現地時間10/2(金)~10/4(日)の米キーンランド競馬場はG1レースが5つ行われるフォールスターズウィークエンド。本稿では初日に行われた2歳牝馬G1-アルシバイアディーズSと、現地時間10/3(土)に豪ランドウィック競馬場とフレミントン競馬場にて行われた4つの豪G1レースの結果と動画をお届けする。

Darley Alcibiades Stakes(G1・ダ8.5f・2歳牝馬)

・10/2に米キーンランド競馬場にて行われたアルシバイアディーズSは、ハナを奪ったSimply Ravishingが2着に6馬身1/4差をつけて逃げ切り勝ち。

1着:Simply Ravishing

牝2、父・Laoban、母・Four Wishes、母父・More Than Ready
調教師:Kenneth McPeek、騎手:Luis Saez

・今回の勝利で通算3戦3勝重賞初制覇。8/2のデビュー戦(芝8.5f)で1着→9/3の2戦目(ダ7f)で1着とし、ここへ臨んでいた。2019年10月のファシィグティプトンケンタッキー1歳馬セールにて5万ドルで取引されたニューヨーク州産の馬。

・父のLaobanは2013年米国産のUncle Mo産駒。現役時は9戦1勝、3歳7月に勝ったG2-ジムダンディーSが唯一の勝ち鞍だが、未勝利馬の身でゴーサムS2着、シャムS3着、ブルーグラスS4着とRoad to the Kentucky Derby戦線で善戦(ケンタッキーダービーは次点で出走出来ず、プリークネスSに向かい6着)。ニューヨーク州で種牡馬入りし、現2歳がファーストクロップ本馬が初の産駒重賞勝ち馬で、これまでに20頭がデビューし、Ava’s Grace(G2-アディロンダックS3着)など4頭が勝ち上がり中。

・母のFour Wishesは5戦未勝利。

・母父のMore Than Readyは1997年米国産のサザンヘイロー産駒。現役時は17戦7勝、G1-キングズビショップS(ダ7f)など重賞4勝。父としてBCスプリント2勝のRoy H、ドンカスターマイルなど豪G1・8勝のMore Joyousなどを輩出。母父としてはシャトルされたオーストラリアに残した牝馬からBivouac(ニューマーケットH、ゴールデンローズS)、Rebel Dane(マニカトS)が出ており、日本ではキーンランドCの勝ち馬・ナックビーナスが息の長い活躍を見せ、3億5000万円以上の賞金を獲得し、BMSとしてMore Than Readyが輩出した産駒の中での最多賞金獲得馬になっている。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2020-10-02/768487

Heineken Metropolitan(G1 Handicap・芝2400m・3歳以上)

・10/3に豪ランドウィック競馬場にて行われたザ・メトロポリタンは、4角で最内を通過し、内から進路を探っていたMirage Dancerが狭いスペースをこじ開けて進路確保に成功すると、鋭伸。接戦となったゴール前を制して1着。

https://twitter.com/WorldRacing1/status/1312285428108734465

1着:Mirage Dancer

牡6、父・Frankel、母・Heat Haze、母父・Green Desert
調教師:Trent Busuttin & Natalie Young、騎手:Nash Rawiller

・今回の勝利で通算26戦5勝、G1初制覇、重賞2勝目(豪G1-ザ・メトロポリタン、英G3-グロリアスS)。昨夏に英国から豪州へ移籍した馬で、移籍初戦の10/19のG1-コーフィールドCでは勝ったメールドグラースから1馬身1/4差の3着。その後、8戦して3着2回、4着2回とワンパンチ足りない戦績が続いていた。

・父のFrankelはこれで11頭目の産駒G1馬を輩出。産駒が南半球でのG1を制したのは初。

母のHeat Hazeは14戦7勝、メイトリアークS、ビヴァリーD.ステークスの2つのG1を含む重賞4勝祖母のHasiliはDansili、Banks Hill、Intercontinental、Cacique、Champs Elyseesらを輩出した名繁殖牝馬。Hasiliやこの牝系については以下のレーシングポストの記事をご参照頂きたい。

※「ジャドモントファームの重要な優良繁殖牝馬ハシリが27歳で死亡」

https://www.jairs.jp/contents/newsprot/2018/14/4.html

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2020-10-03/768014

TAB Epsom Handicap(G1 Handicap・芝1600m・3歳以上)

・10/3に豪ランドウィック競馬場にて行われたエプソムHは、直線で真ん中から鋭く伸びたProbabeelが差し切り勝ち。

https://twitter.com/WorldRacing1/status/1312274096265326592

1着:Probabeel

牝4、父・Savabeel、母・Far Fetched、母父・Pins
調教師:Jamie Richards、騎手:Kerrin McEvoy

・今回の勝利で通算19戦9勝、G1・2勝目(エプソムHサラウンドS)、重賞3勝目。

・父のSavabeelは2001年豪州産のZabeel産駒。現役時は14戦3勝、豪G1-コックスプレート、豪G1-AJCスプリングチャンピオンSの勝ち馬。2014-15年以降、6期に渡りニュージーランドのリーディングサイアーの座に君臨中のチャンピオンサイアーで、南半球でで活躍馬を多数輩出中。

・母のFar Fetchedは11戦3勝。母の従妹・Savvy Coupは新G1-ニュージーランドオークス、新G1-リヴァモルクラシックなど新重賞4勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2020-10-03/768013

TAB Turnbull Stakes(G1・芝2000m・4歳以上)

・10/3に豪フレミントン競馬場にて行われたターンブルSは、好位から運んだ1番人気のVerry Elleegantが外から伸びて、6着までが1馬身内に固まる大接戦を制して1着。

1着:Verry Elleegant

牝5、父・Zed、母・Opulence、母父・Danroad
調教師:Chris Waller、騎手:Mark Zahra

・今回の勝利で通算23戦10勝、G1・5勝目(ターンブルSウインクスSHEタンクレッドSAJCオークスヴァイナリースタッドS)、重賞8勝目。8/22のG1-ウインクスS(1400m)で1着→9/19のG1-ジョージメインS(1600m)で4着とし、ここへ臨んでいた。

・父のZedは2002年新国産のZabeel産駒。現役時は4戦1勝で戦績は地味だが、父のZabeelがオセアニアの大種牡馬・Sir Tristramの代表産駒で、自身もオーストラリアとニュージーランドでリーディングサイアーになった名種牡馬、母のEmerald DreamがニュージーランドのG1馬という良血馬。Verry Elleegantが代表産駒になり、他にSurvivedがニュージーランドのG1を制している。

・母のOpulenceは15戦2勝(芝2000m、芝2100m)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/297/flemington/2020-10-03/768495

Darley Flight Stakes(G1・芝1600m・3歳牝馬)

・10/3に豪ランドウィック競馬場にて行われたフライトSは、後方追走から直線で大外に持ち出されたMontefiliaが直線一気の追い込み勝ち。

1着:Montefilia

牝3、父・Kermadec、母・Bana Wu、母父・Shirocco
調教師:David Payne、騎手:Hugh Bowman

・今回の勝利で通算6戦3勝、重賞初制覇

・父のKermadecは2011年新国産のTeofilo産駒。現役時は17戦4勝、ジョージメインS、ドンカスターマイルの2つのG1を含む重賞3勝。現3歳がファーストクロップで本馬は初の産駒重賞勝ち馬

・母のBana Wuは13戦1勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2020-10-03/768502