現地時間7/10(金)に英ニューマーケット競馬場のジュライコースにて行われた、牝馬限定G1-ファルマスS(1m)と、2歳牝馬限定G2-ダッチェスオブケンブリッジS(6f)のレース結果と動画をお届けする。

Tattersalls Falmouth Stakes(G1・芝1m・3歳以上牝馬)

・1911年創設。1992年より現在の名称となり、2004年からG1。過去の主な勝ち馬にSoviet Song(2004,2005年)、Goldikova(2009年)、Elusive Kate(2013年)、Roly Poly(2017年)、Alpha Centauri(2018年)。

1着:Nazeef

牝4、父・Invincible Spirit、母・Handassa、母父・Dubawi
調教師:John Gosden、騎手:Jim Crowley

・人気のTerebellumがハナに立ち、同厩のNazeefが番手を追走。Terebellumの手応えは悪くなく、そのまま逃げ切りそうな感じだったが、NazeefとBillesdon Brookの差し込みを許す意外な形になり、最後抜け出したNazeefが1着。

・今回の勝利で通算7戦6勝、G1初制覇重賞2勝目。ロイヤルアスコットでの前走6/16のG2-デュークオブケンブリッジSで初重賞制覇を果たしたばかりの馬で、これでデビュー戦で3着に敗れて以降、6連勝でG1制覇達成。

 1着:[2020/07/10]ファルマスS(英G1・芝1m・ニューマーケット)
 1着:[2020/06/16]デュークオブケンブリッジS(英G2・芝1m・アスコット)

・父のInvincible Spiritは1997年愛国産のGreen Desert産駒。現役時は17戦7勝、英G1-スプリントC(6f)の勝ち馬で他に重賞2勝、リステッド2勝。母のRafhaはディアヌ賞(仏オークス)の勝ち馬で、半弟のKodiacも種牡馬として活躍中。Invincible SpiritはG1・6勝のMoonlight Cloud、G1・3勝のCharm SpiritなどNazeefを含めて19頭のG1馬を輩出中。代表産駒のG1・4勝のKingmanやオーストラリアの人気種牡馬・I Am Invincibleが後継種牡馬として活躍馬を多数輩出中で、サイアーラインの繁栄ぶりは目を見張るものがある現況。

 ※以下の母に関する表記は前走デュークオブケンブリッジS勝利時のものを再掲したものになります。

・母のHandassaは6戦2勝、リステッド(1m)1勝。伯父のEuginio(父・Fastnet Rock)は英G3-ダーレーSの勝ち馬。伯父のDesert Stone(父・Fastnet Rock)は米G2-サンガブリエルSの勝ち馬。祖母の半兄のPastoral Pursuits(父・Bahamian Bounty)は英G1-ジュライCなど重賞3勝。祖母の半兄のGoodricke(父・Bahamian Bounty)は英G1-スプリントCの勝ち馬。

2着:Billesdon Brook(クビ)

牝5、父・Champs Elysees、母・Coplow、母父・Manduro
調教師:Richard Hannon、騎手:Sean Levey

・ニューマーケットのロウリーマイルコースで2つのG1(2018年の英1000ギニー、2019年のサンチャリオットS)を勝っている実績馬。前走から中5日の出走だったが、初のジュライコースでのレースで2着確保。コースを問わずニューマーケットでのマイル戦の適性の高さは秀逸。

3着:Terebellum(クビ)

牝4、父・Sea The Stars、母・Marvada、母父・Elusive City
調教師:John Gosden、騎手:Frankie Dettori

・ロイヤルアスコットでの前走6/16のG1-クイーンアンSでCircus Maximusと大接戦の末、2着。今回は単勝オッズ2倍を切る圧倒的な1番人気での出走だったが、逃げ切りならず3着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/174/newmarket-july/2020-07-10/760280

Duchess Of Cambridge Stakes (Sponsored By bet365)(G2・芝6f・2歳牝馬)

・1947年にチェリーヒントンSとして創設。2003年の勝ち馬・Attractionは翌年の英・愛1000ギニーを制覇。2005年にはドナブリーニ(ジェンティルドンナ、ドナウブルーの母)が勝利している。2013年に現在の名称に変更。

1着:Dandalla

牝2、父・Dandy Man、母・Chellalla、母父・Elnadim
調教師:K R Burke、騎手:Ben Curtis

・中団追走のDandallaが馬場の真ん中を通って鋭伸。圧倒的な1番人気に応えて勝利。

・今回の勝利で通算3戦3勝重賞2勝目。ロイヤルアスコットでの前走6/19のアルバニーSでは2着に6馬身差をつけての勝利だったが、今回も中団からしっかりと伸び切ってデビュー3連勝を達成。今日の勝利を受けてウィリアムヒルでは来年の英1000ギニーで本馬を3番人気(34.00倍)に設定している。

 1着:[2020/07/10]ダッチェスオブケンブリッジS(英G2・6f・ニューマーケット)
 1着:[2020/06/19]アルバニーS(英G3・6f・アスコット)

 ※以下の父と母に関する表記は前走アルバニーS勝利時のものを再掲したものになります。

・父のDandy Manは2003年愛国産のMozart産駒。現役時は30戦6勝、英G3-パレスハウスS(5f)の勝ち馬。他にG2時代のキングズスタンドS2着、G1-ナンソープS3着など、5回の重賞入着がある。主な産駒にPeniaphobia(香港スプリント)、La Pelosa(ナタルマS)、River Boyne(フランクEキルロー・マイルS)など。TDNによる昨年の欧州サイアーランキング60位。今年の種付料は1万5000ユーロ。

・母のChellallaは16戦3勝。4代母のEdinburgh(仏G3-レゼルヴォワ賞の勝ち馬)を牝祖とする活躍馬にGolan(キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、英2000ギニー)、Gamut(サンクルー大賞)、Sought Out(カドラン賞)、North Light(英ダービー)などがいる牝系の出身。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/174/newmarket-july/2020-07-10/760282