日本時間3/7(土)にUAEのメイダン競馬場にて行われたドバイワールドカップデーの前哨戦となる各レースが行われる、ドバイスーパーサタデー開催の6つの重賞レースの結果と動画をお届けする。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客競馬として行われているが、注目はアルマクトゥームチャレンジラウンド3とジェベルハッタの2つのG1レースになる。

Al Maktoum Challenge R3 Sponsored By Emirates Airline(G1・ダ2000m・3歳以上)

1着:Matterhorn

牡5、父・Raven’s Pass、母・Tanaghum、母父・Darshaan
調教師:S bin Ghadayer、騎手:Mickael Barzalona

・直線で早々にセーフティーリードを確保したMatterhornが2着に5馬身半差をつけて圧勝。

・今回の勝利で通算22戦9勝、重賞初制覇。今年2月にUAEへ移籍した馬で、欧州在籍時に重賞勝ちはないが、リステッド勝ち(芝1m)や、重賞2着が5回もあった馬。特筆すべきは芝では勝ち切れない点があったが、AWでは10戦7勝の戦績を残していた事で、UAEへの移籍もこの点が考慮されているものと思われる。移籍初戦の前走2/13のメイダンでのG3-ファイアーブレイクS(ダ1600m)では勝ったCapezzanoから7馬身3/4差の3着とし、ここへ臨んでいた。サウジカップ新設で今回はメンバーも薄かった印象だが、今回の勝利を受けてウィルアムヒルでは3/28のG1-ドバイワールドカップで本馬をクリソベリル、Capezzanoと同じ4番人気(11.00倍)に評価している。

 1着:[2020/03/07]アルマクトゥームチャレンジラウンド3(UAEG1・ダ2000m・メイダン)

・父のRaven’s Passは2005年米国産のElusive Quality産駒。現役時はJohn Gosden師に管理され、12戦6勝、BCクラシック(AW10f・レコード勝ち)、クイーンエリザベス2世S(芝8f)の2つのG1を含む重賞4勝。主な産駒にタワーオブロンドン(スプリンターズS)、Royal Marine(ジャンリュックラガルデール賞)がおり、産駒G1馬はこの2頭のみ。種付料は2009年に4万ユーロでスタートするも年々、値を下げており今年は1万ユーロ。

・母のTanaghumは5戦1勝。半弟のBangkok(父・Australia)は英G3-bet365クラシックトライアルの勝ち馬。甥のRibchester(父・Iffraaj)はムーランドロンシャン賞、クイーンアンS(レコード勝ち)、ロッキンジS、ジャックルマロワ賞の4つのG1を含む重賞6勝。祖母のMehthaafは愛G1-アイリッシュ1000ギニー、英G2-セレブレーションマイル、英G3-ネルグウィンSの勝ち馬。

2着:Military Law(5馬身半差)

せん5、父・Dubawi、母・Marine Bleue、母父・Desert Prince
調教師:M Al Mheiri、騎手:Antonio Fresu

3着:Mark Of Approval(2馬身半差)

せん6、父・Lemon Drop Kid、母・Agreeable Miss、母父・Speightstown
調教師:Mahmood Hussain、騎手:Pat Cosgrave

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-03-07/753152

Jebel Hatta Sponsored By Emirates Airline(G1・芝1800m・3歳以上)

1着:Barney Roy

せん6、父・Excelebration、母・Alina、母父・Galileo
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick

・青い帽子のゴドルフィンのBarney Royが先に抜けていたMagic Lily、Spotifyを残り200を切ってから一気に差し切り、1着。4着までゴドルフィン勢が独占。

https://twitter.com/MeydanRacing/status/1236296882395254784

・今回の勝利で通算12戦6勝、重賞4勝目。3歳時に2000ギニーで2着になった後に出走した、ロイヤルアスコットの英G1-セントジェームズパレスS(芝7f213yds)を勝った馬で、翌年に種牡馬入りするも不妊症のため去勢された上で現役復帰。558日ぶりの復帰戦は2着(英リステッド)で、その後、1着(仏リステッド)→8着(G1-クイーンアンS)。再度、227日間、休養入りし、前走1/30のメイダンでのG2-アルラシディーヤ(芝1800m)を快勝し、ここへ臨んでいた。今回の勝利で完全に復帰後の軌道修正に成功した印象で、ウィリアムヒルでは現在、3/28のG1-ドバイターフで本馬をアーモンドアイ(2.25倍)につぐ、2番人気(4.00倍)の評価としている。

 1着:[2020/03/07]ジェベルハッタ(UAEG1・芝1800m・メイダン)
 1着:[2020/01/30]アルラシディーヤ(G2・芝1800m・メイダン)
 1着:[2017/06/20]セントジェームズパレスS(英G1・芝7f213yds・アスコット)
 1着:[2017/04/22]グリーナムS(英G3・芝7f・ニューベリー)

・父のExcelebrationは2008年愛国産のExceed And Excel産駒。現役時はA P O’Brien師に管理され、15戦8勝、クイーンエリザベス2世S、ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞の3つのG1を含む重賞6勝。他にG1での2着が3回あるがこれは全てFrankelに敗れてのもの。Barney Royは初年度産駒になり、これまでの代表産駒となる。昨年の種付料は8000ユーロ。今年は2013年以来、繋養されていたクールモアスタッドの種付料発表の際にExcelebrationの名前が無くなっている。

・母のAlinaは2戦未勝利。祖母のCheyenne Starは愛重賞2勝。母のいとこ(せん馬)にあたるGordon Lord Byronはフォレ賞、スプリントC、ジョージライダーSの仏英豪の3つのG1を含む重賞7勝の活躍馬。

2着:Magic Lily(1馬身3/4差)

牝5、父・New Approach、母・Dancing Rain、母父・Danehill Dancer
調教師:Charlie Appleby、騎手:Mickael Barzalona

3着:Spotify(1馬身半差)

せん6、父・Redoute’s Choice、母・Gwenseb、母父・Green Tune
調教師:Charlie Appleby、騎手:James Doyle

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-03-07/753151

Dubai City Of Gold Sponsored By Emirates SkyCargo(G2・芝2400m・3歳以上)

1着:Loxley

せん5、父・New Approach、母・Lady Marian、母父・Nayef
調教師:Charlie Appleby、騎手:Mickael Barzalona

・外から伸びた白い帽子のゴドルフィンのLoxleyが残り100までに先頭に立ち、直線で外に持ち出し直すロスがあったG1馬・Defoeの追撃を抑えて1着。

・今回の勝利で通算16戦5勝、重賞2勝目。3歳時にフランスで重賞勝ちの実績がある馬だが、今回、1番人気だったG1馬・Defoe(コロネーションCなど重賞5勝)を降し、久々の重賞勝ち。

 1着:[2020/03/07]ドバイシティオブゴールド(UAEG2・芝2400m・メイダン)
 1着:[2018/08/26]ドーヴィル大賞(仏G2・芝2500m・ドーヴィル)

・父のNew Approachは2005年愛国産のGalileo産駒。現役時はJ S Bolger師に管理され、11戦8勝、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、英ダービー、デューハーストS、ナショナルSの5つのG1を含む重賞6勝。主な産駒にMasar(英ダービー)、Dawn Approach(英2000ギニー、セントジェームズパレスSなど)、Talent(英オークス)など。今年の種付料は3万ポンド。

母のLady Marianは仏G1-オペラ賞(芝2000m)、仏G3-ノネット賞(芝2000m)、独G3-ユングハインリヒガベルシュタブラー大賞(芝2200m)の勝ち馬で、他に仏G1-ジャンロマネ賞で2着、独G1-ディアナ賞(独オークス)で2着。牝系はドイツの活躍馬を多く輩出しており、Lagunas(ドイチェスダービー)、Lirung(ジャックルマロワ賞)、Lord of England(ダルマイヤー大賞)、Lomitas(バーデン大賞、ベルリン銀行大賞)、Lavirco(ドイチェスダービー、オイロパ賞)らが出ている。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-03-07/753153

Burj Nahaar Sponsored By Emirates Holidays(G3・ダ1600m・3歳以上)

1着:Salute The Soldier

せん5、父・Sepoy、母・Street Fire、母父・Street Cry
調教師:Fawzi Abdulla Nass、騎手:Adrie de Vries

・早めに前を潰しにいき先頭に立ったSalute The Soldierが、直線で後続を突き離して快勝。

・今回の勝利で通算17戦6勝、重賞初制覇。今年1月にバーレーンへ移籍したドイツ産の馬で、移籍初戦の1/30のメイダンでのハンデ戦(芝1600m)を勝利→前走2/20のメイダンでのG2-ザビールマイル(芝1600m)では勝ったZakouskiから1馬身差の4着だった馬。欧州在籍時にケンプトンやチェルムスフォードでのAWでのレースは5戦2勝、2着3回と好走しており、今回の初のダート挑戦は吉と出た形。この勝利を受けてウィリアムヒルでは3/28のG2-ゴドルフィンマイルで本馬を1番人気(4.50倍)の評価としている。

 1着:[2020/03/07]バージナハール(UAEG3・ダ1600m・メイダン)

・父のSepoyは2008年豪州産のElusive Quality産駒。現役時は13戦10勝、ゴールデンスリッパー、ブルーダイヤモンドS、マニカトS、クールモアスタッドSの4つのG1を含む重賞7勝。主な産駒にAlizee(フューチュリティS、クールモアレガシーS、AJCフライトS)。今年の種付料は1万1000豪ドル。

・母のStreet Fireは未出走。同じ牝系にSkywalker(BCクラシック、サンタアニタダービーなど)、Monzante(エディーリードH)らがいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-03-07/753150

Nad Al Sheba Turf Sprint Sponsored By Arabian Adventures(G3・芝1200m・3歳以上)

1着:Wildman Jack

せん4、父・Goldencents、母・Orientatious、母父・Orientate
調教師:Doug O’Neill、騎手:Fernando Jara

・内のWildman Jackが残り300を切ってから後続との差を広げるワンサイドゲームを演じ快勝。

https://twitter.com/MeydanRacing/status/1236279304981483521

・今回の勝利で通算7戦3勝、重賞初制覇。アメリカで芝5fのレースを2勝している馬で、今年は2/6のメイダンでのハンデ戦(芝1400m)で4着とし、ここへ臨んでいた。今回の勝利を受けて、ウィリアムヒルでは3/28のG1-アルクォーツスプリントで本馬を1番人気(4.00倍)に評価をあげている。

 1着:[2020/03/07]ナドアルシバターフスプリント(UAEG3・芝1200m・メイダン)

・父のGoldencentsは2010年米国産のInto Mischief産駒で本馬はファーストクロップになる。現役時は18戦7勝、BCダートマイル2勝(ダ8f)、サンタアニタダービー(ダ9f)の3つのG1を含む重賞6勝。主な産駒にMr. Money(米重賞5勝)、By My Standards(ルイジアナダービー)。TDNによる昨年の北米サイアーランキングは45位(2歳と3歳の2クロップが稼働しての結果)。今年の種付料は2万5000ドル。

・母のOrientatiousは6戦3勝。曽祖母のDe La Devilは米G3-ゴールデンロッドSの勝ち馬。4代母のDe La Roseは米G1-ハリウッドダービーを含む重賞6勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-03-07/753149

Mahab Al Shimaal Sponsored By Emirates Skywards(G3・ダ1200m・3歳以上)

1着:Wafy

せん5、父・Dubawi、母・Ghanaati、母父・Giant’s Causeway
調教師:S Seemar、騎手:Tadhg O’Shea

・完全に勝ちパターンに持ち込んでいたLeading Spiritを、大外から並ぶ間もなく豪快に差し切ったWafyが1着。

・今回の勝利で通算13戦3勝、重賞初制覇。今年2月にUAEに移籍したばかりの馬で、移籍初戦の前走2/21のジェベルアリでのハンデ戦(ダ1200m)を6馬身差で快勝し、ここへ臨んでいた。今回の勝利を受けて、3/28のG1-ドバイゴールデンシャヒーンで本馬をウィリアムヒルでは、Imperial Hint(5.00倍)、マテラスカイ(5.00倍)に続く、3番人気の6.00倍と評価している。

 1着:[2020/03/07]マハールアルシマール(UAEG3・ダ1200m・メイダン)

母のGhanaatiは6戦3勝、2009年の英G1-英1000ギニー(1m)、英G1-コロネーションS(7f213yds)をともにレコードタイムで制した快速馬で、同年のサセックスSで3着、翌年のサンチャリオットSで2着。牝系はHighclere(仏オークス、英1000ギニー)に連なるもので、母の伯父にNashwan(英ダービーなどG1を4勝)、母の叔父にNayef(英チャンピオンSなどG1を4勝)、母のはとこにディープインパクトウインクリューガーブラックタイドらがいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2020-03-07/753148