現地時間11/22(日)の香港シャティン競馬場は香港国際競走(12/13)の前哨戦3鞍が行われる「Jockey Club Day」。本稿では3レースの結果と動画をまとめてお届けする。今年3月に史上2頭目の香港4歳3冠を達成した、注目のGolden SixtyはG2-ジョッキークラブマイルへ出走している。

Jockey Club Mile(G2・芝1600m・3歳以上)

・注目のGolden Sixtyは初手は4番手を追走。途中から6番手にポジションが下がるも、直線で外に行き場が確保されると、他馬とは一味も二味も違う末脚を発揮。あっさりと差し切って1着。

1着:Golden Sixty

せん5、父・Medaglia d’Oro、母・Gaudeamus、母父・Distorted Humor
調教師:K W Lui、騎手:C Y Ho

・今回の勝利で通算14戦13勝、重賞4勝目(G2-ジョッキークラブマイル、G2-シャティントロフィー、G3-セレブレーションC、G3-チャイニーズクラブチャレンジC)。今年1/27の香港クラシックマイル(1600m)→2/23の香港クラシックC(1800m)→3/22の香港ダービー(2000m)を制覇し、史上2頭目の香港4歳3冠を達成。その後、一息入れられ、9/27のG3-セレブレーションC(1400m)で復帰し1着→10/18のG2-シャティントロフィー(1600m)で1着とし、ここへ臨んでいた。これで10連勝達成。

・父のMedaglia d’Oroは1999年米国産のEl Prado産駒。現役時はRobert Frankel師に管理され、17戦8勝、ドンH(ダ9f)、ホイットニーH(ダ9f)、トラヴァーズS(ダ10f)の3つのG1を含む重賞7勝。主な産駒にRachel Alexandra(プリークネスS、ハスケル招待S、ウッドワードSなどG1・5勝)、Songbird(BCジュヴェナイルフィリーズ、CCAオークスなどG1・9勝)、タリスマニック(BCターフ)など。

・母のGaudeamusはアイルランドのJ S Bolger師に管理され、11戦3勝。愛2歳G2-デビュータントS(芝7f)の勝ち馬。曽祖母のKonafaを牝祖とする主な活躍馬にヘクタープロテクター(ジャックルマロワ賞、プールデッセデプーランなど)、シャンハイ(プールデッセデプーラン)、Bosra Sham(英チャンピオンS、英1000ギニーなど)、California Memory(香港カップ2勝、香港ゴールドC、香港チャンピオンズ&チャターC)などがいる牝系の出身。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-11-22/772380

Jockey Club Sprint(G2・芝1200m・3歳以上)

・道中外目の4番手を追走していたHot King Prawnが直線の競り合いを制し1着。2着は番手追走から4角先頭に立ち、粘り込みを図っていた1番人気のComputer Patch。

1着:Hot King Prawn

せん6、父・Denman、母・De Chorus、母父・Unbridled’s Song
調教師:J Size、騎手:Joao Moreira

・今回の勝利で通算21戦11勝、重賞4勝目(G2-ジョッキークラブスプリント2勝、G2-プレミアボウル、G3-セレブレーションC)。香港スプリント路線ではお馴染みの存在で昨年11月のG1-香港スプリント2着、今年4月のG1-チェアマンズスプリントプライズ4着と、G1勝ちこそないが4月の香港チャンピオンズデー、11月の香港国際競走の常連。重賞勝ちは一昨年のジョッキークラブスプリント以来で約2年ぶり。

・父のDenmanは2006年豪州産のLonhro産駒。現役時は12戦9勝、豪G1-ゴールデンローズSを含む重賞4勝。産駒でG1を勝った馬はまだおらず、重賞2勝以上している産駒は本馬とDeprive(豪重賞2勝)のみ。初年度は3万8500豪ドルだった種付料は下がり続けており、今年は8800豪ドル。

・母のDe Chorusは8戦2勝(1400mで2勝)。半姉のSiren’s Furyは豪G3-スターキングダムS、豪G3-ダークジュエルクラシックの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-11-22/772382

Jockey Club Cup(G2・芝2000m・3歳以上)

・Time Warpが逃げ、番手に1番人気のExultant、3番手にFuroreがつける展開。そのままの隊形で直線をむかえると、残り200であっさりとFuroreが先頭に立ち、これにExultantが接近を図るも差が詰まらず、Furoreがラクな手応えのまま1着。2着にExultant。

1着:Furore

せん6、父・Pierro、母・Stormy Choice、母父・Redoute’s Choice
調教師:A S Cruz、騎手:Joao Moreira

・今回の勝利で通算21戦4勝、重賞2勝目(G2-ジョッキークラブC、G3-ササレディーズパース)。昨年11月のG1-香港カップでは勝ったウインブライトから1馬身3/4差の4着、今年4月のG1-クイーンエリザベス2世Cでは勝ったExultantから3/4差の2着だった馬。前走11/1のG3-ササレディーズパース(1800m)でExultantを降し重賞初制覇を達成し、ここへ臨んでいた。これでExultantを2走連続で降し、勇躍、12/13の香港カップへ臨む事となる。

・父のPierroは2009年豪州産のLonhro産駒。現役時は14戦11勝、ゴールデンスリッパー、サイアーズプロデュースS、シャンペンSのシドニー2歳3冠を無敗で制した馬で(無敗での3冠は史上3頭目)、後に勝利したカンタベリーS、ジョージライダーSを含めて5つのG1を含む重賞10勝。今年は産駒のArcadia QueenがコーフィールドSとマッキノンSを制覇、Shadow Heroがランドウィックギニーを制覇し、産駒の活躍が目立っている。父・Pierro、母父・Redoute’s Choiceの配合はArcadia Queenと同じで、豪breednetによると、この配合はこれまでに40頭が出走し31頭が勝利、9頭がステークスウイナーになっている「Top Nicks」。

・母のStormy Choiceは5戦未勝利。半きょうだい(せん馬)のBlizzardはHKG3-チャイニーズクラブチャレンジCの勝ち馬で、一昨年の高松宮記念でファインニードルの5着。母の半きょうだい(せん馬)のDanestormは豪G1-ブリスベーンCの勝ち馬。曽祖母のCopperamaは豪G1-MRC1000ギニー、豪G2-QTCマールボロSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2020-11-22/772384