ)

・父のKayf Taraは1994年英国産のSadler’s Wells産駒でオペラハウスの全弟になる。現役時は15戦10勝、ゴールドカップ2勝、アイリッシュセントレジャー2勝の4つのG1勝ちを含む重賞8勝。1998年~2000年に3年連続でカルティエ賞最優秀ステイヤーに輝いた名ステイヤー。主な産駒にG1-キングジョージ6世チェイスなど通算13勝の現役馬・Thistlecrack(せん11)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/36/newbury/2019-12-28/745681