現地時間4/18(土)に豪シドニー近郊のランドウィック競馬場でG1-オールエイジドS(芝1400m)、2歳G1-シャンペンS(芝1600m)が行われている。2レースの結果と動画をまとめてお届けする。
Schweppes All Aged Stakes(G1・芝1400m・2歳以上)
1着:Tofane
牝4、父・Ocean Park、母・Baggy Green、母父・Galileo
調教師:Michael Moroney、騎手: Opie Bosson
・直線は好位から抜け出した赤い帽子のPierataと、黄色の帽子のTofaneの争いとなり、いったんはPierataが完全に抜け出しかけるも、外からしぶとく接近したTofaneがゴール寸前、短頭差で差し切って1着。1番人気のBivouacは5着。
・今回の勝利で通算14戦5勝、G1・初制覇、重賞3勝目。今季はこれまでにG1のみを4戦使われ、7着(ブラックキャビアライトニング)→7着(ニューマーケットH)→3着(ザ・ギャラクシー)→5着(T J スミスS)とし、ここへ臨んでいた。
1着:[2020/04/18]オールエイジドS(豪G1・芝1400m・ランドウィック)
1着:[2019/11/02]ファーフィスプリント(豪G3・芝1100m・フレミントン)
1着:[2019/10/12]ベースストレートビーフS(豪G3・芝1200m・コーフィールド)
・父のOcean Parkは2008年新国産のThorn Park(その父・スピニングワールド)産駒。現役時は14戦7勝、コックスプレート、コーフィールドS、アンダーウッドS、マクフィチャレンジS、ARCニュージーランドSの5つのG1を含む重賞6勝。TofaneはKolding(エプソムH)に続く2頭目の産駒G1馬となる。他に3頭の重賞勝ち馬を輩出中。
・母のBaggy Greenは11戦1勝。曽祖母がUser Friendly(英・愛オークス、英セントレジャー、サンクルー大賞、ヨークシャーオークス)になる牝系の出身。叔母のYoungstarは豪G1-クイーンズランドオークスの勝ち馬。同じく叔母のFunstarは豪G1-フライトSの勝ち馬。
2着:Pierata(短頭差)
牡5、父・Pierro、母・November Flight、母父・Flying Spur
調教師:Gregory Hickman、騎手:Tommy Berry
3着:Fasika(2馬身半差)
牝4、父・So You Think、母・Jarada、母父・Redoute’s Choice
調教師:Joseph Pride、騎手:Brenton Avdulla
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2020-04-18/755791
Moet & Chandon Champagne Stakes(G1・芝1600m・2歳)
1着:King’s Legacy
牡2、父・Redoute’s Choice、母・Breakfast In Bed、母父・Hussonet
調教師:Peter & Paul Snowden、騎手:Hugh Bowman
・1番人気のKing’s Legacyが中団追走から、直線で外に持ち出されると一気に伸び、内で逃げ粘っていたGlenfiddichをきっちりアタマ差とらえて1着。
・今回の勝利で通算6戦3勝、G1・2勝目、重賞3勝目。シドニー2歳3冠を完走し、3/21のゴールデンスリッパー(芝1200m)は9着も、これで4/4のサイアーズプロデュースS(芝1400m)とシャンペンSの2冠を達成。
1着:[2020/04/18]シャンペンS(豪G1・芝1600m・ランドウィック)
1着:[2020/04/04]サイアーズプロデュースS(豪G1・芝1400m・ランドウィック)
1着:[2019/12/28]B.J.マクラクランS(豪G3・芝1200m・イーグルファーム)
※以下の項目はサイアーランキング以外は前走・サイアーズプロデュースS勝利時のものの再掲になります。
・父のRedoute’s Choiceは1996年豪州産のデインヒル産駒。現役時は10戦5勝、C.F.オーアS(芝1400m)、コーフィールドギニー(芝1600m)、マニカトS(芝1200m)、ブルーダイヤモンドS(芝1200m)の4つのG1の勝ち馬。2005-06、2009-10、2013-14の3度、豪州リーディングサイアーのタイトルを獲得した名種牡馬だが、昨年3/25に死亡。主な産駒にMiss Finland(豪G1を5勝)、Lankan Rupee(豪G1を5勝)、The Autumn Sun(豪G1を5勝)、 スニッツェル(豪リーディングサイアー)など。現時点での豪サイアーランキングは18位だが、直仔のスニッツェル(1位)、Not a Single Doubt(4位)がランキング上位に並んでいる。
・母のBreakfast In Bedは30戦7勝。叔母のOohood(父・I am Invincible)は豪G1-フライトSの勝ち馬。祖母のBella Sundayはサンデーサイレンス産駒で13戦2勝。Bella Sundayの半弟に種牡馬として活躍中のNot a Single Doubt(先日、産駒のFarnanがゴールデンスリッパーを制覇)がいる牝系。
2着:Glenfiddich(アタマ差)
牡2、父・Fastnet Rock、母・Nothin But A Dream、母父・First Defence
調教師:Robbie Griffiths、騎手:Tommy Berry
3着:Ole Kirk(1馬身1/4差)
牡2、父・Written Tycoon、母・Naturale、母父・Bel Esprit
調教師:Michael, Wayne & John Hawkes、騎手:James McDonald
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2020-04-18/755841