9/10(日)第62回 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 1着・グランシルク

3歳以上オープン ハンデ 中山芝1600
1着賞金3900万円(付加賞58.1万円)

5歳牡馬
父:ステイゴールド
母:ルシルク
母父:Dynaformer
生産牧場:ノーザンファーム
厩舎:戸田博文(美浦)
騎手田辺 裕信
募集価格:4000万円

 

中団外目を追走していたグランシルクが直線、大外に進路を取ると、直線半ばで逃げたマルターズアポジーを一気に抜き去り、ゴール板前では田辺騎手が後ろを振り向く余裕があったほどの完勝劇を演じた。

 1着:2017京成杯オータムH(G3) 中山芝1600
 2着:2015ニュージーランドT(G2) 中山芝1600
 2着:2017中京記念(G3) 中京芝1600
 3着:2017京王杯スプリングC(G2) 東京芝1400
 3着:2017ダービー卿チャレンジT(G3) 中山芝1600

 

京成杯オータムHの近10年のレースラップ比較(※新潟開催の2014年は除く)

・今年は前後半が全く同じレースラップ。勝ち時計は2012年のレコード決着に次ぐ、近10年では2番目に早い時計。

2017年・前半4F45.8秒-後半4F45.8秒-勝ち時計1.31.6(グランシルク)
2016年・前半4F46.4秒-後半4F46.6秒-勝ち時計1.33.0(ロードクエスト)
2015年・前半4F47.0秒-後半4F46.3秒-勝ち時計1.33.3(フラアンジェリコ)
2013年・前半4F45.2秒-後半4F46.6秒-勝ち時計1.31.8(エクセラントカーヴ)
2012年・前半4F45.1秒-後半4F45.6秒-勝ち時計1.30.7(レオアクティブ)※レコード
2011年・前半4F45.1秒-後半4F46.8秒-勝ち時計1.31.9(フィフスペトル)
2010年・前半4F47.1秒-後半4F45.7秒-勝ち時計1.32.8(ファイアーフロート)
2009年・前半4F45.3秒-後半4F46.8秒-勝ち時計1.32.1(ザレマ)
2008年・前半4F44.0秒-後半4F48.1秒-勝ち時計1.32.1(キストゥヘヴン)
2007年・前半4F46.3秒-後半4F46.3秒-勝ち時計1.32.6(キングストレイル)

 

父:ステイゴールド産駒は中央重賞83勝目、今年は9勝目。近10年のサラ総合サイアーランキングの推移は20→12→14→6→3→6→10→5→5→3位(現時点)。過去最高位の2012年の3位(ゴールドシップオルフェーヴル、フェノーメノなどが年間中央重賞13勝した年)と並ぶ位置に現在つけており、近年後塵を拝していたダイワメジャー(現在4位)、ハーツクライ(現在5位)を今は上回っている産駒の好調ぶり。

 

牝系:母(輸入基礎牝馬)は米22戦1勝。本馬は3番仔。母の半弟にブレイクランアウト(G3-共同通信杯の勝ち馬で、G3-東京スポーツ杯2歳S2着、G3-朝日チャレンジC2着、G1-朝日杯FS3着)。祖母キューはG2-ロングアイランドHの勝ち馬で、G3-ヴァイオレットH2着。

 

母父:DynaformerはRoberto産駒。1988年のG2-ディスカヴァリーH、同年のG2-ジャージーダービーの勝ち馬。父として多数のG1馬を輩出しているが、主な活躍馬は以下の通り。

 Barbaro(母・La Ville Rouge by Carson City)
 1着:2006ケンタッキーダービー(G1)
 1着:2006フロリダダービー(G1)
 1着:2006ホーリーブルS(G3)
 1着:2006トロピカルパークダービー(G3)
 McDynamo(母・Rondonia by Monteverdi)
 2003年、2005年、2006年エクリプス賞最優秀障害馬
 2013年アメリカ競馬殿堂入り
 BCグランドナショナルステープルチェイス5連覇(2003,2004,2005,2006,2007)

 

クロス:Hail to Reason:S4×M4

 

生産牧場:ノーザンファームは今年の中央重賞34勝目。京成杯オータムハンデキャップは2007年のキングストレイル、2010年のファイアーフロート、2015年のフラアンジェリコに続く勝利。