現地時間8/8(土)に米ニューヨーク州のサラトガ競馬場にて行われた、「ミッドサマーダービー」G1-トラヴァーズS、3歳牝馬G1-テストS、牝馬限定G1-バレリーナHの結果と動画をまとめてお届けする。

Runhappy Travers Stakes(G1・ダ10f・3歳)

・トラヴァーズSは、逃げたUncle Chuckを見ながら外の2,3番手を悠々と追走した1番人気のTiz The Lawが、4角手前で持ったままで先頭に。直線は後続を突き離す一方となり、最後は持ったままでゴール。

1着:Tiz The Law

牡4、父・Constitution、母・Tizfiz、母父・Tiznow
調教師:Barclay Tagg、騎手:Manuel Franco

・今回の勝利で通算7戦6勝、G1・4勝目、重賞5勝目(G1-トラヴァーズSG1-ベルモントSG1-フロリダダービーG1-シャンペンS、G3-ホーリーブルS)。昨年11月に3着に敗れた以外は全勝で、今年の4回の勝利で2着につけた着差は3馬身、4馬身1/4、3馬身3/4、5馬身半。3歳世代では明らかに抜けた存在で、来月のケンタッキーダービーは1番人気として臨むことになろうが、極めて視界良好な印象。

・父のConstitutionは2011年米国産のTapit産駒。現役時は8戦4勝、米G1-ドンH(ダ9f)、米G1-フロリダダービー(ダ9f)のG1・2勝。昨年の北米ファーストクロップサイアーランキングではAmerican Pharoahに次ぐ2位だったが、American Pharoahがまだ出せていないG1馬を輩出し、大種牡馬・Tapitの後継種牡馬の座を早くも確かなものとしつつある印象。

母のTizfizは20戦7勝、米G2-サンゴルゴーニオH(芝9f)の勝ち馬。他に芝のListedを2勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2020-08-08/764141

Longines Test Stakes(G1・ダ7f・3歳牝馬)

・テストSは、ハナを切った1番人気のGamineがラクに逃げ切り勝ち。

1着:Gamine

牝3、父・Into Mischief、母・Peggy Jane、母父・Kafwain
調教師:Bob Baffert、騎手:John R Velazquez

・今回の勝利で通算4戦3勝、G1・2勝目(G1-テストSG1-エイコーンS)。6/20の前走エイコーンS(8f)は2着に19馬身差をつけるレースレコード勝ちで、今回は7馬身差での勝利。エイコーンS勝利時の記事では「3戦3勝」と記述したが、5/2のオークローンパーク競馬場での2戦目での勝利に関して、レース後のドラッグテストでリドカイン(局所麻酔薬)が基準値の9倍以上検出されたとされ、7月にアーカンソー州の施行者はGamineを失格扱いとする旨、発表。Bob Baffert師の弁護士はこれは意図的な投与ではなく、環境汚染によるもので失格は完全に不当なものであるとし、提訴する意向を示す事態となっている。同日のアーカンソーダービーを勝った同厩のCharlatanも同様の処分を受けており、まだまだ一揉めありそうである。

・父のInto Mischiefは2005年米国産のHarlan’s Holiday産駒。現役時は2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の重賞1勝。昨年、初の北米リーディングサイアーの座に就いているが、今年も現時点で本馬とAuthentic(ハスケル招待S)の2頭のG1勝ち馬を出し、リーディングトップ。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2020-08-08/764140

Ballerina Stakes(G1 Handicap・ダ7f・3歳上牝馬)

・バレリーナHは、最内枠発走のSerengeti Empressがスタートやや出負けするも、力づくでハナを奪いに行く展開。直線でそのまま粘り切り、Serengeti Empressが1着。

1着:Serengeti Empress

牝4、父・Alternation、母・Havisham、母父・Bernardini
調教師:Thomas Amoss、騎手:Luis Saez

・今回の勝利で通算17戦7勝、G1・2勝目、重賞5勝目(G1-ケンタッキーオークスG1-バレリーナH、G2-アゼリS、G2-レイチェルアレクサンドラS、G2-ポカホンタスS)。昨年のケンタッキーオークスを逃げ切って勝った馬で今回も自分の形で2つ目のG1タイトルを獲得。

・父のAlternationは2008年米国産のDistorted Humor産駒。G2-ピーターパンS(ダ9f)など重賞4勝。本馬が唯一の産駒G1馬で、他の重賞勝ち馬はLimation(G3-スーパーダービー)のみ。

・母のHavishamは未出走。祖母のLove Dancingはアルゼンチンの重賞勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/445/saratoga/2020-08-08/764143