現地時間2/15(土)にRoad to the Kentucky Derbyのポイント対象レースが2鞍(リズンスターS、エルカミーノレアルダービー)行われているので結果と動画をお届けする。リズンスターSは今年これまでに行われてきたポイント対象レースの5倍となる1着馬に50ポイントが付与される大事なレースで、今年は分割レースとなっている。

Risen Star S. presented by Lamarque Ford(Division1)(G2・ダ9f・3歳・フェアグラウンズ競馬場)

・ルイジアナダービートライアルSとして1973年に創設。1989年に前年にプリークネスS、ベルモントSを制覇しエクリプス賞最優秀3歳牡馬に選出されたRisen Starの名を冠し改称。近年の主な勝ち馬にパイロ(2008年)、Mucho Macho Man(2011年)、Gun Runner(2016年)など。

1着:Mr. Monomoy

牡3、父・Palace Malice、母・Drumette、母父・ヘニーヒューズ
調教師:Brad H Cox、騎手:Florent Geroux

・Mr. Monomoyが2着のEnforceable(G3-ルコントSの勝ち馬)に2馬身半差をつけて完勝。1番人気のハードスパン産駒・Silver State(G3-ルコントSの2着馬)は3着。勝ち時計の1:50.43はDivision2の1:51.28と比べると優秀。

・今回の勝利で通算5戦2勝、重賞初制覇。Monomoy Girlの下という良血馬で注目を集めてきた馬だが、11/16のチャーチルダウンズでのデビュー2戦目(ダ6.5f)で勝ち上がった後は、2着(オプショナルクレーミング)→3着(G3-ルコントS)。足踏み状態が続いていたが、今回の勝利でほぼケンタッキーダービーの出走をポイント的に確実なものとしている。2017年のキーンランド11月Mixedセールにて6万ドルで取引され、2019年のアルカナ5月2歳馬セールにて20万2230ドルにて取引された馬。

 1着:[2020/02/15]リズンスターS(米G2・ダ9f・フェアグラウンズ)

・父のPalace Maliceは2010年米国産のCurlin産駒。現役時はTodd Pletcher師に管理され、19戦7勝、ベルモントS(ダ12f)、メトロポリタンH(ダ8f)の2つのG1を含む重賞6勝。現3歳馬がファーストクロップで昨年のG1-BCジュヴェナイルターフ、G3-ピルグリムSを制したStructorに続く2頭目の重賞勝ち馬を輩出することとなっている。TDNによる昨年の北米ファーストサイアーランキング3位。今年の種付料は2万5000ドル。

 ※昨年の北米ファーストサイアーランキング上位5頭の内訳
 1位:American Pharoah(72頭出走・27頭勝利・勝ち上がり率37.50%)
 2位:Constitution(70頭出走・29頭勝利・勝ち上がり率41.43%)
 3位:Palace Malice(63頭出走・20頭勝利・勝ち上がり率31.75%)
 4位:Liam’s Map(46頭出走・16頭勝利・勝ち上がり率34.78%)
 5位:Tapiture(72頭出走・27頭勝利・勝ち上がり率37.50%)

・母のDrumetteは米4戦1勝(AW5.5f)。半姉のMonomoy Girl(父・Tapizar)は11戦9勝、BCディスタフ、CCAオークス、エイコーンS、ケンタッキーオークス、アッシュランドSの5つのG1を含む重賞6勝。2018年のエクリプス賞最優秀3歳牝馬。伯父のDrum Majorは米G3-ニッカボッカーHの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/742/fair-grounds/2020-02-15/751877

Risen Star S. presented by Lamarque Ford(Division2)(G2・ダ9f・3歳・フェアグラウンズ競馬場)

・リズンスターSはRoad to the Kentucky Derbyのポイントとして、1着馬には50ポイント、2着馬には20ポイント、3着馬には10ポイント、4着馬には5ポイントが付与される。昨年は40ポイントでケンタッキーダービー出走を果たした馬が2頭おり、ここを勝って50ポイントを獲得出来れば本番の出走権獲得はほぼ確定となる。

1着:Modernist

牡3、父・Uncle Mo、母・Symbolic Gesture、母父・Bernardini
調教師:William Mott、騎手:Junior Alvarado

・Modernistが2着のMajor Fedに1馬身差をつけて勝利。1番人気のAnneau D’Or(昨年のG1-BCジュヴェナイル2着馬)は9着。勝ち時計の1:51.28はDivision1の1:50.43より劣るタイム。

https://twitter.com/HR_Nation/status/1228840379811848192

・今回の勝利で通算4戦2勝、重賞初制覇。9/28のベルモントパークでのデビュー戦(ダ6f)で5着→12/7のアケダクトでのデビュー2戦目(ダ8f)で3着→1/25のアケダクトでのデビュー3戦目(ダ9f)で1着とし、ここへ臨んでいた。距離が伸びて着順を上げてきた馬で今回は全くの人気薄だったがケンタッキーダービー出走をほぼ確定させる大きな勝利をあげている。

 1着:[2020/02/15]リズンスターS(米G2・ダ9f・フェアグラウンズ)

・父のUncle Moは2008年米国産のIndian Charlie産駒。現役時はBCジュヴェナイル、シャンペンSの2つの2歳G1を含む重賞3勝、2010年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬。主な産駒にケンタッキーダービー、BCジュヴェナイルなど5つのG1を含む重賞7勝のNyquist。TDNによる昨年の北米サイアーランキング13位(G1馬2頭、重賞勝ち馬6頭、ブラックタイプ勝ち馬11頭を昨年輩出)。クールモアのアシュフォードスタッドにて繋養中で今年の種付料は12万5000ドル。

 ※参考:クールモア・アメリカの種牡馬一覧(クールモアのHPより。写真が豊富。)

https://coolmore.com/farms/america/stallions/

・母のSymbolic Gestureは未出走。伯母のSweet Catomine(父・Storm Cat)はBCジュヴェナイルフィリーズ、サンタアニタオークス、デルマーデビュータントSの3つのG1を含む重賞5勝。伯母のLife is Sweet(父・Storm Cat)はBCレディーズクラシック、サンタマルガリータ招待Hの2つのG1を含む重賞4勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/742/fair-grounds/2020-02-16/751879

El Camino Real Derby(Listed・AW9f・3歳・ゴールデンゲートフィールズ競馬場)

・1982年創設、1985年以降はG3、2018年以降はListedへ降格。1985年の勝ち馬・Tank’s Prospect、1986年の勝ち馬・Snow Chiefはいずれも同年のプリークネスSを制覇、1994年の勝ち馬・Tabasco Catは同年のプリークネスS、ベルモントSの2冠達成、と活躍馬が多く出たレースだが、2007年夏にゴールデンゲートフィールズ競馬場にタペタが導入された後は目立った活躍馬は出ていない。尚、勝ち馬はプリークネスSの出走権を獲得出来る。

1着:Azul Coast

牡3、父・Super Saver、母・Sky Treasure、母父・Sky Mesa
調教師:Bob Baffert、騎手:Rafael Bejarano

・直線の真ん中から抜け出してきた黄色い帽子のAzul Coastが1着。

・今回の勝利で通算3戦2勝。12/8のロスアラミトスでのデビュー戦(ダ8f)で1着→1/4のサンタアニタでのG3-シャムS(ダ8f)で勝った同厩のAuthenticから7馬身3/4差の2着、としここへ臨んでいた。この勝利でプリークネスSの出走権を獲得。この後、サンタアニタダービーとプリークネスSを勝てば550万ドルのボーナス獲得。この後、フロリダダービーで勝つか入着orサンタアニタダービーで勝つか入着した上でプリークネスSを勝つと55万ドルのボーナス獲得となる。2017年のキーンランド11月Mixedセールにて15万ドルで取引され、2018年のキーンランド9月1歳馬セールにて32万ドルで取引された馬。

・父のSuper Saverは2007年米国産のMaria’s Mon産駒。ウインスターファームの自家生産馬で現役時はTodd A.Pletcher師に管理され、10戦3勝。G1-ケンタッキーダービー、G2-ケンタッキージョッキークラブSの重賞2勝。主な産駒にRunhappy(BCスプリント、マリブS,、キングズビショップS)。今年よりトルコで繋養中(トルコでの種付料はPrivate)。

・母のSky Treasureは18戦5勝、加G2-ナッソーSの勝ち馬。叔父のSurgical Strikeは米G3-アーリントンクラシックSの勝ち馬。従兄のChapaluは加G3-グレイSの勝ち馬。

※EQUIBASEのchart

クリックしてGG021520USA7.pdfにアクセス

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