現地時間10/10(土)に米ベルモントパーク競馬場にて行われた、G1-ジョッキークラブゴールドC、フラワーボウルS、シャンペンS、フリゼットSと、米キーンランド競馬場にて行われた、G1-クイーンエリザベス2世チャレンジCの結果と動画をお届けする。American Pharoahに産駒初のG1ホースが漸く誕生しており注目される。

Jockey Club Gold Cup Stakes(G1・ダ10f・3歳以上)

・米ベルモントパーク競馬場にて行われた、G1-ジョッキークラブゴールドCは、道中2,3番手にいたHappy Saverが直線でインを掬い、ラチ沿いを良く伸びて1着。

1着:Happy Saver

牡3、父・Super Saver、母・Happy Week、母父・Distorted Humor
調教師:Todd Pletcher、騎手:Irad Ortiz Jr

・今回の勝利で通算4戦4勝、重賞初制覇。今年6/20にデビュー後、これで4連勝達成。重賞出走は今回が初だった馬。ヴェルテメール兄弟の自家生産馬。

・父のSuper Saverは2007年米国産のMaria’s Mon産駒。現役時は10戦3勝、G1-ケンタッキーダービー、G2-ケンタッキージョッキークラブS(レコード勝ち)の重賞2勝。種牡馬入り後、ウインスターファームにて供用され、Runhappy(BCスプリント、マリブS、キングズビショップS)などの活躍馬を輩出。今年よりトルコジョッキークラブにて供用中。

・尚、トルコはサラブレッド生産を向上させるための財源(国内の賭事売上からの税収による)が増えている模様で、Bodemeister、Myboycharlie、Authorized、Daredevilなど欧米から種牡馬を立て続けに購買している。

・母のHappy Weekは17戦5勝。曽祖母がWeekend Surpriseになる牝系の出身で、Weekend Surprise直仔のSummer Squall(プリークネスSなど)、A. P. Indy(BCクラシック、ベルモントSなど)、孫のCourt Vision(BCダートマイルなど)などが同牝系に属する。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2020-10-10/768921

Flower Bowl Stakes(G1・芝10f・3歳以上牝馬)

・米ベルモントパーク競馬場にて行われた、G1-フラワーボウルSは、7頭立ての6番手を追走していたCivil Unionが、直線で鋭く伸びて差し切り勝ち。

1着:Civil Union

牝5、父・War Front、母・Photograph、母父・Unbridled’s Song
調教師:Claude R McGaughey III、騎手:Joel Rosario

・今回の勝利で通算8戦5勝、G1初制覇、重賞2勝目(G1-フラワーボウルS、G2-グレンフォールズS)。前走9/5のG2-グレンフォールズSが初の重賞出走だったが、これに勝利し、ここへ臨んでいた馬で今日の勝利で4連勝達成。

・父のWar Frontは2002年米国産のDanzig産駒。現役時は13戦4勝、米G2-AGヴァンダービルトBCH(ダ6f)が唯一の重賞勝ち。今年はこれまでに産駒のHalladay(フォスターデイヴH)、War of Will(メイカーズマークマイルS)の2頭がG1勝ち。本馬は23頭目の産駒G1馬になる。

・母のPhotographは未出走。全兄のWar Dispatchは仏G3-ギシュ賞の勝ち馬で、ジョッケクルブ賞3着。叔母のWar Flagは米G1-フラワーボウルS、仏G3-クロエ賞の勝ち馬。伯母のHomeboundは仏G2-サンドランガン賞の勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2020-10-10/768920

Queen Elizabeth II Challenge Cup Stakes presented by Dixiana(G1・芝9f・3歳牝馬)

・米キーンランド競馬場にて行われた、G1-クイーンエリザベス2世チャレンジCは、番手追走のHarvey’s Lil Goilが、直線で番手抜け出しからの押し切り勝ち。

1着:Harvey’s Lil Goil

牝3、父・American Pharoah、母・Gloria S、母父・Tapit
調教師:William Mott、騎手:Martin Garcia

・今回の勝利で通算8戦4勝、G1初制覇、重賞2勝目(G1-クイーンエリザベス2世チャレンジC、G3-リグレットS)。今年6/27のG3-リグレットS(芝9f)に勝ち、次走8/15のG1-アラバマS(ダ10f)で勝ったSwiss Skydiverから5馬身差の3着。その後、9/10のBlack Type(芝10.5f)で2着とし、ここへ臨んでいた。

・父のAmerican Pharoahは2012年米国産のPioneerof The Nile産駒。現役時は11戦9勝、ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSの米3冠の他、BCクラシック、ハスケル招待S、アーカンソーダービー、フロントランナーS、デルマーフューチュリティの8つのG1を含む重賞9勝(初勝利がG1)。現3歳がファーストクロップで、本馬が初の産駒G1馬になる。他に6頭の重賞勝ち馬(シリウスS、ユニコーンSを勝ったカフェファラオなど)、3頭のリステッド勝ち馬(ジャパンダートダービーを勝ったダノンファラオなど)を輩出中。

・母のGloria Sは未出走。伯父にアイルハヴアナザー(ケンタッキーダービー、プリークネスSなど)、叔父にGolden Award(カリフォルニアンS)がいる牝系。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/301/keeneland/2020-10-10/768924

Frizette Stakes(G1・ダ8f・2歳牝馬)

・米ベルモントパーク競馬場にて行われた、G1-フリゼットSは、Dayoutoftheofficeが2,3番手追走から4角先頭に立つ競馬で快勝。1番人気のNyquist産駒・Vequistはやや行きっぷりが悪く、直線で差し込んでくるも2着まで。

1着:Dayoutoftheoffice

牝2、父・Into Mischief、母・Gottahaveadream、母父・Indian Charlie
調教師:Timothy E Hamm、騎手:Junior Alvarado

・今回の勝利で通算3戦3勝、G1初制覇、重賞2勝目(G1-フリゼットS、G3-スカイラヴィルS)。前走7/16のG3-スカイラヴィルS(ダ6f)を2着に6馬身差をつけて勝利し、一息入れてここへ臨んでいた馬。

・父のInto Mischiefは2005年米国産のHarlan’s Holiday産駒。現役時は6戦3勝、2歳G1-キャッシュコールフューチュリティ(AW8.5f)の重賞1勝。半妹に名牝Beholder(G1・11勝、エクリプス賞を4度受賞)、半弟にMendelssohn(BCジュヴェナイルターフ)。今年はAuthenticがケンタッキーダービー、ハスケルSに勝利、GamineがエイコーンS、テストSに勝利するなど、産駒の活躍が続いている。本馬は8頭目の産駒G1馬になる

・母のGottahaveadreamは12戦1勝。伯父のHere Comes BenはG1-フォアゴーSの勝ち馬。母の従兄のAlbertus MaximusはG1-ドンHの勝ち馬。母の従弟のDaredevilはG1-シャンペンSの勝ち馬で、父として今年、ファーストクロップから2頭のG1馬を輩出。母の叔父のKing CharlemagneはG1-モーリスドゲスト賞など重賞4勝。曽祖母のRace the Wild WindはG1-サンタマリアHなど米重賞3勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2020-10-10/768918

Champagne Stakes(G1・ダ8f・2歳)

・米ベルモントパーク競馬場にて行われた、G1-シャンペンSは、1番人気のJackie’s Warriorが2着に5馬身半差をつけて逃げ切り勝ち。

1着:Jackie’s Warrior

牡2、父・Maclean’s Music、母・Unicorn Girl、母父・A P Five Hundred
調教師:Steven Asmussen、騎手:Joel Rosario

・今回の勝利で通算4戦4勝、G1・2勝目(シャンペンSホープフルS)、重賞3勝目。前走9/7のG1-ホープフルS(ダ7f)を2着に2馬身1/4差をつけて逃げ切り勝ちし、ここへ臨んでいた馬。

・父のMaclean’s Musicは2008年米国産のDistorted Humor産駒。現役時は1戦1勝。この時に記録したベイヤースピード指数「114」はデビュー戦で記録されたものとしては歴代最高値。これまでにCloud Computing(プリークネスS)、Complexity(シャンペンS)、本馬の3頭のG1馬を輩出。

・母のUnicorn Girlは8歳まで走り54戦19勝。母父のA P Five Hundredは1999年米国産のA.P. Indy産駒。現役時は7戦1勝。G2-スーパーダービー3着、G3-オクラホマダービー3着。父としても母父としても目立つ産駒はこれまでに残していない。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/258/belmont-park/2020-10-10/768917