ウィリアムレイドS・レース結果

現地時間3/20(金)に豪ムーニーヴァレー競馬場にて行われた、G1-ウィリアムレイドS(芝1200m)のレース結果と動画をお届けする。

Keogh Homes William Reid Stakes(G1・芝1200m・3歳以上)

・1925年創設。多くの名馬が歴代の勝ち馬に名を連ねており、1979年から1983年までManikatoが5連覇達成。2007年の勝ち馬・Miss Andrettiは同年のロイヤルアスコットへ参戦し、当時G2のキングズスタンドSを制覇。Black Caviarは2011年、2013年にこのレースを制しており、2012年のロイヤルアスコットでのG1-ダイヤモンドジュビリーSを制覇している。

1着:Loving Gaby

牝3、父・I Am Invincible、母・Maastricht、母父・Mastercraftsman
調教師:Ciaron Maher & David Eustace、騎手:Craig A Williams

・直線入口で早めにBivouacの外から被せ気味に先頭に立ったLoving Gabyが、ムーニーヴァレーの特殊な短い直線をそのまま先頭で走り切り1着。

・今回の勝利で通算12戦4勝、G1は2勝目重賞4勝目(初勝利が重賞)。3歳春は9/27のG3-スカボローS(1200m)で1着→10/12のG3-サラブレッドクラブS(1200m)で2着→10/25のG1-マニカトS(1200m)で1着11/9のG1-ダーレースプリントクラシック(1200m)で2着。3歳秋は2/15のG1-ブラックキャビアライトニング(1000m)で3着→3/7のG1-ニューマーケットH(1200m)でBivouacの2着とし、ここへ臨んでいた。近走、G1では1着→2着→3着→2着と全て3着以内に入っており、豪短距離路線の安定勢力として地位を固めている存在。

 1着:[2020/03/20]ウィリアムレイドS(豪G1・芝1200m・ムーニーヴァレー)
 1着:[2019/10/25]マニカトS(豪G1・芝1200m・ムーニーヴァレー)

 1着:[2019/09/27]スカボローS(豪G3・芝1200m・ムーニーヴァレー)
 1着:[2019/02/02]チェアマンズS(豪G3・芝1000m・コーフィールド)

・ムーニーヴァレーでの実績はまさに鬼で、これでムーニーヴァレーだけで重賞3勝目。ムーニーヴァレーでのマニカトSとウィリアムレイドSの「ダブル」を達成した馬は史上4頭目。

 Dual Choice(1972年)、Manikato(1980,1983年)、Miss Andretti(2007年)、Loving Gaby(2020年)

・父のI Am Invincibleは2004年豪州産のInvincible Spirit産駒。現役時は13戦5勝、G3-マッケイS(芝1100m)の勝ち馬。2013-14年の豪州リーディングファーストクロップサイアーとなり、以後、Brazen BeauVoodoo LadHellbentViddoraI Am a StarInvincibellaなど8頭のG1勝ち馬を輩出。2017-18、2018-19年の豪州リーディングサイアーランキングはいずれもスニッツェルに次ぐ2位。2019年の種付料はスニッツェルをしのぐ豪州最高額の24万7500豪ドルで、Winx、Black Caviarにも種付けを行っている人気種牡馬。現時点での豪サイアーランキングはPierroに次ぐ2位、勝利数はトップの132勝、ステークス勝ち馬頭数はスニッツェル(11頭)に次ぐ2位(10頭)。

・母のMaastrichtは12戦2勝、重賞勝ちはないが2着1回、3着2回。伯母のVelociteaは豪G1-ザ・グッドウッド(1200m)の勝ち馬。

2着:Gytrash(1馬身1/4差)

せん4、父・Lope De Vega、母・Miss Barley、母父・Fastnet Rock
調教師:Gordon Richards、騎手:Mark Zahra

3着:Bivouac(1馬身半差)

牡3、父・Exceed And Excel、母・Dazzler、母父・More Than Ready
調教師:James Cummings、騎手:Hugh Bowman

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/299/moonee-valley/2020-03-20/754314