香港シャティン競馬場にて行われたG1-香港スチュワーズカップ(1600m)、G1-センテナリースプリントC(1200m)のレース結果と動画をお届けする。香港スチュワーズカップは昨年12月のG1-香港マイル2着のWaikuku、3着のBeauty Generationらが出走、センテナリースプリントCは昨年12月のG1-香港スプリント1着のBeat The Clock、2着のHot King Prawnらが出走し好メンバーとなっている。

The Stewards’ Cup(G1・1600m・3歳以上)

1着:Waikuku

せん5、父・Harbour Watch、母・London Plane、母父・Danehill Dancer
調教師:J Size、騎手:Joao Moreira

・Beauty Generationが最内枠からハナを奪い、Waikukuは最後方を追走する展開。4角で思い切りよく大外に持ち出されたWaikukuが外から強襲し、内のBeauty Generationが逃げ込みを図ろうとする直線の攻防は見応えのあるものとなったが、残り50mを切ってからWaikukuが競り勝ち、見事に大外一気の追い込み勝ちを決めている。

・今回の勝利で通算15戦7勝、G1初制覇重賞2勝目。アイルランド産の馬で一昨年7/19のレパーズタウンでのデビュー2戦目(7f)で勝ち上がり。その後、去勢され香港へ移籍。昨年4/28のG1-クイーンエリザベス2世C(2000m)が重賞初出走で、勝ったウインブライトから22馬身差の12着。ここから休養に入り、今季は10/1のG3-セレブレーションC(1400m)から始動し3着(勝ったBeauty Generationから1馬身3/4差)→10/20のG2-シャティントロフィー(1600m)では勝ったRise Highからクビ差の2着→11/17のG2-ジョッキークラブマイル(1600m)で1着→12/8のG1-香港マイルでは勝ったアドマイヤマーズから半馬身差の2着とし、ここへ臨んでいた。これで4走連続でBeauty Generationに先着することとなり、名実共に香港マイル路線の世代交代が果たされた印象。

 1着:[2020/01/19]香港スチュワーズカップ(G1・1600m・シャティン)
 1着:[2019/11/17]ジョッキークラブマイル(G2・1600m・シャティン)

・父のHarbour Watchは2009年愛国産のAcclamation産駒。現役時は2歳時のみ稼働し3戦3勝、英2歳G2-リッチモンドS(6f)の勝ち馬。3戦とも圧勝続きで翌年の英2000ギニーの最有力候補と目されていたがデューハーストSの前に後肢を故障。その後、復帰することなく引退。Frankelと同じく2016年に産駒がデビューし、大きな期待を集めていたが仏2歳G2-ロベールパパン賞(1100m)を勝ったTis Marvellous以外にこれといった産駒は出せていない。

・母のLondon Planeは4戦未勝利。

2着:Beauty Generation(クビ差)

せん7、父・Road To Rock、母・Stylish Bel、母父・Bel Esprit
調教師:John Moore、騎手:Zac Purton

・これで4連敗。既にこのレースでも1番人気はWaikukuに譲っており、能力的には緩やかに下降線を描いているとみるのが妥当だが、ここ数戦の中では今回は最も勝ち馬との着差が少なく、善戦。3連覇がかかる4月のG1-チャンピオンズマイルに向けて復調傾向を今後も示せるかどうか。

3着:Ka Ying Star(4馬身1/4差)

せん5、父・Cityscape、母・Casual Glance、母父・Sinndar
調教師:A S Cruz、騎手:Karis Teetan

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-01-19/749741

Centenary Sprint Cup(G1・1200m・3歳以上)

1着:Beat The Clock

せん7、父・Hinchinbrook、母・Flion Fenena、母父・Lion Hunter
調教師:J Size、騎手:Joao Moreira

・後ろから2頭目を追走していたBeat The Clockが、直線で外に出さずに最短経路を辿り、馬混みの切れ目を瞬時に嗅ぎ分けるJoao Moreiraの騎乗により、進路が確保されてから鋭伸。内で逃げ粘ったThanks Foreverを交わし差し切り勝ち。これでJ Size調教師、Joao Moreira騎手は香港スチュワーズカップに続き、この日、G1連勝。

・今回の勝利で通算24戦10勝、G1は4勝目、重賞5勝目。昨年は4月のG1-チェアマンズスプリント、12月のG1-香港スプリントを共に制し、現在、香港スプリント路線を完全制圧中の存在。ただ、203日ぶりの休み明けだった前々走G2-ジョッキークラブスプリント(1200m)では勝ったAetheroに3馬身の差をつけられて3着と敗れており、既にこの馬も7歳となっている点を踏まえると、香港スプリントでは3着に降しているが今回不在だった4歳のAetheroは強敵となっていきそうではある。

 1着:[2020/01/19]センテナリースプリントカップ(G1・1200m・シャティン)
 1着:[2019/12/08]香港スプリント(G1・1200m・シャティン)
 1着:[2019/04/28]チェアマンズスプリント(G1・1200m・シャティン)
 1着:[2019/01/20]センテナリースプリントカップ(G1・1200m・シャティン)

 1着:[2018/04/08]スプリントカップ(G2・1200m・シャティン)

・父のHinchinbrookは2007年豪州産のFastnet Rock産駒。現役時は14戦2勝、豪2歳G3-スカイラインS(1200m)の勝ち馬。チャンピオンサイアー・Snitzelの半弟という良血馬で、2014-15年の豪ファーストシーズンサイアーランキングで1位。Press Statement(コーフィールドギニー、J.J.アトキンス)、Seabrook(シャンペンS)、Spright(タブクラシック)のG1馬を輩出するなど、期待に違わぬ産駒成績を収めていたが、一昨年、10歳で急死。

・母のFlion Fenenaは20戦2勝。

2着:Thanks Forever(アタマ差)

せん4、父・Duporth、母・Cinecitta、母父・Exceed And Excel
調教師:J Size、騎手:Grant Van Niekerk

・昨年12月の香港国際競走デーではハンデ戦のロードカナロアハンディキャップ(1200m)に出走し2着。前々走のG2-ジョッキークラブスプリント(1200m)では勝ったAetheroから6馬身1/4差の9着。これまでに目立つ戦績は無かった馬だが、大健闘の2着。

3着:Hot King Prawn(1馬身1/4差)

せん6、父・Denman、母・De Chorus、母父・Unbridled’s Song
調教師:J Size、騎手:Karis Teetan

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-01-19/749743