香港シャティン競馬場にて行われた、G1-クイーンエリザベス2世C(芝2000m)、G1-チャンピオンズマイル(芝1600m)、G1-チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)のレース結果と動画をお届けする。尚、今年は新型コロナウイルスの影響で外国調教馬は不在となり、香港調教馬のみでのレースとなっている。

FWD QEII Cup(G1・芝2000m・3歳以上)

1着:Exultant

せん6、父・Teofilo、母・Contrary、母父・Mark Of Esteem
調教師:A S Cruz、騎手:Zac Purton

・Time Warpがハナを切り、人気のExultantは4番手を追走。向う正面手前辺りで絶好の手応えでExultantが自然にポジションを2番手に押し上げ、4角手前で早くも先頭に踊り出ると、そのまま力強く押し切り勝ち。前走香港ゴールドカップでは中団待機から直線大外から追い込むもTime Warpに逃げ切りを許していたが、今回は番狂わせ、取りこぼしが起きない間違いのない競馬をしっかりと遂行した印象。

・今回の勝利で通算28戦12勝、G1・4勝目重賞9勝目。昨年4月のQEII Cupはウインブライトの2着、昨年12月の香港ヴァーズはグローリーヴェイズの3着といずれも1番人気に推されるも、日本調教馬に屈していたが今回は順当に勝利。2018年12月の香港ヴァーズでWaldgeist、リスグラシューらを降して以降、日本調教馬の好敵手として君臨してきた存在で、今年12月の香港ヴァーズではいつも通りにこの馬と日本調教馬が激突する競馬が見たいものである。

 1着:[2020/04/26]クイーンエリザベス2世C(HKG1・芝2000m・シャティン)
 1着:[2020/01/27]センテナリーヴァーズ(HKG3・芝1800m・シャティン)
 1着:[2019/11/17]ジョッキークラブカップ(HKG2・2000m・シャティン)
 1着:[2019/05/26]香港チャンピオンズ&チャターC(HKG1・2400m・シャティン)
 1着:[2019/02/17]香港ゴールドC(HKG1・2000m・シャティン)
 1着:[2019/01/27]センテナリーヴァーズ(HKG3・1800m・シャティン)
 1着:[2018/12/09]香港ヴァーズ(HKG1・2400m・シャティン)
 1着:[2018/06/24]プレミアプレート(HKG3・1800m・シャティン)
 1着:[2018/05/06]クイーンマザーメモリアルC(HKG3・2400m・シャティン)

・父のTeofiloは2004年愛国産のGalileo産駒。現役時は2歳時のみ稼働し5戦5勝。デューハーストS(7f)、ナショナルS(7f)の2つのG1を含む重賞3勝、2006年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬。Happy Clapper(ドンカスターマイルなど豪G1を3勝)、Cross Counter(メルボルンC)、Trading Leather(アイリッシュダービー)など既に16頭のG1馬を輩出中。今年の種付料は4万ユーロ。

・母のContraryは2戦1勝(芝7f)。叔父のSpirit Quartzは仏G2-グロシェーヌ賞、伊G3-テュディニ賞の勝ち馬。叔父のCaspian Princeは愛G3-サファイアSの勝ち馬。

2着:Furore(3/4身差)

せん5、父・Pierro、母・Stormy Choice、母父・Redoute’s Choice
調教師:A S Cruz、騎手:Karis Teetan

3着:Eagle Way(2馬身半差)

せん7、父・More Than Ready、母・Wedgetail Eagle、母父・Lure
調教師:John Moore、騎手:Neil Callan

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-04-26/756486

FWD Champions Mile(G1・芝1600m・3歳以上)

1着:Southern Legend

せん7、父・Not A Single Doubt、母・Donna’s Appeal、母父・カーネギー
調教師:C Fownes、騎手:C Y Ho

・注目のBeauty Generationは今回も控える競馬を選択し、逃げたKa Ying Starの番手を追走。このままの隊列で直線を向かえると、前走同様、Beauty Generationの番手差しの競馬となりかけるも、中団にいたSouthern Legendが外から襲いかかり、最終的にはこの2頭のマッチレースに。壮絶な競り合いとなったが、最後は外のSouthern Legendが競り勝って1着。

・今回の勝利で通算38戦10勝、G1・初制覇重賞2勝目。昨年12月のG1-香港ヴァーズでは勝ったグローリーヴェイズから10馬身半差の8着だった馬で、その後、6着→9着→3着とし、ここへ臨んでいた。前走のG2-チェアマンズトロフィーでは勝ったBeauty Generationから半馬身差の3着で、復調気配を見せていた馬。一昨年の香港マイル、チャンピオンズマイルでは共にBeauty Generationの3着。2014年の豪イングリスイースター1歳馬セールにて、米ドル換算で26万2920ドルで取引された馬。

 1着:[2020/04/26]チャンピオンズマイル(HKG1・芝1600m・シャティン)
 1着:[2019/11/03]ササレディーズバース(HKG3・芝1800m・シャティン)

・父のNot A Single Doubtは2001年豪州産のRedoute’s Choice産駒。現役時は10戦4勝、芝1000mと芝1200mのリステッドレースを勝ったのみで重賞勝ちはなし。戦績は地味だが、今年の豪2歳G1-ゴールデンスリッパーをFarnanが、豪G1-ヴァイナリースタッドSをShout the Barが制するなど、これまでに本馬を含めて14頭のG1馬が18のG1レースを制覇中。現在の豪サイアーランキングは4位。初年度は1万3750豪ドルだった種付料は一度も下がる事無く高騰を続け、今年の種付料は11万豪ドル。

・母のDonna’s Appealは20戦3勝(1200m、1350m、1100m)。

2着:Beauty Generation(短頭差)

せん7、父・Road To Rock、母・Stylish Bel、母父・Bel Esprit
調教師:John Moore、騎手:Zac Purton

・惜しくもチャンピオンズマイル3連覇ならず。持ち前のスピードで圧倒する全盛期の強さはさすがに失せた印象だが、器用に前々で立ち回り巧さで他馬を凌ぐ新境地を見せかけていただけに残念な敗戦となっている。

3着:Waikuku(2馬身3/4差)

せん5、父・Harbour Watch、母・London Plane、母父・Danehill Dancer
調教師:J Size、騎手:Joao Moreira

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-04-26/756485

Chairman’s Sprint Prize(G1・芝1200m・3歳以上)

1着:Mr Stunning

せん7、父・Exceed And Excel、母・With Fervour、母父・Dayjur
調教師:F C Lor、騎手:Karis Teetan

・1番人気のAetheroがハナを奪い、レースを主導するも直線早々に馬群に沈む意外な展開に。直線は4,5頭にチャンスがある大熱戦となるも、中団追走から狭いところを抜けてきたMr Stunningが底力を発揮。接戦を制し、3つ目のG1タイトルを獲得している。

・今回の勝利で通算26戦9勝、G1・3勝目重賞5勝目。香港の1200m路線で長く一線級に留まり続けてきた馬で、2017年12月の香港スプリント1着→2018年4月のチェアマンズスプリントプライズ2着→2018年12月の香港スプリント1着→2019年4月のチェアマンズスプリントプライズは未出走→2019年12月の香港スプリント4着。今年は5着(G1)→3着→4着(G2)とし、ここへ臨んでいた。

 1着:[2020/04/26]チェアマンズスプリントプライズ(HKG1・芝1200m・シャティン)
 1着:[2018/12/09]香港スプリント(HKG1・芝1200m・シャティン)
 1着:[2017/12/10]香港スプリント(HKG1・芝1200m・シャティン)

 1着:[2017/11/19]ジョッキークラブスプリント(HKG2・芝1200m・シャティン)
 1着:[2017/04/09]スプリントカップ(HKG2・芝1200m・シャティン)

・父のExceed And Excelは2000年豪州産のデインヒル産駒。現役時は12戦7勝、ニューマーケットH(芝1200m)、ドバイレーシングクラブC(芝1400m)の2つのG1を含む重賞6勝。主な産駒にExcelebration(ムーランドロンシャン賞、ジャックルマロワ賞、クイーンエリザベス2世S)、Helmet(コーフィールドギニー、サイアーズプロデュースS、シャンペンS)など。今年も既に産駒のBivouacが豪G1-ニューマーケットHを制しており、現在の豪サイアーランキングでは9位につけている。アイルランドのキルダンガンスタッドにて繋養中で今年の種付料は4万ユーロ。

・母のWith Fervourは仏9戦未勝利。母のきょうだい(せん馬)・With AnticipationはマンノウォーS2勝など5つのG1を制覇(2001年のジャパンCにも出走し、ジャングルポケットの9着)。祖母のFran’s Valentineはケンタッキーオークス、ハリウッドオークス、サンタスサナSの3つのG1を含む重賞7勝の活躍馬。

2着:Big Time Baby(3/4身差)

せん6、父・Dandy Man、母・Royal Majestic、母父・Tobougg
調教師:K L Man、騎手:Matthew Chadwick

3着:Thanks Forever(短頭差)

せん4、父・Duporth、母・Cinecitta、母父・Exceed And Excel
調教師:John Moore、騎手:Blake Shinn

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-04-26/756483