先週は4頭が新たに入厩し、2頭が退厩。純増2頭の計18頭が栗東に入厩中。新潟の新馬戦を勝ったラッキーライラックの次走予定がHPで発表され、3カ月後のG1-阪神ジュベナイルFに向けた動きも出てきており、注目される。今週も各馬の調整動向をお届けする。

 

アプルーヴァル(牡・音無秀孝・母ファシネイション by シンボリクリスエス)

・先週新たに入厩。9/1、9/2、9/3と坂路で乗り出されている。9/3(日)には半マイル59.0秒、ラスト1F13.8秒をマークしている。

・ノーザンファームの生産馬。母は3戦0勝。本馬は2番仔。祖母グローリアスデイズはG2-フローラS2着、G2-ローズS2着。3代母グレースアドマイヤはG3-府中牝馬S2着、G2-サンスポ4歳牝馬特別3着。グレースアドマイヤの直仔にリンカーン(G2-阪神大賞典、G2-京都大賞典、G2-日経賞)、ヴィクトリー(G1-皐月賞)、孫にアドミラブル(G2-青葉賞)。3代母バレークイーンの直仔にフサイチコンコルド(G1-日本ダービー)、ボーンキング(G3-京成杯)、アンライバルド(G1-皐月賞、G2-スプリングS)。

 

エポカドーロ(牝・藤原英昭・母ダイワパッション by フォーティナイナー)

・8/30(水)にCWで5Fから馬なりで乗られ、8/31(木)に坂路で馬なりで乗られる。まだ時計云々を言う段階ではなく、入念に乗り込み量を増やしていっているところ。

・2015年のセレクトセールで3672万円で落札。母は17戦4勝、G2-フィリーズレビュー、G3-フェアリーSの勝ち馬。本馬は5番仔。4代母Cairn Rougeは1980年のG1-愛1000ギニー、同年のG1-英チャンピオンS、同年のG2-コロネイションS、同年のG3-マルカイSの勝ち馬で、孫にDanefair(G3-ミネルヴ賞)、Prove(G3-クロエ賞)、Vortex(G3-クライテリオンS)、曾孫にVentura(米G1を4勝、重賞5勝)、Trade Fair(英愛で重賞2勝)、Silver Touch(G3-クライテリオンS)、Tested(愛で重賞2勝)。

 

グアン(牝・池江泰寿・母マルヴァーンスプリング by Silver Deputy)

・8/31(木)にCWで7Fから一杯に追われ、水準級の時計をマーク。併走馬(新馬)を先行し遅れを取っているがこの時計なら気にする必要はなさそう。2週連続、CWで水準級の時計を出し着々と調教が進んでおり、デビューが近い印象。

・母はアメリカで4戦0勝。本馬は6番仔。祖母Chelsey Flowerは1996年のG1-フラワーボールH(USA芝10.0F)の勝ち馬。

 

クリノクーニング(牡・須貝尚介・母クリノビスケット by パラダイスクリーク)

・9/2の札幌芝1800mの札幌2歳S(G3)に出走して、6着(0.3秒差)。レース後の北村友騎手のコメントによると「3角ではいい雰囲気だったが外から勢い良く動かれてその後も閉められるような格好になった」「もったいないレースになってしまった」とのこと。直線は伸びていたので乗り方ひとつだった印象もあるが、小回りの多頭数は向いていなかった感もあり。

・母は29戦4勝。本馬は2番仔。3代母テンザンミズホの半姉の直仔にトウカイサイレンス(G3-新潟記念2着、G3-北九州記念3着、G3-小倉大賞典3着)。

 

サイン(牡・森田直行・母ラティール by タマモクロス)

・9/3(日)に坂路を馬なりで乗られ、半マイル58.9秒、ラスト1F14.1秒。はじめて半マイル60秒を切り、ゆっくりだが調整スピードをあげている段階。

・母は30戦5勝、G3-愛知杯2着、G3-愛知杯3着、G3-中山牝馬S3着。本馬は10番仔。半兄ヒットザターゲットはG2-京都大賞典、G2-目黒記念、G3-新潟大賞典、G3-小倉大賞典の勝ち馬。祖母の従兄にConquistador Cielo(G1-ベルモントS、G1-メトロポリタンHなど米重賞5勝)

 

ジョーダンドリーム(牝・藤原英昭・母トレノエンジェル by タイキシャトル)

・9/2の札幌芝1500mの新馬戦に出走し、6着(1.5秒差)。レース中に急に下がるシーンがあり、能力を出し切った感はなく、使われつつ、の感じだろうか。

・母は10戦2勝、スイートピーS(OP)の勝ち馬。本馬は2番仔。3代母シャダイカグラはG1-桜花賞、G2-ローズS、G3-ペガサスSの勝ち馬で1989年のJRA賞最優秀3歳牝馬。

 

ゼットジガンテ(牡・宮徹・母ゼットフウリン by ジャングルポケット)

・先週新たに再入厩。9/3(日)に坂路を馬なりで乗られ、半マイル54.4秒、ラスト1F12.9秒。帰厩後すぐにこの時計なら、未勝利戦出走までそれほど時間はかからなそうな印象。

・母はノーザンファームの生産馬で6戦0勝。本馬は6番仔。

 

ダノンフォワード(牡・藤原英昭・母カリフォルニアネクター by Stormy Atlantic)

・先週新たに入厩。9/1、9/2、9/3と坂路に入りだし軽く乗られている。

・2015年のセレクトセールにて8640万円で落札。ノーザンファームの生産馬。母は米16戦5勝、G2-サンタイネスSの勝ち馬。本馬は3番仔。

 

トップオブウイン(牡・松永幹夫・母サクセスゴーランド by サクラバクシンオー)

・9/3の小倉芝1800mの新馬戦に出走し、6着(1.1秒差)。スタートでアオって後方からのレースとなり、直線差を詰めた競馬。上り3Fはメンバー3位のもので、まずまずの内容だった印象。

・母は19戦4勝。本馬は3番仔。叔父に2009年のG1-フェブラリーS(東京ダ1600)、2009年のJpn1-東京大賞典(大井ダ2000)、2008年のJpn1-ジャパンダートダービー(大井ダ2000)の勝ち馬・サクセスブロッケン。祖母サクセスビューティは2002年のG2-フィリーズレビュー(阪神芝1400)の勝ち馬。

 

ノーフェイク(牡・平田修・母リーサルヒート by Unusual Heat)

・8/30(水)に坂路を藤懸騎手が乗り、馬なりで乗られ、半マイル53.3秒、ラスト1F12.3秒。加速ラップで自己最速タイムをマーク。社台のHPによると「馬場入りの際に気の悪さをみせており、父の産駒らしい難しさがある」とのこと。予定通り、9/10(日)の阪神ダート1400m戦へ出走の模様で今週の最終追い切りが注目される。

・社台コーポレーション白老ファームの生産馬。募集価格4000万円。母はアメリカで17戦6勝、2008年のG2-ハリウッドオークス、同年のG3-サンタポーラSの勝ち馬。本馬は4番仔。

 

ノーブルスピリット(牡・中内田充・母ノーブルステラ by Monsun)

・9/3の小倉芝1800mの新馬戦に出走し、5着(1.1秒差)。レース後の川田騎手のコメントによると「調教の動きから切れるイメージがなかったのでゲートを出ればハナでも、と考えていた」「性格が素直でいい子」「これから徐々に良くなってくると思う」とのこと。

・社台ファームの生産馬。募集価格4000万円。母は米加伊で27戦8勝、G2-ニューヨークBCH、G3-ビウィッチS、G3-グレンズフォールズH、G3-ダンススマートリーHの勝ち馬。本馬は7番仔。半姉ノーブルジュエリーはG3-京都牝馬S3着。祖母のNoble Pearlはイタリアの2歳G1(グランクリテリウム)馬。

 

ピリカクル(牝・音無秀孝・母ピリカ by Monsun)

・引き続きゲート練習中。社台のHPによるとまだゲート試験を受ける日は決めていないとのこと。

・社台ファームの生産馬。募集価格2400万円。母はフランスで18戦3勝、G3-エドゥヴィル賞(芝2400)の勝ち馬で、G1-ヴェルメイユ賞2着、G3-ペネロープ賞2着、G2-フォワ賞3着。本馬は初仔。祖母パイタはG1-クリテリヨムドサンクルー、G3-アレフランス賞の勝ち馬で、G1-仏オークス3着、G1-ヴェルメイユ賞3着など重賞入着5回。母の従弟にPotemkin(G1-ローマ賞、G2-ドラール賞、G3-ドイツ統一賞、G3-ドルトムント経済大賞)。

 

プルンクザール(牡・石坂正・母プリオバーン by Galileo)

・8/30(水)に坂路を馬なりで乗られ、半マイル56.7秒、ラスト1F12.8秒。水準級の時計ではないが、坂路ではこれまでの自己最速タイム。

・母はアイルランドで17戦5勝。本馬は3番仔。4代母Tropical CreamはG3-クレオパトル賞の勝ち馬。5代母Tropic Starは愛プリティポリーS、チェシャーオークスの勝ち馬。

 

フレネシー(牡・浅見秀一・母オンブルリジェール by Double Bed)

・8/27(日)の札幌芝1200mの新馬戦で5着(1.1秒差)。レース後はまだ時計を出しておらず、今週あたりから未勝利戦出走へ向けての乗り込み開始、といったところだろうか。

・2017年の千葉サラブレッドセールにて1836万円にて落札。社台ファームの生産馬。母は2002年のG3-ペネロープ賞(FR芝2100)の勝ち馬。本馬の半姉ジェルミナルは2009年のG3-フェアリーS(中山芝1600)の勝ち馬。母父のDouble BedはBe My Guest産駒でG1-ハイアリアターフC、G2-コートノルマーンド賞の勝ち馬。

 

ムーンライトクーラ(牝・松元茂樹・母ムーンライトガーデンズ by Unbridled’s Song)

・8/31(木)に坂路を馬なりで乗られ、半マイル56.4秒、ラスト1F14.0秒。まだ水準級の時計ではないが、これまでの自己最速タイムを計時。5/12に既にゲート試験は合格しているので、一歩一歩、時計を詰めてデビューに向けて進展中。

・2016年の北海道セレクションセールにて1350万円で落札。母はアメリカで7戦4勝。本馬は8番仔。母の半兄Blame It on Rubyは2000年のG2-アーリントンWフュチュリティ3着。

 

ムーンレイカー(牡・池添兼雄・母シルバービート by シルバーチャーム)

・8/31(木)に坂路を馬なりで乗られ、半マイル57.1秒、ラスト1F12.6秒。なかなか時計が詰まってこない現況。

・母は27戦1勝。本馬は2番仔。母の従兄エイシンサリヴァンはG3-ラジオたんぱ賞3着。4代母Oh So SharpはG1-英オークス、G1-英1000ギニー、G1-英セントレジャーなど重賞5勝し、1985年のG1-キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着。

 

メイショウメイホウ(牝・南井克巳・母スクービドゥー by Johan Cruyff)

・9/1(金)にCWで和田竜騎手が乗り、6Fからやや一杯に追われる。時計は水準以下。馬なりの併走馬(3未勝)に遅れを取る内容。ここまで坂路での時計を順調に詰めてきていたが、先週はやや小休止の感あり。

・母は独伊仏で9戦2勝、G3-ドルメーロ賞(ITA芝1600)の勝ち馬。本馬は7番仔。半姉プリンセスムーンはG3-アイビスサマーダッシュ3着。4代母Shantouは1976年のG2-ドイツオークス2着、同年のG3-ドイツ1000ギニー2着、同年のG3-ルードヴィッヒゲーベルス記念2着。

 

レッドゼノビア(牝・大久保龍・母ビジュアルショック by Kingmambo)

・先週新たに入厩。9/1にゲート試験合格。合格後、9/3に坂路で乗り出しスタート。

・社台ファームの生産馬。母は13戦0勝。本馬は3番仔。祖母リーチフォーザムーンはG1-フィリーズマイル3着。祖母の半兄にアグネスデジタル(G1-安田記念、G1-天皇賞(秋)、G1-マイルチャンピオンシップ、G1-フェブラリーS、G1-マイルChS南部杯、G1-香港カップ、G2-全日本3歳優駿、G3-ユニコーンS、G3-日本テレビ盃、G3-名古屋優駿)。祖母の半弟にシェルゲーム(G3-毎日杯2着、G2-青葉賞3着)、ジャリスコライト(G3-京成杯の勝ち馬でG1-朝日杯FS3着)。

 

アルドーレ(牡・昆貢・母ティックルピンク by フレンチデピュティ)

→先週は入厩していたが既に退厩。9/2の札幌ダ1700の未勝利戦に出走し、10着(4.5秒差)。レース後の四位騎手のコメントによると「まだ体力がつき切っていない」「ダートの走りは悪くない」「もう少し体力をつけてから」とのこと。

 

ソルフェージュ(牡・小崎憲・母モンテドーター by ブライアンズタイム)

→先週は入厩していたが既に退厩。8/30にゲート試験に合格しており、ここで放牧を挟むのは予定通りの行動だろう。

 

ラッキーライラック(牝・松永幹夫・母ライラックスアンドレース by Flower Alley)

・NFしがらきへ放牧中。サンデーのHPによると「少しカイバ食いが落ちており、馬体が寂しく映る」とのことで、「しばらくは馬体回復を優先にした調教を行う」とのこと。次走は10/28(土)東京・芝1600mのアルテミスS(G3・牝馬限定)が考えられている模様。

 

レゲンダアウレア(牡・岡田稲男・母ケイト by ブライアンズタイム)

・NFしがらきへ放牧中。サンデーのHPによると「カイバはそれなりに食べているが身になりにくい体質」とのことで、「現在の馬体重は413kg(新馬戦の時は420kg)」とのこと。こちらも馬体回復を主眼においた調整が進んでいく模様で、次走についてはまだ触れられていない。