先程、アイルランド・レパーズタウン競馬場にてメイトロンS(G1)、アイリッシュチャンピオンS(G1)が行われた。今年は来る凱旋門賞に直結するメンバーでは無い印象だが、両レースとも、エイダンオブライエン厩舎&騎手ライアンムーアの人気馬が出走し、結果自体は大いに注目が集まるレース。直線の動画も含めて結果速報をお届けする。

 

メイトロンS(G1)芝8F
1着賞金35万ユーロ(約4542万円)

 

メイトロンSはアイルランドの牝馬最強マイラー決定戦の位置づけにあるレースだが、今年はクールモアのWinter(牝3・父・Galileo、母・Laddies Poker Two、母父・Choisir)が出走することで注目が集まっていた。Winterはここまで8戦5勝。G1-英1000ギニー、G1-愛1000ギニー、G1-コロネーションS、G1-ナッソーSとG1を4連勝中の馬で、現在、William HILL社の凱旋門賞の前売り単オッズ15倍で6番人気になっている馬。

当然、圧倒的な人気に押されてレースを迎えたが、直線、Rムーアの叱咤に応えて先に抜け出して粘りこもうとするWinterを目がけて、同厩のHydrangeaが外から襲い掛かり、2頭の激しいつばぜり合いが長く続いたが、ゴール前でギリギリ、HydrangeaがWinterを交わして、優勝。大金星をあげている。直線の激しい攻防は以下のリンクをご参照頂きたい。

 

https://twitter.com/AtTheRaces/status/906557983311532032

 

勝ったHydrangea(牝3)は父・Galileo、母・Beauty Is Truth、母父・Pivotal。これまで11戦2勝の馬で、近4走は全てWinterと同じレースを使われ、英1000ギニーは10着→愛1000ギニーは3着→コロネーションSは3着→ナッソーSは4着。母は仏G2-グロシェーヌ賞、仏G3-アランベール賞の勝ち馬。半姉Fire Lilyはアイルランドで重賞3勝、半兄The United Statesは豪G1-ランヴェットSなど豪愛で重賞4勝。祖母の従妹Tie BlackはG1-仏1000ギニー馬、祖母の従妹Immortal VerseはG1-ジャックルマロワ賞、G1-コロネーションSの勝ち馬。

 

 

アイリッシュチャンピオンS(G1)芝10F
1着賞金71万2500ユーロ(約9247万円)

 

アイリッシュチャンピオンSは過去にSadler’s Wells、Triptych、Carroll House、Dr.Devious、Giant’s Causeway、Fantastic Light、Sea The Stars、Snow Fairyなど錚々たる名馬が歴代優勝馬に名を連ねる伝統のG1レース。

今年はクールモアのChurchill(牡3・父・Galileo、母・Meow、母父・Storm Cat)が出走することで注目を集めていた。Churchillはここまで10戦7勝。2歳時にG1-ナショナルSとG1-デューハーストSを勝ち、カルティエ賞最優秀2歳牡馬に選ばれる。3歳時にG1-英2000ギニー、G1-愛2000ギニーを勝ち、前々走のG1-セントジェイムズパレスSで4着、前走のG1-インターナショナルSで2着と敗れて、ここへ臨んでいた。現在、William HILL社の凱旋門賞の前売り単オッズ21倍で12番人気になっている馬で、同時にブリーダーズカップマイルの前売り単オッズで9倍の2番人気になっている馬。

直線、Churchillは最内をこじ開けようとするが、抜け出す脚が無く、モタついているところに大外からDecorated Knightが豪脚一閃。一気に差し切って優勝している。

 

https://twitter.com/AtTheRaces/status/906575291207712769

 

勝ったDecorated Knight(牡5)は父・Galileo、母・Pearling、母父・Storm Cat。これまで15戦6勝で、G1-タタソールズゴールドカップ、G1-ジェベルハッタ、G3-メルドSの勝ち馬。この馬も筋金入りの良血馬で、母はGiant’s Causeway(2000年のカルティエ賞年度代表馬で、G1を6勝)の全妹。従姉にMarvellous(G1-愛1000ギニー)、従兄にGleneagles(G1-英2000ギニー、G1-愛2000ギニー、G1-セントジェイムズパレスS、G1-愛ナショナルSなど、重賞6勝)がいる。