8/27(日)第37回 新潟2歳ステークス(G3) 1着・フロンティア

2歳オープン 馬齢 新潟芝1600
1着賞金3100万円(付加賞53.9万円)

2歳牡馬
父:ダイワメジャー
母:グレースランド
母父:トニービン
生産牧場:社台コーポレーション白老ファーム
厩舎:(栗)中内田充
騎手:岩田康誠

 

前半4F49.3のスローペース(2002年に芝1600mに距離変更になってから最も遅いペース)でコーディエライトが引っ張り、フロンティアは番手につける展開。直線はこの2頭にテンクウが絡み、3頭の争いになったが、フロンティアが競り勝ち、重賞制覇。2着はコーディエライトが粘りこみ、ダイワメジャー産駒のワンツーフィニッシュ。

 

父:ダイワメジャー産駒は中央重賞26勝目。今年はロジチャリス(G3-ダービー卿チャレンジ)、レーヌミノル(G1-桜花賞)に続く3勝目。現2歳は7世代目になるが、これまでの6世代で中央重賞勝ち馬が各世代必ず出ていたが、その記録も継続することとなった。本馬と同じ、父ダイワメジャー、母父トニービンの主な活躍馬はG1馬・コパノリチャード。

 コパノリチャード(父・ダイワメジャー、母・ヒガシリンクス by トニービン)
 1着:2014高松宮記念(G1) 中京芝1200
 1着:2013スワンS(G2) 京都芝1400
 1着:2014阪急杯(G3) 阪神芝1400
 1着:2013アーリントンC(G3) 阪神芝1600
 2着:2014阪神C(G2) 阪神芝1400

 

牝系:母は4戦0勝。本馬は11番仔。母はステイゴールドの半妹。半兄ドリームパスポートは2006年のG2-神戸新聞杯、同年のG3-きさらぎ賞の勝ち馬。半兄ラウンドワールドは2012年のG3-札幌2歳Sで2着。4代母ロイヤルサッシュ(英1戦0勝)が輸入基礎牝馬。直仔のダイナサッシュ(9戦0勝)を牝祖とする活躍馬多数で、直仔にサッカーボーイ(G1-阪神3歳S、G1-マイルチャンピオンシップ、G3-中日スポーツ賞4歳S、G3-函館記念)を輩出し、孫にステイゴールド、レクレドール、曾孫にバランスオブゲーム、フェイムゲーム、ドリームパスポート、ベルーフ、ショウナンパンドラを輩出している。

 

母父:トニービンの近5年のサラ総合BMSランキングは3→3→6→10→12位(現時点)。2003年から2014年まで常に2位か3位をキープしていたが、世代経過に伴い緩やかに順位を下げている過程にいる。近年は母の母の父として影響力を発揮しており、コパノリッキー、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、ダンスディレクター、タガノトネール、ハープスター、ミッキードリームなどを母の母の父として輩出している。

 

クロス:ノーザンテースト:S3×M4

 

生産牧場:社台コーポレーション白老ファームは今年の中央重賞4勝目(タンタアレグリア、イスラボニータ、セダブリランテス、フロンティア)。2歳重賞の勝利は久しぶりで、2013年のG3-東京スポーツ杯2歳Sをイスラボニータが勝って以来の勝利。