現地時間6/13(土)に愛カラ競馬場にて、G1-アイリッシュ1000ギニーが行われている。仏2歳G1-マルセルブサック賞の勝ち馬・Albignaが1番人気、これにディープインパクト産駒・Fancy Blueら、バリードイル勢が続く構図となった牝馬クラシックレースの結果と動画をお届けする。

Tattersalls Irish 1,000 Guineas(G1・芝1m・3歳牝馬)

1着:Peaceful

牝3、父・Galileo、母・Missvinski、母父・ストラヴィンスキー
調教師:A P O’Brien、騎手:Seamie Heffernan

・現地実況が「マイケルテイバーズDay!」と絶叫したように、クールモアの同じ勝負服の3頭が上位独占。直線早めに抜け出したPeaceful(青とオレンジの染め分け帽)が1着、直線で大外から伸びてきたディープインパクト産駒・Fancy Blue(オレンジ色の帽子)が2着、3,4番手追走からしぶとく伸びたSo Wonderful(青の帽子)が3着。1番人気のG1馬・Albignaは6着。

・今回の勝利で通算4戦2勝、重賞初制覇。8/15のレパーズタウンでのデビュー戦は9着(7f)→10/10のサーリスでの2戦目(1m)で1着→11/2のニューマーケットでのリステッド(1m)で2着。今回はそれ以来の休み明けのレースだった。重賞実績は無い馬だが出走馬唯一のGalileo産駒という威光は大きく、最終的には2番人気の評価を得ていた。道中は逃げ馬とほとんど差の無い2番手を追走、直線で早めに抜け出してセーフティーリードを確保し、そのまま押し切る競馬で今回に関しては盤石の内容。

 1着:[2020/06/13]アイリッシュ1000ギニー(愛G1・芝1m・カラ)

・父のGalileoと母父のストラヴィンスキーの配合での活躍馬といえば、インターナショナルS、サセックスS、クイーンエリザベス2世Sの3つのG1を含む重賞4勝のRip Van Winkleがいる。この配合はNorthern Dancer 3×4とSpecial 4×4の牝馬クロスが発生する組み合わせ

・Galileo産駒は先日の英1000ギニーを勝ったLoveに続くクラシック制覇で、アイリッシュ1000ギニーは6勝目(2006年・Nightime、2011年・Misty for Me、2014年・Marvellous、2017年・Winter、2019年・Hermosa、2020年・Peaceful)。Aidan O’Brien師は歴代トップのアイリッシュ1000ギニー10勝目(1997,2001,2003,2008,2011,2014,2017,2018,2019,2020年)、これで4年連続の優勝。Seamie Heffernan騎手はアイリッシュ1000ギニー4勝目(2001,2008,2011,2020年)。

・母のMissvinskiは13戦4勝。重賞勝ちはないが、リステッド2勝(6f、6.5f)、仏G1-アスタルテ賞2着、仏G3-グロット賞2着の実績を残す。

2着:Fancy Blue(2馬身差)

牝3、父・ディープインパクト、母・Chenchikova、母父・Sadler’s Wells
調教師:Donnacha Aidan O’Brien、騎手:Declan McDonogh

・2戦2勝で挑んだ一戦だったが、道中は後方追走、直線で大外から良く伸びて2着。当初より、距離が延びるアイリッシュオークス向きとドナカオブライエン師がコメントしており、内容的に今回は勝てそうなシーンは無かったが、この先が楽しみになる2着といえる。

3着:So Wonderful(アタマ差)

牝3、父・War Front、母・Wonder Of Wonders、母父・Kingmambo
調教師:A P O’Brien、騎手:Wayne Lordan

・これまでに8戦して未勝利だった馬だが、一貫して重賞を使われてきた馬で、愛G3-シルバーフラッシュS(7f)3着→愛G2-デビュータントS(7f)4着→愛G3-フレイムオブタラS(1m)2着→愛G1-モイグレアスタッドS(7f)3着。モイグレアスタッドSでは先日英1000ギニーを圧勝した勝ち馬のLoveとは1馬身半差の3着で、能力的にはここでも十分争覇圏内にいた馬。3,4番手追走からしぶとく3着確保。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/178/curragh/2020-06-13/741370

明日(現地時間6/14)の欧州G1レース

ガネー賞(仏G1・芝2100m・4歳以上・シャンティイ競馬場)

・昨年のジョッケクルブ賞の勝ち馬、凱旋門賞3着馬のSottsassが1番人気。休み明けの前走G2-アルクール賞では4着と敗れているが、ここは仕切り直しの一戦。アルクール賞の勝ち馬・Shamanが2番人気。

https://www.racingpost.com/racecards/204/chantilly/2020-06-14/760027/

サンタラリ賞(仏G1・芝2000m・3歳牝馬・シャンティイ競馬場)

・注目はディープインパクト産駒・Savarin。松島正昭氏と吉田照哉氏が共同所有している日本産まれの馬だが、デビュー2連勝で臨んだ昨年の凱旋門賞当日10/6のG1-マルセルブサック賞ではいいところなく7着と敗れている。ただ、極端に重い馬場が敗因とみれば休み明けの今回、3番人気の評価なのも頷けるところ。ここで好走すれば7/5(日)のディアヌ賞(仏オークス)が現実的な目標となってくるが果たして。

https://www.racingpost.com/racecards/204/chantilly/2020-06-14/760028/

※今年のこれまでの欧州クラシックレースの過去記事