新潟からの転戦という異例のローテーションでここへ臨む、ロックディスタウンと、前走レコード勝ちのクリノクーニング。2頭のオルフェーヴル産駒に注目が集まるが、Dawn Approach産駒・ファストアプローチ、ルーラーシップ産駒・シスターフラッグなども争覇圏内で、地方馬2頭も侮れない実力馬。群雄割拠で楽しみな一戦。

 

1・シスターフラッグ 牝2
父・ルーラーシップ、母・ミラクルフラッグ、母父・スパイキュール
生産者・出口牧場、(栗)西村真幸、岩田康誠

・8/27(日)に札幌ダートで4Fから馬なりで乗られ、水準級の時計を計時。今週は岩田騎手が乗り札幌ダートで4Fからゴール前仕掛けられる形での攻め。いずれも併走馬を追走し先着する内容で、仕上がりは良さそう。

・母は28戦1勝。本馬は2番仔。母の半弟にゴールドシップ(G1-皐月賞、G1-菊花賞、G1-有馬記念、G1-宝塚記念(2勝)、G1-天皇賞(春)など重賞11勝)。祖母ポイントフラッグはG3-チューリップ賞で2着。

 

2・ヴィオトポス 牝2
父・マツリダゴッホ、母・マイネヴィータ、母父・ナリタブライアン
生産者・ビッグレッドファーム、(美)田村康仁、松岡正海

・2週連続、札幌ダートで5Fから乗られる。先週は馬なり、今週は松岡騎手が乗り強めに追われており、今週の時計は水準級。前走時の時計を上回っており、状態が良化している印象。

・募集価格1100万円。母は27戦1勝、G3-札幌2歳S2着、G3-クイーンC2着、G3-名古屋優駿3着。本馬は5番仔。母の半兄にマイネルブライアン(G3-シリウスS、G3-グランシャリオC、G3-群馬記念)。母の半兄マイネルモンスターはG3-アンタレスS2着。祖母マイネレーベンはG3-フラワーC2着。祖母の半弟マイネルブラウはG3-小倉大賞典の勝ち馬。

 

3・ミスマンマミーア 牝2
父・タニノギムレット、母・サンデーメモリー、母父・サンデーサイレンス
生産者・新生ファーム、[地]松本隆宏、宮崎光行

・前走コスモス賞で2着(0.0秒差)。門別での坂路では前走時の時計を上回る時計を出しており、好調キープ。

・母は4戦0勝。本馬は8番仔。3代母アストレアⅡはG1-伊オークス3着、G1-伊1000ギニー3着、G3-ローマヴェッキア賞2着、G2-レニャーノ賞3着。

 

4・カレンシリエージョ 牝2
父・ハービンジャー、母・ベルアリュール2、母父・Numerous
生産者・ノーザンファーム、(栗)鈴木孝志、池添謙一

・2週連続、札幌芝で池添騎手が乗り5Fから馬なりで乗られる。時計は馬なりのため、目立つものではないが、併走馬に遅れるようなこともなく、順調に仕上げられた印象。

・2015年のセレクトセールにて4212万円で落札。母はアメリカとフランスで15戦4勝、2009年のG3-アシーニアS(USA芝8.5F)、2008年のG3-ヴァントー賞(FR芝1850)の勝ち馬。本馬は4番仔。半姉アドマイヤリードは2017年のG1-ヴィクトリアマイルの勝ち馬。祖母Mare Aux Feesの産駒にJukebox Jury(G1-愛セントレジャー、G1-オイロパ賞など重賞7勝)。3代母Feerie BorealeはG1-マルセルブサック賞3着、G3-オマール賞2着。

 

5・ロジャージーニアス 牡2
父・ネオユニヴァース、母・クリミナルコード、母父・Red Ransom
生産者・上水牧場、(美)武井亮、吉田隼人

・先週は南Wで5Fから吉田隼騎手が乗り強めに追われ、水準以上の時計をマーク。今週は同じく吉田隼騎手が乗り、札幌芝で5Fから強めに追われ、3F以降は1F平均12秒を下回るラップで駆け抜け、ラスト1F11.5秒でまとめている。2週とも併走馬を追走し先着する内容で、調子は良さそうな印象。

・2016年の北海道セレクションセールにて1350万円にて落札。母は10戦2勝。本馬は3番仔。3代母Passing Viceは1993年のG3-ベイメドーズオークス(USAダ8.5F)の勝ち馬。6代母Secret Meetingは1953年のエイコーンSの勝ち馬。

 

6・コスモインザハート 牡2
父・ハーツクライ、母・マーゼリン、母父・Barathea
生産者・栄進牧場、(栗)西園正都、柴田大知

・先週は函館Wで5Fから直線強めに追われるが時計は水準以下。今週は札幌ダートで柴田大騎手が乗り、5Fから馬なりで乗られる。目を引くような時計は出ていない。

・母は英米で18戦4勝、G1-サンタマリアH2着、G2-サンゴルゴニオH2着。本馬は5番仔。伯父Stellar Massは2016年のG1-愛ダービーの3着馬。4代母Sing SoftlyはG3-ランカシャーオークスの勝ち馬で、G2-リブルズデイルS2着、G2-パークヒルS3着。

 

7・ダブルシャープ 牡2
父・ベーカバド、母・メジロルーシュバー、母父・アグネスタキオン
生産者・村上雅規、[地]米川昇、石川倭

・前走クローバー賞1着(-0.1秒差)。11頭中6頭が地方馬という顔触れだったが、早めに抜け出してタワーオブロンドンの追撃を抑えた内容は悪いものではなかった。ここは300mの距離延長となるが、門別では1700m戦で勝っており、距離延長はむしろプラスになりそうな印象。

・母は未出走。本馬は4番仔。母の半兄にメジロブライト(G1-天皇賞(春)、G2-ステイヤーズS、G2-阪神大賞典、G2-日経新春杯、G3-ラジオたんぱ杯3歳S、G3-共同通信杯4歳S)、メジロベイリー(G1-朝日杯3歳S)。

 

8・ディバインブリーズ 牡2
父・ルーラーシップ、母・スズカモンスーン、母父・More Than Ready
生産者:辻牧場、(栗)須貝尚介、藤岡康太

・今週は藤岡康騎手が乗り、札幌ダートで5Fから馬なりで乗られる。ここが既に6戦目となる馬で上積みは期待出来ないかもしれないが、これだけ使い込める頑強さはある意味、武器といえる。

・母は未出走。本馬は3番仔。3代母の半兄にサザンヘイロー(G1-スーパーダービー2着、G1-スワップスS2着、G2-シルヴァースクリーンH2着)。4代母Northern SeaはG3-テストSの勝ち馬。

 

9・ロードトレジャー 牡2
父・プリサイスエンド、母・マツリダワルツ、母父・チーフベアハート
生産者・様似堀牧場、(美)小島茂之、三浦皇成

・先週は函館Wで4Fから馬なりで乗られ、今週は三浦騎手が乗り、札幌ダートで5Fから馬なりで乗られる。馬なり調整のため、目を引くような時計は出ていないが、今週は併走馬(古オープン)を追走し先着しており、調子は悪くなさそう。

・募集価格1728万円。母は地方で46戦7勝。本馬は5番仔。半兄ロードクエストはG3-新潟2歳S、G3-京成杯オータムHの勝ち馬で、G1-NHKマイルCで2着。

 

10・クリノクーニング 牡2
父・オルフェーヴル、母・クリノビスケット、母父・パラダイスクリーク
生産者・様似渡辺牧場、(栗)須貝尚介、北村友一

・2週連続、札幌芝で5Fから乗られる。先週は一杯に追われ、3F以降は36秒を切るペースでまとめ、ラスト1Fは11.4秒。今週は北村友騎手が乗り、馬なりで乗られたが、併走馬(2未勝)を先行し遅れを取っている。先週動いているので今週の遅れは気にしなくても良さそう。

・母は29戦4勝。本馬は2番仔。3代母テンザンミズホの半姉の直仔にトウカイサイレンス(G3-新潟記念2着、G3-北九州記念3着、G3-小倉大賞典3着)。

 

11・ロックディスタウン 牝2
父・オルフェーヴル、母・ストレイキャット、母父・Storm Cat
生産者・社台コーポレーション白老ファーム、(美)二ノ宮敬、ルメール

・今週は札幌芝で5Fから直線強めに乗られ、3F以降は1F12秒を切るペースでまとめる。ラスト1Fは12.1秒で、併走馬(新馬)を先行し1秒以上突き放しての先着。距離以外、芝質や回りなどの条件が新馬戦とは大きく異なるレースとなるが、ここで好走すれば先々がかなり明るくなるのは確か。

・募集価格3000万円。母は1戦0勝。本馬は10番仔。半姉タガノエリザベートはG3-ファンタジーSの勝ち馬。半姉キャットコインはG3-クイーンCの勝ち馬。母の半弟ゼンノロブロイは2004年のJRA賞年度代表馬、同年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬で、G1-天皇賞(秋)、G1-ジャパンカップ、G1-有馬記念、G2-青葉賞、G2-神戸新聞杯の勝ち馬。祖母ローミンレイチェルはG1-バレリーナH、G2-ボーモントS、G3-ブラウン&ウイリアムソンHの勝ち馬。

 

12・サージュミノル 牡2
父・エンパイアメーカー、母・マウンテンミステリー、母父・Mt. Livermore
生産者・フジワラファーム、(栗)本田優、坂井瑠星

・今週は坂井瑠騎手が乗り、札幌ダートで5Fから馬なりで乗られる。時計はほぼ水準級のもので、自己ベスト。馬なりでこの時計が出るなら上昇気配にあるといえる。

・母はアメリカ、カナダで9戦1勝。本馬は9番仔。

 

13・マツカゼ 牡2
父・War Front、母・Night Lagoon、母父・Lagunas
生産者・Barronstown Stud、(栗)矢作芳人、福永祐一

・今週は福永騎手が乗り、札幌芝で4Fからゴール前仕掛けられる形での攻め。ラスト1Fは11.6秒でまずまず。新馬戦2着からの挑戦だが、勝ったフラットレーが強過ぎた競馬。フラットレーの力量を推し量る意味で、この馬の出走は興味深いものとなろう。

・募集価格9920万円。母はドイツで5戦2勝、G3-ヴィンターケーニギン賞の勝ち馬。半兄にノヴェリスト(G1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、G1-サンクルー大賞、G1-イタリアジョッキークラブ大賞、G1-バーデン大賞、G2-バーディシェンウンターネーメン大賞、G2-ウニオンレネン、G3-メツレル春季賞)。

 

14・ファストアプローチ 牡2
父・Dawn Approach、母・ジョリージョコンド、母父・Marju
生産者・ノーザンファーム、(美)藤沢和雄、蛯名正義

・2週連続、札幌芝で蛯名騎手が乗り馬なりで乗られる。先週は5Fから、今週は6Fからの攻めだが、今週の4F以降の時計は未勝利戦出走前のものを上回る自己ベストをマークしており、使われて良化していることがうかがえる。

・母はアイルランドで10戦1勝。本馬は初仔。伯父にサトノクラウン(G1-香港ヴァーズ、G1-宝塚記念、G2-弥生賞、G2-京都記念(2勝)、G3-東京スポーツ杯2歳S)。祖母ジョコンダIIはG3-キラヴランS3着。父Dawn ApproachはNew Approach産駒で、Galileoの孫。2013年のG1-英2000ギニーなどG1を4勝。