2021 ドバイワールドカップカーニバル【1】アルファヒディフォート、アルマクトゥームチャレンジラウンド1等レース結果

日本時間1/21(木)にUAEのメイダン競馬場にて開幕した今年のドバイワールドカップカーニバル。3/6のドバイスーパーサタデー→3/27のドバイワールドカップデーに向けて、続々と行われていく重賞レースの結果と動画を連日お届けしていく。

Al Fahidi Fort Sponsored By Creek Views By Azizi(G2・芝1400m・3歳以上)

・アルファヒディフォートは、終始インを周ったLand Of Legendsが直線で俊敏に抜け出して1着。

1着:Land Of Legends

せん5、父・Iffraaj、母・Homily、母父・Singspiel
調教師:Saeed bin Suroor、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算10戦4勝、重賞初制覇。昨年6月に去勢された馬でこのレースは321日ぶりのレースだった。

・父のIffraajは2001年英国産のZafonic産駒。現役時は13戦7勝、G2-パークS(芝7f)2勝、G2-レノックスS(芝7f)の重賞3勝。代表産駒はG1・4勝のRibchesterだが、ジャンリュックラガルデール賞の勝ち馬・Wootton BassettがIffraajの後継種牡馬として注目を浴びており、Almanzor(仏ダービー、愛チャンピオンS、英チャンピオンS)、Audarya(BCフィリー&メアターフ、ジャンロマネ賞)、Wooded(アベイドロンシャン賞)と活躍馬を次々に輩出中。

・母のHomilyは未出走。伯父のRebellionは米G2-コモンウェルスSの勝ち馬。阪神大賞典など重賞3勝の現役馬・ユーキャンスマイルは同牝系に属する活躍馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2021-01-21/776502

Al Maktoum Challenge R1 Sponsored By Mina By Azizi(G2・ダ1600m・3歳以上)

・アルマクトゥームチャレンジラウンド1は、好位追走のMilitary Lawが直線で早めに先頭に立ち、後続を抑え切って1着。

1着:Military Law

せん6、父・Dubawi、母・Marine Bleue、母父・Desert Prince
調教師:M Al Mheiri、騎手:Antonio Fresu

・今回の勝利で通算11戦5勝、重賞初制覇。昨年3月のG1-アルマクトゥームチャレンジR3(ダ2000m)で2着だった馬で、今回はそれ以来、321日ぶりの休み明けのレースだった。

・父のDubawiは2002年愛国産のDubai Millennium産駒。現役時は8戦5勝、ジャックルマロワ賞、アイリッシュ2000ギニー、ナショナルSの3つのG1を含む重賞4勝。TDNによる昨年の欧州サイアーランキング3位。昨年はGhaiyyathLord NorthSpace BluesThe Revenantの4頭がG1を制覇。

母のMarine Bleueは8戦3勝、独G3-Kolner Herbst-Stuten-Meileの勝ち馬。甥のFrench Kingはベルリン大賞、H.H.ジアミールトロフィー2勝の3つのG1を含む重賞5勝。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2021-01-21/776501

Singspiel Stakes Sponsored By Riviera By Azizi(G2・芝1800m・3歳以上)

・シングスピールSは、最後方に近い位置を追走していた芦毛馬・Lord Glittersが豪脚発揮。直線で一気に追い込んで1着。

1着:Lord Glitters

せん8、父・Whipper、母・Lady Glitters、母父・Homme De Loi
調教師:David O’Meara、騎手:Adrie de Vries

・今回の勝利で通算33戦8勝、重賞3勝目。2019年6月にロイヤルアスコットのG1-クイーンアンSに勝利した馬だが、それ以降は勝ち星を上げられず今回はクイーンアンS以来、久々の勝利。

・父のWhipperは2001年米国産のMiesque’s Son(その父・Mr Prospector)産駒。現役時にジャックルマロワ賞、モルニー賞、モーリスドゲスト賞など重賞4勝。主な産駒にイスパーン賞とムーランドロンシャン賞の2つのG1を制したRecoletos

・母のLady Glittersは10戦未勝利。甥のPetit ChevalierはG3-ゴントービロン賞の勝ち馬。5代母・Ordenstreue(ドイツオークス馬)から連なる牝系の出身。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2021-01-21/776500

Dubawi Stakes Sponsored By Park Avenue By Azizi(G3・ダ1200m・3歳以上)

・ドバウィSは、直線で外から良く伸びたSwitzerlandが差し切り勝ち。

1着:Switzerland

せん7、父・Speightstown、母・Czechers、母父・Indian Charlie
調教師:S Seemar、騎手:Tadhg O’Shea

・今回の勝利で通算22戦6勝、重賞3勝目。2018年にG3-メリーランドスプリントS、G3-フランク・J.ド・フランシスメモリアルダッシュSに勝利。その後はUAE移籍後も連敗が続いていたが、今回、久々に勝利。

・父のSpeightstownは1998年米国産のGone West産駒。G1-BCスプリント(ダ6f)を含む重賞4勝。TDNによる昨年の北米サイアーランキング5位。昨年輩出したG1勝ち馬4頭(モズスーパーフレアCharlatanLady SpeightspeareEcho Town)はリーディングサイアーのInto Mischiefを凌ぐ数字。

・母のCzechersは23戦5勝。重賞2着2回、3着1回。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/1231/meydan/2021-01-21/776499