現地時間11/20(金)にバーレーンのサヒール競馬場にて行われた、バーレーンインターナショナルトロフィー(芝2000m)の結果と動画をお届けする。昨年新設されたレースで今年は第2回目。将来的にはドバイワールドカップのようなビッグイベントになることを主催者は狙っており、コロナ禍の中、昨年の総賞金20万ポンドから今年は総賞金25万ポンドへ増額の上、施行されている。
Bahrain International Trophy(芝2000m・3歳以上)
・2番枠から発走したシャドーロール着用のSimsirが番手追走から4角先頭。3番手以下は終始やや離れる隊形でレースが進み、直線でGlobal Giant、Sovereignが追い上げを図るもSimsirを交わすには至らず、Simsirが1着。クビ差の2着にGlobal Giant、ハナ差の3着にSovereign。ディアドラは終始後方追走から直線で馬群の中に突っ込み、末脚に賭ける競馬となるも8着まで。
1着:Simsir
せん4、父・Zoffany、母・Simawa、母父・Anabaa
調教師:Fawzi Abdulla Nass、騎手:Lee Newman
・今回の勝利で通算10戦4勝。先日まではアガ・カーン殿下の持ち馬でアイルランドのM Halford師が管理していた馬だが、オーナー、調教師が変わり、バーレーンへ移籍。今回は移籍初戦のレースだった。これまでにリステッドレースで2着が2回あるのが目立つ戦績だった馬。
・父のZoffanyは2008年愛国産のDansili産駒。現役時は13戦5勝、愛2歳G1-フェニックスS、愛2歳G3-タイロスSの勝ち馬。G1-セントジェームズパレスSではFrankelと3/4身差の2着、G1-ジャンプラ賞でも2着。今年は産駒のThunder Moonが愛2歳G1-ナショナルSを制覇、Mother Earthが米2歳G1-BCジュヴェナイルフィリーズターフで2着、昨年は産駒のAlbignaが仏2歳G1-マルセルブサック賞を制覇、と産駒の2歳戦での良績が目立っている。
・母のSimawaは凱旋門賞、英ダービー、愛ダービー、ナショナルSの4つのG1を含む重賞6勝のSinndarの半妹という良血馬。現役時は8戦1勝、リステッドレースで3着、4着、5着が各1回。半兄のSinawann(父・Kingman)は愛G3-アメジストSの勝ち馬。
※主催者発表のFULL result(リンク先の発走時刻4:00PMをクリック)