UAEのメイダン競馬場にて行われたG2-バランシーンS(芝1800m)、G3-ファイアーブレイクS(ダ1600m)のレース結果と動画をお届けする。

Balanchine Sponsored By Gulf News(G2・芝1800m・3歳以上牝馬)

・2004年創設。レース名のBalanchineは1994年に英オークス(2着はウインドインハーヘア)、アイリッシュダービーを制したゴドルフィン所有の牝馬で、1994年のカルティエ賞最優秀3歳牝馬。

1着:Magic Lily

牝5、父・New Approach、母・Dancing Rain、母父・Danehill Dancer
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・好位追走のMagic Lilyが直線を3番手で向かえると、外から鋭伸。人気に応えて重賞連覇達成。2着はフランスの日本人調教師・清水裕夫師の管理馬・Nisreen。

・今回の勝利で通算6戦3勝、重賞2勝目2歳時にG1-フィリーズマイルでLaurens、Septemberに次ぐ3着になった馬だが(ちなみにこの時の4着馬はMagical)、その後、4歳10月まで復帰出来ず。721日ぶりの復帰戦は2着(リステッド)となり、次走も6着(リステッド)。そこから2カ月の休養を挟んで臨んだのが前走のG2-ケープヴェルディS(芝1600m)でこれに勝利。今回も勝利したことでこれで重賞連勝となり、素質馬が完全復活を迎えた印象。

 1着:[2020/02/13]バランシーンS(UAEG2・芝1800m・メイダン)
 1着:[2020/01/16]ケープヴェルディS(UAEG2・芝1600m・メイダン)

・父のNew Approachは2005年愛国産のGalileo産駒。現役時はJ S Bolger師に管理され、11戦8勝、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、英ダービー、デューハーストS、ナショナルSの5つのG1を含む重賞6勝。主な産駒にMasar(英ダービー)、Dawn Approach(英2000ギニー、セントジェームズパレスSなど)、Talent(英オークス)など。昨年のTDNによる欧州サイアーランキングで42位。昨年重賞勝ち馬を7頭、ブラックタイプ勝ち馬を9頭輩出している。今年の種付料は昨年と同額の3万ポンド。

母のDancing Rainは現役時はWilliam Haggas師に管理され、10戦4勝、英オークス、ディアナ賞、ブリティッシュチャンピオンズフィリー&メアSの3つのG1に勝利。従姉のメイビーは愛2歳G1-モイグレアスタッドSなど2歳重賞のみを3勝。メイビーが日本でディープインパクトと交配されて生まれた産駒にSaxon Warrior(英2000ギニー、レーシングポストトロフィー、ベレスフォードS)。牝系はRose of Jerichoに遡れるもので、ドクターデヴィアス、シンコウキング、スズカフェニックスと同じ牝系。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-02-13/751292

Firebreak Stakes Sponsored By gn.com(G3・ダ1600m・3歳以上)

・2011年創設。レース名のFirebreakは2004年に香港マイルを制したゴドルフィン所有の馬。

1着:Capezzano

せん6、父・Bernardini、母・Cableknit、母父・Unbridled’s Song
調教師:S bin Ghadayer、騎手:Mickael Barzalona

・長期休養明けのG1馬・Capezzanoがハナを切り、そのまま2着に7馬身差をつけて逃げ切り勝ち。

・今回の勝利で通算16戦6勝、重賞2勝目昨年3月のG1-アルマクトゥームチャレンジラウンド3(ダ2000m)では2着のサンダースノーに9馬身半差をつけて快勝していた馬。次走のG1-ドバイワールドカップ(ダ2000m)では人気を集めていたがシンガリ負け。今回はその時以来、320日ぶりの久々のレースだった。自分の形に持ち込んだ時の強さは証明済みで、ドバイワールドカップに向けて楽しみな馬が復活を遂げたといえそうである。

 1着:[2020/02/13]ファイアーブレイクS(UAEG3・ダ1600m・メイダン)
 1着:[2019/03/09]アルマクトゥームチャレンジラウンド3(UAEG1・ダ2000m・メイダン)

・父のBernardiniは2003年米国産のA.P. Indy産駒。現役時は8戦6勝、プリークネスS、トラヴァーズS、ジョッキークラブゴールドカップの3つのG1を含む重賞5勝。2006年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬。主な産駒にStay Thirsty(トラヴァーズS、シガーマイルH)、To Honor and Serve(ウッドウォードS、シガーマイルH)。TDNによる昨年の北米サイアーランキング31位(G1馬1頭=Capezzano、重賞勝ち馬2頭、ブラックタイプ勝ち馬8頭を輩出)。今年の種付料は4万ドル。

・母のCableknitは米2戦未勝利。伯父のSpeightstownは米G1-BCスプリント、米G2-アルフレッド.G.ヴァンダービルトH、米G2-トゥルーノースBCH、米G2-チャーチルダウンズHの勝ち馬。叔父のIrapは米G2-ブルーグラスS、米G3-オハイオダービー、米G3-インディアナダービーの勝ち馬。従兄のGolden Hawkは加G3-グレイSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-02-13/751294