現地時間1/4(土)に米サンタアニタ競馬場にてRoad to the Kentucky Derbyのポイント対象レース、シャムS(G3・ダ1m)が行われているので結果と動画をお届けする。デビュー戦を勝ったばかりの馬が好内容で勝利を収め、一気にダービー戦線に浮上している。

Sham Stakes(G3・ダ1m・3歳)

・2001年創設。レース名の由来となったShamは1973年のG1-サンタアニタダービーの勝ち馬。ケンタッキーダービー2着、プリークネスS2着と同年に米3冠を達成したSecretariatに連敗し、ベルモントSではSecretariatからハナを奪おうとする積極策に出たが、Secretariatも譲らず2頭併走の状態が暫く続くも、向正面辺りで力尽きたShamはズルズルと後退し、シンガリ負けを喫している。

1着:Authentic

牡3、父・Into Mischief、母・Flawless、母父・Mr Greeley
調教師:Bob Baffert、騎手:Drayden Van Dyke

・人気を集めたAuthenticがハナを切り、そのまま逃げ切り勝ち。直線で右に左にヨレ続ける若さを見せ、粗削りな印象を残したが、2着馬につけた着差は7馬身3/4でここでは役者が違った感あり。

・今回の勝利で通算2戦2勝重賞初制覇。2018年のキーンランド9月1歳セールにて35万ドルで落札された馬。11/9のデルマーでのメイドン(ダ5.5f)で1着とし、ここへ臨んでいた。今回のEQUIBASEスピード指数が110で、この数字はケンタッキーダービーの過去優勝馬がダービー前に出してきた数字のほぼ平均値に近い優秀なもの。この勝利でラドブロークスではケンタッキーダービーのアンティポストで本馬を3番人気(21.0倍)に設定しているが、これは妥当な評価な印象で、本馬はダービー戦線に一気に浮上したといえる。

 1着:[2020/01/04]シャムS(G3・ダ1m・サンタアニタ)

 ※過去20年のケンタッキーダービー馬がダービー前に出していたEQUIBASEスピード指数の最高値

 2019年・Country House(99)
 2018年・Justify(114)
 2017年・Always Dreaming(105)
 2016年・Nyquist(109)
 2015年・American Pharoah(107)
 2014年・California Chrome(110)
 2013年・Orb(105)
 2012年・I’ll Have Another(110)
 2011年・Animal Kingdom(105)
 2010年・Super Saver(107)
 2009年・Mine That Bird(97)
 2008年・Big Brown(114)
 2007年・Street Sense(115)
 2006年・Barbaro(106)
 2005年・Giacomo(111)
 2004年・Smarty Jones(112)
 2003年・Funny Cide(114)
 2002年・War Emblem(118)
 2001年・Monarchos(113)
 2000年・Fusaichi Pegasus(118)

 ・ちなみに昨年のケンタッキーダービーではGame WinnerとCode of Honorが111、Omaha BeachとVekomaが110をダービー前に出しており、人気を集めていたが、Code of HonorがトラヴァーズSとジョッキークラブゴールドC、Omaha BeachがマリブSとサンタアニタスプリントチャンピオンシップと後にG1を各々2勝しており、ダービー前に既にG1レベルにいることを示していたといえる。今年のケンタッキーダービー候補の中で110を出している馬は未だいない状況で、Authenticが今回出した110は価値がある数字。

・父のInto Mischiefは2005年米国産のHarlan’s Holiday産駒。現役時は2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の重賞1勝。半妹に名牝Beholder(G1を11勝、エクリプス賞を4度受賞)、半弟にMendelssohn(BCジュヴェナイルターフ)。TDNによる2019年の北米リーディングサイアーランキング1位。G1勝ち馬頭数(2)、重賞勝ち馬頭数(6)、ブラックタイプ勝ち馬頭数(23)はいずれも首位ではないが、出走頭数(385)がCurlin(276)、Tapit(292)、ハードスパン(286)、Giant’s Causeway(193)、Quality Road(223)らのリーディング上位馬よりも圧倒的に多く、346勝という勝利数がモノをいっての首位。種付料は一昨年が10万ドル、昨年が15万ドル、今年が17万5000ドルと上昇中。

※TDNによる昨年の北米リーディングサイアーランキングTOP100

https://www.thoroughbreddailynews.com/tdn-sire-stats/?txbYear=2019&crops=0&sbYear=2019&srt=300&nao=1&txbFR=NHB&fr=NHB&ob=1&cy=0&naocy=3&frcy=NHB&obcy=1#tot

・母のFlawlessは現役時2戦1勝、2着1回。戦績的には目立つものはないが、2戦のEQUIBASEスピード指数が101と100でこれはかなり高い数値。曽祖母のReally Fancy(米G3-アノアキアSの勝ち馬)を牝祖とするG1馬にSeventh Street(ゴーフォーワンドH、アップルブラッサムH)、Reynaldothewizard(ドバイゴールデンシャヒーン)、American Gal(ヒューマナディスタフS、テストS)がいる牝系。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2020-01-04/748922

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