現地時間10/10(土)に英ニューマーケット競馬場にて行われた、2歳G1-デューハーストS(7f)の結果と動画をお届けする。合わせて豪各地で行われた5つのG1レース(コーフィールドS、トゥーラックH、スプリングチャンピオンS、コーフィールドギニーズ、MRC1000ギニー)についても触れる。

Darley Dewhurst Stakes(G1・7f・2歳)

・英ニューマーケット競馬場にて行われた、G1-デューハーストSは、中団追走のSt Mark’s Basilicaが抜け出して1着。2着はほぼ最後方追走だった同厩のWembley、3着に1番人気のThunder Moonが入線し、9/13のナショナルSの上位3頭で決着。

1着:St Mark’s Basilica

牡2、父・Siyouni、母・Cabaret、母父・Galileo
調教師:A P O’Brien、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算5戦2勝、重賞初制覇。デビュー3戦目で勝ち上がり、前走9/13の愛G1-ナショナルS(7f)は勝ったThunder Moonから1馬身半差の3着。その後、先週のジャンリュックラガルデール賞に出走予定だったが、ゲイン社の飼料から禁止薬物が検出された問題で、出走取消となり、ここへ臨んでいた。

・父のSiyouniは2007年仏国産のPivotal産駒。現役時は12戦4勝、2歳時に仏G1-ジャンリュックラガルデール賞(7f)に勝利したのが唯一の重賞勝利。先週の凱旋門賞を制したSottsassに続き、5頭目の産駒G1馬を輩出。現2歳は8世代目になり、種付料が前年の4万5000ユーロから7万5000ユーロに上がった時の世代。

母のCabaretは7戦2勝、愛2歳G3-シルバーフラッシュS(7f)の勝ち馬半兄のMagna Greciaは英G1-英2000ギニー、英2歳G1-フューチュリティトロフィーの勝ち馬。伯父のDrumfireは英2歳G3-ソラリオSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2020-10-10/765795

Lexus Toorak Handicap(G1・1600m・2歳以上)

Lexus Toorak Handicap(G1・1600m・2歳以上)・豪コーフィールド競馬場にて行われた、G1-トゥーラックHは、好位のインを追走していたMr Quickieが直線で抜け出して1着。

1着:Mr Quickie

せん5、父・Shamus Award、母・Special Favour、母父・General Nediym
調教師:Phillip Stokes、騎手:Jamie Kah

・今回の勝利で通算23戦10勝、重賞(いずれもG1)2勝目(トゥーラックHクイーンズランドダービー)。前々走8/29のG1-メムジーS(1400m)で2着→前走9/26のG1-アンダーウッドS(1800m)で7着とし、ここへ臨んでいた馬。

・父のShamus Awardは2010年豪州産のスニッツェル産駒。現役時は14戦2勝だが、2つの勝利がいずれもG1で、コックスプレート(単勝21倍、49.5kgの恵量を利した逃げ切り勝ち)、オーストラリアンギニー(コックスプレートの次々走として出走し、ここでも逃げ切り勝ち)の勝ち馬。本馬が唯一の産駒G1馬で他に4頭の重賞勝ち馬、3頭のリステッド勝ち馬を輩出。

・母のSpecial Favourは13戦1勝。4代母がジャパンCなどG1・4勝のHorlicks。Horlicksを牝祖とするG1馬にBrew(メルボルンC)、Fiumicino(ザ・BMW、AJCダービー)、Sacred Elixir(J.J.アトキンス)がいる。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2020-10-10/768876

Neds Stakes(G1・2000m・3歳以上)

・豪コーフィールド競馬場にて行われた、G1-コーフィールドSは、1番人気のRussian Camelotが3番手追走から先に抜け出したところへ、外から最後方追走のArcadia Queenが強襲。見事に差し切って1着。

1着:Arcadia Queen

牝5、父・Pierro、母・Arcadia、母父・Redoute’s Choice
調教師:Grant & Alana Williams、騎手:William Pike

・今回の勝利で通算13戦7勝、G1・2勝目(コーフィールドSキングストンタウンクラシック)、重賞5勝目。9/26の前走G1-アンダーウッドS(1800m)では勝ったRussian Camelotから2馬身1/4差の3着だった馬。

・父のPierroは2009年豪州産のLonhro産駒。現役時は14戦11勝、ゴールデンスリッパー、サイアーズプロデュースS、シャンペンSのシドニー2歳3冠を無敗で制した馬で(無敗での3冠は史上3頭目)、後に勝利したカンタベリーS、ジョージライダーSを含めて5つのG1を含む重賞10勝。これまでに本馬を含めて6頭のG1馬を輩出。父・Pierro、母父・Redoute’s Choiceの配合はこれまでに40頭が出走し、31頭が勝利し、8頭がステークス勝ち馬になっており、豪breednetによると、Pierroの「Top Nicks」にあたる。

・母のArcadiaは11戦3勝。半姉のArcadia DreamはG2-WATCダービーの勝ち馬。半きょうだい(せん馬)のArcadia PrinceはG3-A.J.スカルヒルSの勝ち馬。いとこ(せん馬)のActionはG2-WATCダービーの勝ち馬。いとこ(せん馬)のRegal PowerはG1-レイルウェイSなど豪重賞3勝、今年3月のジ・オールスターマイルの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2020-10-10/768873

Moet & Chandon Spring Champion Stakes(G1・2000m・3歳)

・豪ランドウィック競馬場にて行われた、G1-スプリングチャンピオンSは、6番手追走のMontefiliaが先に抜け出したLion’s Roarを外から一気に差し切って1着。

1着:Montefilia

牝3、父・Kermadec、母・Bana Wu、母父・Shirocco
調教師:David Payne、騎手:Jason Collett

・今回の勝利で通算7戦4勝、重賞(いずれもG1)2勝目(スプリングチャンピオンSフライトS)。先週の10/3にG1-フライトS(1600m)で豪快な追い込み勝ちをしたばかりの馬で、今回は連闘でのG1連勝。

・父のKermadecは2011年新国産のTeofilo産駒。現役時は17戦4勝、ジョージメインS、ドンカスターマイルの2つのG1を含む重賞3勝。現3歳がファーストクロップで本馬以外に重賞勝ち馬、リステッド勝ち馬はゼロ

・母のBana Wuは13戦1勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2020-10-10/768880

Schweppes Thousand Guineas(G1・1600m・3歳牝馬)

・豪コーフィールド競馬場にて行われた、G1-MRC1000ギニーは、残り200で内から完全に抜け出したOdeumがそのまま最後まで押し切って1着。

https://twitter.com/WorldRacing1/status/1314794611848642569

1着:Odeum

牝3、父・Written Tycoon、母・Movie、母父・Red Ransom
調教師:Mick Price & Michael Kent Jnr、騎手:Michael Walker

・今回の勝利で通算4戦3勝、重賞初制覇。今年8/8にデビューして1着(1200m)→5着(LR・1200m)→1着(LR・1400m)とし、ここへ臨んでいた馬。

・父のWritten Tycoonは2002年豪州産のIglesia(その父・ラストタイクーン)産駒。現役時は11戦2勝、豪G2-トドマンSの勝ち馬。今期の産駒実績は凄まじく、9/25にPippieがG1-モイアSを制覇、9/26にOle KirkがG1-ゴールデンローズSを制覇と2日連続で産駒がG1勝ち。中1週の本日、またもや新たな産駒G1馬が誕生することとなっている。尚、本馬はWritten Tycoon産駒11頭目のG1馬になる

・母のMovieは9戦1勝。母のいとこ(せん馬)のGytrashは今年2月のG1-ブラックキャビアライトニングの勝ち馬で豪重賞3勝中の現役馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2020-10-10/768874

Neds Caulfield Guineas(G1・1600m・3歳)

・豪コーフィールド競馬場にて行われた、G1-コーフィールドギニーズは、Ole Kirkが直線で外から見事な瞬発力を披露し、一気の差し切り勝ち。Ole Kirkと同率で1番人気を分け合っていた、ロードカナロア産駒・Tagaloaは最下位の14着。

1着:Ole Kirk

牡3、父・Written Tycoon、母・Naturale、母父・Bel Esprit
調教師:Michael, Wayne & John Hawkes、騎手:William Pike

・今回の勝利で通算8戦3勝、重賞(いずれもG1)2勝目(コーフィールドギニーズゴールデンローズS)。9/26の前走ゴールデンローズS(1400m)を制し、ここへ臨んでいた馬。

・OdeumがMRC1000ギニーを勝った約40分後に本馬がG1を制覇し、Written Tycoon産駒がコーフィールド競馬場でG1連勝の快挙達成。父・Written Tycoonの勢いは止まるところを知らない状況。

・母のNaturaleは未出走だが、名門牝系の出身で、母の全姉、本馬の伯母にあたるのがBlack Caviar(25戦25勝、G1・15勝)。母の半兄、本馬の伯父にあたるのがAll Too Hard(G1・4勝)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/469/caulfield/2020-10-10/768875