現地時間7/10(金)に米ケンタッキー州レキシントンにあるキーンランド競馬場にて行われた、芝マイルG1-メーカーズマークマイルSのレース結果と動画をお届けする。
Maker’s Mark Mile Stakes(G1・芝1m・4歳以上)
1着:War Of Will
牡4、父・War Front、母・Visions Of Clarity、母父・Sadler’s Wells
調教師:Mark Casse、騎手:Tyler Gaffalione
・3番手追走のWar Of Willが、混戦となったゴール前で先に抜け出していたParlor、遅れて差してきた1番人気のRaging Bullを抑えて1着。
・今回の勝利で通算16戦5勝、G1・2勝目(ダートと芝で各1勝)、重賞4勝目。昨年のプリークネスSの勝ち馬だが、その後は連敗が続き、今年に入ってから芝路線へ転向。前走5/25のG1-シューメイカーマイルS(芝1m)を5着とし、ここへ臨んでいた。2017年キーンランド9月1歳馬セールにて17万5000ドルにて取引され、2018年アルカナ5月2歳ブリーズアップセールにて米ドル換算で29万8550ドルにて取引された馬。尚、この際のバイヤーはMark Casse師の甥にあたるJustin Casse氏(Ocala Breeders Saleの創設者の1人)。
1着:[2020/07/10]メーカーズマークマイルS(米G1・芝1m・キーンランド)
1着:[2019/05/18]プリークネスS(米G1・ダ9.5f・ピムリコ)
1着:[2019/02/16]リズンスターS(米G2・ダ8.5f・フェアグラウンズ)
1着:[2019/01/19]ルコントS(米G3・ダ8.5f・フェアグラウンズ)
・以下のリストは以前もアップしたものだが、父のWar Frontの種付料の推移と翌年産まれの当該世代の主なG1馬をまとめたもの。現4歳世代は産駒の活躍から種付料が高騰した時の産駒。既に初期の活躍馬・ザファクター、デクラレーションオブウォーは父としてG1馬を輩出。War Of Willも芝ダート兼用の種牡馬として引退後、重宝されそうな感あり。
2007年:USD 12,500(ザファクター、サマーソワレ、Data Link)
2008年:USD 12,500(デクラレーションオブウォー)
2009年:USD 12,500(Lines of Battle、Jack Milton)
2010年:USD 10,000(War Command)
2011年:USD 15,000(Avenge、ピースアンドウォー)
2012年:USD 60,000(Air Force Blue、アメリカンペイトリオット、War Flag、Hit It a Bomb)
2013年:USD 80,000(Brave Anna、Lancaster Bomber、Roly Poly)
2014年:USD 150,000(U S Navy Flag)
2015年:USD 150,000(Omaha Beach、War Of Will)
2016年:USD 200,000
2017年:USD 250,000
2018年:USD 250,000
2019年:USD 250,000
2020年:USD 250,000
※War Frontの概要については以下の過去記事をご参照下さい。
・母のVisions Of Clarityはニアルコスファミリーの所有馬で8戦2勝。半兄のPathfork(父・Distorted Humor)は愛2歳G1-ナショナルSなど重賞2勝。伯父のスピニングワールド(父・Nureyev)もニアルコスファミリー(フラックスマンホールディングス名義)の所有馬でBCマイル、ムーランドロンシャン賞、ジャックルマロワ賞(2勝)、愛2000ギニーなど5つのG1を含む重賞7勝。
2着:Parlor(ハナ差)
せん6、父・Lonhro、母・My McIntosh、母父・Pulpit
調教師:Michael J Maker、騎手:Florent Geroux
3着:Raging Bull(クビ差)
牡5、父・Dark Angel、母・Rosa Bonheur、母父・Mr Greeley
調教師:Chad C Brown、騎手:Joel Rosario
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2020-07-10/762400