現地時間6/6(土)に米カリフォルニア州のサンタアニタ競馬場にて行われた、G1-ハリウッドゴールドカップ(ダ10f)と米ベルモントパーク競馬場にて行われた、G1-カーターH(ダ7f)のレース結果と動画をお届けする。合わせて同日に行われたG2-サンタアニタオークス(ダ8.5f)についても触れる。

Hollywood Gold Cup Stakes(G1・ダ10f・3歳以上・サンタアニタ競馬場)

・1938年創設。2014年にハリウッドパーク競馬場の閉場によりサンタアニタ競馬場での施行となり、ゴールドカップアットサンタアニタSに改称されたが、今年から創設時の名称に再度改称。過去の勝ち馬にSeabiscuit、Challedon、Citation、Swaps、Round Table、Gallant Man、Native Diver、Ack Ack、Affirmed、Cigar、Skip Awayなどアメリカ競馬を彩った錚々たる名馬の名前が並ぶレース。

1着:Improbable

牡4、父・City Zip、母・Rare Event、母父・A.P. Indy
調教師:Bob Baffert、騎手:Drayden Van Dyke

・番手追走のImprobableが3角過ぎで先頭に立つと、4角で既に後続との差を決定的に広げ、直線でもすいすいと快走。最後は2着のG1馬Higher Powerに3馬身1/4差をつけてImprobableが圧勝している。

・今回の勝利で通算12戦5勝、G1・2勝目。昨年はケンタッキーダービーの有力馬とされたが、G1レースではアーカンソーダービー2着、ケンタッキーダービー4着プリークネスS6着、ペンシルバニアダービー4着、BCダートマイル5着。BCダートマイルを使われた後に一息入れられ、休み明けの前走4/11のオークローンマイルS(Black Type・ダ8f)を叩き(2着)、ここへ臨んでいた。同厩のMaximum Securityの壁は極めて高そうだが、一昨年のAccelerate、昨年のVino Rossoと2年連続でこのレースを勝った馬が同年のBCクラシックを制しており、この馬も続くことが出来るか。2017年9月のキーンランド1歳馬セールにて20万ドルにて取引された馬。

 1着:[2020/06/06]ハリウッドゴールドカップ(米G1・ダ10f・サンタアニタ)
 1着:[2018/12/08]ロスアラミトスキャッシュコールフューチュリティ(米G1・ダ8.5f・ロスアラミトス)

・父のCity Zipは1998年米国産のCarson City産駒。半弟にBCクラシックなどG1・4勝のGhostzapperがいる。現役時は23戦9勝、2歳G1-ホープフルS(ダ7f)を含む重賞6勝。主な産駒にArrogateを降してG1-パシフィッククラシックSを制し、同年のBCクラシックでGun Runnerの2着と健闘したCollected。2017年に既に亡くなっている。

・母のRare Eventは14戦4勝。祖母の半弟にハードスパン(G1-キングズビショップSなど重賞4勝)。

2着:Higher Power(3馬身1/4差)

牡5、父・Medaglia d’Oro、母・Alternate、母父・Seattle Slew
調教師:John W Sadler、騎手:Flavien Prat

3着:Tenfold(4馬身半差)

牡5、父・Curlin、母・Temptress、母父・Tapit
調教師:Steven Asmussen、騎手:Mike E Smith

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2020-06-07/759687

Runhappy Carter Handicap(G1・ダ7f・3歳以上・ベルモントパーク競馬場)

・1895年創設。アメリカのステークスで唯一、3頭が1着同着になったことがあるレース(1944年)。例年はアケダクト競馬場で施行されているが(同競馬場でシガーマイルと並び年に2回行われるG1レースの内の1つ)、今年はベルモントパーク競馬場にて行われている。

1着:Vekoma

牡4、父・Candy Ride、母・Mona De Momma、母父・Speightstown
調教師:George Weaver、騎手:Javier Castellano

・ハナを奪ったAmerican Anthemを見ながら外目の番手を追走していたVekomaが、4角で先頭に立つと直線で後続を一気に突き放し、2着に7馬身1/4差をつけて快勝。

https://twitter.com/WorldRacing1/status/1269387264230133766

・今回の勝利で通算7戦5勝、G1初制覇重賞3勝目昨年はG2-ブルーグラスS(ダ9f)を制し、ケンタッキーダービーに出走するも12着。その後、329日の休養を挟んで出走した3/28のSir Shackleton Stakes (Black Type・ダ7f)で2着に3馬身3/4差をつけて快勝し、ここへ臨んでいた。今回の勝利で11/7のG1-BCスプリントの優先出走権を獲得。2017年9月のキーンランド1歳馬セールにて13万5000ドルにて取引された馬。

 1着:[2020/06/06]カーターH(米G1・ダ7f・ベルモントパーク)
 1着:[2019/04/06]ブルーグラスS(米G2・ダ9f・キーンランド)
 1着:[2018/11/04]ナシュアS(米G3・ダ8f・アケダクト)

・父のCandy Rideは1999年アルゼンチン産のRide the Rails産駒。現役時は6戦6勝、アルゼンチンとアメリカでG1を計3勝。アルゼンチンでは芝1600mで1:31.01、米デルマーではダ10fで1:59.11といずれもレコードを出し、豊かなスピードと万能性を示した馬。代表産駒にG1を6勝したGun Runner。昨年のTDNによる北米サイアーランキング14位。今年の種付料は過去最高額となる10万ドル。

母のMona De Mommaは13戦5勝、米G1-ヒューマナディスタフS(ダ7f)、米G3-ラスフローレスH(AW6.5f)の勝ち馬。同じ牝系の活躍馬にストリートセンス(ケンタッキーダービー、トラヴァーズS、BCジュヴェナイル)。

2着:Network Effect(7馬身1/4差)

牡4、父・Mark Valeski、母・Sandy Key Gal、母父・Put It Back
調教師:Chad C Brown、騎手:Irad Ortiz Jr

3着:American Anthem(1馬身1/4差)

牡6、父・Bodemeister、母・Indy’s Windy、母父・A.P. Indy
調教師:Danny Gargan、騎手:Kendrick Carmouche

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2020-06-06/759699

Santa Anita Oaks(G2・ダ8.5f・3歳牝馬・サンタアニタ競馬場)

・1935年創設。昨年まではG1だったが今年よりG2に降格。近年の主な勝ち馬にRags to Riches(2007年)、スターダムバウンド(2009年)、Turbulent Descent(2011年)、Beholder(2013年)、Stellar Wind(2015年)、Songbird(2016年)、Midnight Bisou(2018年)など。

1着:Swiss Skydiver

牝3、父・Daredevil、母・Expo Gold、母父・ヨハネスブルグ
調教師:Kenneth McPeek、騎手:Mike E Smith

・あっさりハナに立ったSwiss Skydiverがそのまま逃げ切り勝ち。

・今回の勝利で通算7戦4勝、重賞3勝目。これで重賞3連勝。2着との着差は3馬身1/4→2馬身半→4馬身で完勝続き。現在、bet365のケンタッキーオークスでのアンティポストでは4.50倍の1番人気となっている。2018年9月のキーンランド1歳馬セールにて3万5000ドルにて取引された馬。

 1着:[2020/06/06]サンタアニタオークス(米G2・ダ8.5f・サンタアニタ)
 1着:[2020/05/01]ファンタジーS(米G3・ダ8.5f・オークローンパーク)
 1着:[2020/03/28]ガルフストリームパークオークス(米G2・ダ8.5f・ガルフストリームパーク)

・父のDaredevilは2012年米国産のMore Than Ready産駒。現役時は5戦2勝、米2歳G1-シャンペンSの勝ち馬。現3歳がファーストクロップTDNによる昨年の北米ファーストクロップサイアーランキングは17位で、昨年は41頭が出走し13頭が勝利し、総勝ち鞍は14勝。

・母のExpo Goldは5戦2勝。従姉のデンバーテソーロ(牝4、父・Violence)は現在14戦2勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/257/santa-anita/2020-06-06/759685