現地時間3/28(土)に豪シドニー郊外のローズヒルガーデンズ競馬場にて、G1-HEタンクレッドS(芝2400m)、G1-ヴァイナリースタッドS(芝2000m)が行われている。両レースの結果と動画をまとめてお届けする。

Kia Tancred Stakes(G1・芝2400m・3歳以上)

・1963年創設。レース名はシドニーターフクラブのチェアマン・Henry Eugene Tancredより。氏はラグビーユニオン(昨年日本でワールドカップが開催されたいわゆる15人制ラグビー)のプレーヤーとしても鳴らした人物で、ポジションはナンバー8。オールブラックス(ニュージーランド代表)、ワラビーズ(オーストラリア代表)、両方に選出されたことがある人物。

1着:Verry Elleegant

牝4、父・Zed、母・Opulence、母父・Danroad
調教師:Chris Waller、騎手:James McDonald

・後方待機の1番人気・Verry Elleegantが3,4角の半ば辺りから外を伝って一気に上昇。直線は大外から軽快に伸び、残り200で早くも後続との差を広げ、早々に決着をつける圧勝劇を演じ1着。

・今回の勝利で通算19戦8勝、G1・3勝目重賞6勝目。昨年のATCオークスを1番人気で制した馬。春シーズン(昨年秋)は9着→4着→1着→12着(コックスプレート)と精彩を欠いたが、秋シーズン(今年春)は4着→2着(G1-チッピングノートンS)→2着(G1-ランヴェットS)とまずまずの戦績でここへ臨んでいた。

 1着:[2020/03/28]HEタンクレッドS(豪G1・芝2400m・ローズヒルガーデンズ)
 1着:[2019/10/05]ヒルS(豪G2・芝2000m・ランドウィック)
 1着:[2019/04/13]ATCオークス(豪G1・芝2400m・ランドウィック)
 1着:[2019/03/30]ヴァイナリースタッドS(豪G1・芝2000m・ローズヒルガーデンズ)

 1着:[2019/03/16]ファーラップS(豪G2・芝1500m・ローズヒルガーデンズ)
 1着:[2018/10/20]イーサリアルS(豪G3・芝2000m・コーフィールド)

・父のZedは2002年新国産のZabeel産駒。現役時は4戦1勝で戦績は地味だが、父のZabeelがオセアニアの大種牡馬・Sir Tristramの代表産駒で、自身もオーストラリアとニュージーランドでリーディングサイアーになった名種牡馬、母のEmerald DreamがニュージーランドのG1馬という良血馬。Verry Elleegantが代表産駒になり、他にSurvivedがニュージーランドのG1を制している。昨年のニュージーランドサイアーランキング8位。

・母のOpulenceは15戦2勝(芝2000m、芝2100m)。

2着:Mustajeer(4馬身1/4差)

せん7、父・Medicean、母・Qelaan、母父・Dynaformer
調教師:Kris Lees、騎手:Nash Rawiller

3着:Avilius(短頭差)

せん6、父・Pivotal、母・Alessandria、母父・サンデーサイレンス
調教師:James Cummings、騎手:Hugh Bowman

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2020-03-28/754861

Vinery Stud Stakes(G1・芝2000m・3歳牝馬)

・1979年にストームクイーンSとして創設。Storm Queenは1966年に8連勝でゴールデンスリッパーSを制した牝馬。1993年よりG1。ATCオークスのプレップレースの位置付けにあるレース。

1着:Shout The Bar

牝3、父・Not A Single Doubt、母・Drinks All Round、母父・O’Reilly
調教師:Gai Waterhouse & Adrian Bott、騎手:Adam Hyeronimus

・ハナを切ったShout The Barが一度、他馬に絡まれかけるシーンがあったが、終始マイペースの逃げ。そのまま直線を先頭で向かえると、激しい競り合いを何とか凌ぎ1着でゴール。2着は中団から差し込んだProbabeel。

https://twitter.com/WorldRacing1/status/1243775967450894336

・今回の勝利で通算4戦3勝、2着1回。重賞初制覇。2/17のデビュー戦(芝1150m)で1着→3/4の2戦目(芝1150m)で1着→3/13のG3-ケンブラグランジクラシック(芝1600m)で2着とし、ここへ臨んでいた。中1週になる4/11にランドウィック競馬場で行われる、G1-ATCオークス(芝2400m)が次走になろうが、昨年のVerry Elleegant同様、ヴァイナリースタッドS→ATCオークスの連勝なるか、注目となる。

 1着:[2020/03/28]ヴァイナリースタッドS(豪G1・芝2000m・ローズヒルガーデンズ)

・父のNot A Single Doubtは2001年豪州産のRedoute’s Choice産駒。現役時は10戦4勝、芝1000mと芝1200mのリステッドレースを勝ったのみで重賞勝ちはなし。戦績は地味だが、先週のゴールデンスリッパーを産駒のFarnanが制するなど、これまでに14頭のG1馬を輩出中。現在の豪サイアーランキングは4位。今年の種付料は11万豪ドル。

・母のDrinks All Roundは17戦3勝(芝1600m、芝1400m。芝1800m)。母のいとこ(せん馬)のRangirangdoo(父・ペンタイア)はジョージライダーS、ドンカスターマイルの2つのG1を含む重賞5勝の活躍馬。

2着:Probabeel(クビ差)

牝3、父・Savabeel、母・Far Fetched、母父・Pins
調教師:Jamie Richards、騎手:Kerrin McEvoy

3着:Nudge(1馬身差)

牝3、父・Fastnet Rock、母・Julinsky Princess、母父・ストラヴィンスキー
調教師:Chris Waller、騎手:Nash Rawiller

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2020-03-28/754862