現地時間9/26(土)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、2歳G1-ミドルパークS、2歳牝馬G1-チェヴァリーパークSの結果と動画をお届けする。合わせて同日に行われた豪G1-ゴールデンローズS、アンダーウッドSの2鞍についても触れる。

Juddmonte Middle Park Stakes(G1・6f・2歳)

・ミドルパークSは、ハナに立ったSupremacyが快調にレースを主導。後続の追い上げを抑えてそのまま逃げ切り勝ち。2着はスタートで行き脚がつかずにやや出遅れた1番人気のLucky Vega。

1着:Supremacy

牡2、父・Mehmas、母・Triggers Broom、母父・Arcano
調教師:Clive Cox、騎手:Adam Kirby

・今回の勝利で通算4戦3勝、G1初制覇重賞2勝目(G1-ミドルパークS、G2-リッチモンドS)。7/6のデビュー2戦目(6f)で勝ち上がり、7/30の前走G2-リッチモンドS(6f)で2着に4馬身差をつけて1着とし、ここへ臨んでいた。

・父のMehmasは2014年愛国産のAcclamation産駒、現役時は2歳時にのみ稼働し8戦4勝、G2-ジュライS(6f)、G2-リッチモンドS(6f)の勝ち馬で、他にG2-コヴェントリーS2着、G1-ナショナルS2着、G1-ミドルパークS3着。現2歳がファーストクロップになるが、既に本馬、Minzaal(ジムクラックS・今日のミドルパークSでは3着)の2頭の重賞勝ち馬、2頭のリステッド勝ち馬を輩出。これまでに87頭がデビューし33頭が勝ち上がり中(37.93%)で、今年の欧州ファーストクロップサイアーランキングでは首位を快走中。

・尚、Mehmasの母父はMachiavellianで父のAcclamationとの配合は、2007年のミドルパークSの勝ち馬で種牡馬としてBattaash、Harry Angel、Mecca’s Angel、Lethal Forceなどの名短距離馬を多数輩出中のDark Angelと同じ。

・母のTriggers Broomは5戦未勝利。伯父のXtension(父・ザール)は香港G1-チャンピオンズマイル2勝を含む重賞3勝。従姉のHarry Angel(父・Dark Angel)はジュライC、スプリントCの2つのG1を含む重賞5勝。従兄のPierre Lapin(父・Cappella Sansevero)は英2歳G2-ミルリーフSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2020-09-26/765172

Juddmonte Cheveley Park Stakes(G1・6f・2歳牝馬)

・チェヴァリーパークSは、スタートして暫くしてからハナに立ったAlcohol Freeが、最後までそのまま押し切って勝利。2着に1番人気のMiss Amulet。

1着:Alcohol Free

牝2、父・No Nay Never、母・Plying、母父・ハードスパン
調教師:Andrew Balding、騎手:Oisin Murphy

・今回の勝利で通算3戦2勝、重賞初制覇。8/15のデビュー戦(6f)で1着→9/3のG3-フィリーズS(6f)で2着、としここへ臨んでいた。

・父のNo Nay Neverは2011年米国産のScat Daddy産駒。現役時は6戦4勝、2着2回。モルニー賞の1つのG1を含む重賞3勝。現2歳はサードクロップになり、これまでの3世代でG1馬3頭(Ten SovereignsBrooke本馬)を含む11頭の重賞勝ち馬と、11頭のリステッド勝ち馬を輩出。現3歳からは重賞2勝、2000ギニー2着、セントジェームズパレスS3着、デューハーストS3着の現役馬・Wichitaが出ている。ファーストクロップの成功を受けて種付料が初年度から5倍の10万ユーロに急騰したのが2019年のため、2年後にデビューする世代以降は繁殖牝馬の質が上がった世代=成功馬が出る確率がこれまで以上に高くなる世代、になる。

・母のPlyingは6戦2勝。母父のハードスパンは2004年米国産のDanzig産駒。現役時は13戦7勝、キングズビショップSの1つのG1を含む重賞4勝。父としてこれまでに13頭のG1馬を輩出。母父としてはGood Magic(BCジュヴェナイル、ハスケル招待S)、ダノンスマッシュ(重賞6勝の現役馬)などを輩出。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2020-09-26/765173

Hyland Race Colours Underwood Stakes(G1・1800m・3歳以上)

・豪コーフィールド競馬場にて行われた、アンダーウッドSは、番手追走のRussian Camelotが直線で馬場の真ん中から抜け出して快勝。

https://twitter.com/7horseracing/status/1309752161950035968

1着:Russian Camelot

牡3、父・Camelot、母・Lady Babooshka、母父・Cape Cross
調教師:Danny O’Brien、騎手:Damien Oliver

・今回の勝利で通算7戦4勝、重賞2勝目(G1-アンダーウッドSG1-サウスオーストラリアンダービー)。アイルランド産。5/9のG1-サウスオーストラリアンダービー(2500m)を勝った後に休養入りし、休み明けの前走9/12のG1-マカイビーディーヴァS(1600m)を2着とし、ここへ臨んでいた。この後のコックスプレート(10/24)やメルボルンC(11/3)の本命と目されている馬で、両レースともバリードイル勢の遠征が見込まれる中、地元の期待がかかるのがこの馬、という位置付けとなっている。

・父のCamelotは2009年英国産のMontjeu産駒。現役時は10戦6勝、A P O’Brien師に管理され、英愛ダービー、英2000ギニー、レーシングポストTの4つのG1を含む重賞5勝。これまでに5頭のG1馬を輩出しており、今年はEven Soがアイリッシュオークスを制覇、本馬が既にG1を2勝。一流種牡馬の地位を確固たるものとしている。

・母のLady Babooshkaは未出走。曽祖母のBella Colora(英仏で重賞2勝)を牝祖とする活躍馬にオペラハウス(キングジョージ6世&クイーンエリザベスSなどG1・3勝)とKayf Tara(ゴールドカップ2勝などG1・4勝)の全兄弟がいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2020-09-26/767737

De Bortoli Wines Golden Rose(G1・7f・3歳)

・豪ローズヒルガーデンズ競馬場にて行われた、ゴールデンローズSは、後方からレースを運んだOle Kirkが直線で内→外と進路取りにやや苦労するも、コースが確保されると末脚一閃。最後、外から伸びたNorth Pacificをアタマ差抑えて1着。

1着:Ole Kirk

牡3、父・Written Tycoon、母・Naturale、母父・Bel Esprit
調教師:Michael, Wayne & John Hawkes、騎手:Tommy Berry

・今回の勝利で通算7戦2勝、重賞初制覇。デビュー戦のリステッド(1100m)を勝って以降、3着→4着→3着→2着と善戦を続けていた馬で、9/12の前走G2-ラントゥザローズ(1200m)で2着とし、ここへ臨んでいた。

・Written Tycoon産駒は昨日のモイアSを勝ったPippieに続き、2日連続でのG1勝ち。Ole Kirkはこれで10頭目の産駒G1馬となる。

・母のNaturaleは未出走だが、名門牝系の出身で、母の全姉、本馬の伯母にあたるのがBlack Caviar(25戦25勝、G1・15勝)。母の半兄、本馬の伯父にあたるのがAll Too Hard(G1・4勝)。

・母父のBel Espritは1999年豪州産のロイヤルアカデミーⅡ産駒。現役時は19戦8勝、ドゥーンベン10000、ブルーダイヤモンドSの2つのG1を含む重賞6勝。父として名牝・Black Caviarを輩出。母父として輩出した代表産駒にG1・8勝の現役馬、香港のスターホース・Beauty Generation

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2020-09-26/767655