香港シャティン競馬場にて行われた、Golden Sixtyが出走したG1-香港スチュワーズC(芝1600m)、G1-センテナリースプリントC(芝1200m)の結果と動画をまとめてお届けする。合わせて香港4歳3冠の1冠目・香港クラシックマイル(芝1600m)、Beauty Generationの引退式の模様についても簡単に触れる。

Stewards’ Cup(G1・芝1600m・3歳以上)

・注目のGolden Sixtyは例によって初手は後方待機。直線で大外に持ち出されて追い上げを図り、残り50mを切ってから、先に抜け出していたSouthern Legendを捕らえて差し切り勝ち。

1着:Golden Sixty

せん6、父・Medaglia d’Oro、母・Gaudeamus、母父・Distorted Humor
調教師:K W Lui、騎手:C Y Ho

・今回の勝利で通算16戦15勝、G1・2勝目、重賞6勝目。昨年、史上2頭目の香港4歳3冠馬となり、9月の戦線復帰以降、G3-セレブレーションC(1400m)→G2-シャティントロフィー(1600m)→G2-ジョッキークラブマイル(1600m)→G1-香港マイル(1600m)と重賞4連勝。今回の勝利でG1連勝となり、香港マイル路線ではこの馬の天下が当面続きそうな印象。

・父のMedaglia d’Oroは1999年米国産のEl Prado産駒。現役時は17戦8勝、ドンH(ダ9f)、ホイットニーH(ダ9f)、トラヴァーズS(ダ10f)の3つのG1を含む重賞7勝。主な産駒にRachel Alexandra(プリークネスS、ハスケル招待S、ウッドワードSなどG1・5勝)、Songbird(BCジュヴェナイルフィリーズ、CCAオークスなどG1・9勝)、タリスマニック(BCターフ)など。シャトル種牡馬として豪州でも供用されており、本馬の他にVancouver(ゴールデンスリッパー)、Crown Prosecutor(NZダービー)などのG1馬を輩出している。

母のGaudeamusは11戦3勝、愛2歳G2-デビュータントS(芝7f)の勝ち馬。曽祖母のKonafaを牝祖とする主な活躍馬にヘクタープロテクター(ジャックルマロワ賞、プールデッセデプーランなど)、シャンハイ(プールデッセデプーラン)、Bosra Sham(英チャンピオンS、英1000ギニーなど)、California Memory(香港カップ2勝、香港ゴールドC、香港チャンピオンズ&チャターC)などがいる牝系の出身。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2021-01-24/776935

Centenary Sprint Cup(G1・芝1200m・3歳以上)

・3,4番手追走のHot King Prawnが残り150mで先頭に立つと、そのまま押し切って勝利。

1着:Hot King Prawn

せん6、父・Denman、母・De Chorus、母父・Unbridled’s Song
調教師:J Size、騎手:Joao Moreira

・今回の勝利で通算23戦12勝、G1初制覇、重賞5勝目。2019年の香港スプリント2着、2020年のチェアマンズスプリントプライズ4着とG1では好走するも勝利出来ていなかった馬が遂にG1戴冠。

・父のDenmanは2006年豪州産のLonhro産駒。現役時は12戦9勝、G1-ゴールデンローズSを含む重賞4勝。これまでに本馬を含めて6頭の重賞勝ち馬を輩出していたが、産駒G1馬は本馬が初

・母のDe Chorusは8戦2勝(2勝はいずれも芝1400m)。半姉のSiren’s Furyは豪G3-スターキングダムS、豪G3-ダークジュエルクラシックの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2021-01-24/776933

Hong Kong Classic Mile(芝1600m・4歳)

・後方馳走から直線大外に進路を取ったExcellent Proposalが直線一気の追い込み勝ち。

1着:Excellent Proposal

せん4、父・Exceed And Excel、母・Procrastination、母父・Pivotal
調教師:J Size、騎手:Blake Shinn

・今回の勝利で通算7戦5勝。香港移籍後、ずっと手綱を取ってきたJ Moreiraが他馬を選んだ事、前走11着と大敗していた事、などで人気を落としていた馬。Shadow Hero(G1-ランドウィックギニーの勝ち馬)、The Summit(昨年のジョッケクルブ賞、プールデッセデプーランで共に2着)、Russian Emperor(昨年の英G3-ハンプトンコートSの勝ち馬)ら、実績のある転入馬を降し、香港4歳3冠の1冠目を制している。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/416/sha-tin/2021-01-24/776936

Beauty Generation 引退式

・香港で一時代を築いたBeauty Generationの引退式が行われている。無観客での施行となったが、パドックを周回し関係者と記念撮影。今後はオーストラリアの一流競走馬引退施設で観光名所としても知られる、リヴィングレジェンドで余生を過ごす予定と報じられている。

・尚、主戦のZac Purtonが選んだ思い出のレースは2018年の香港マイル。日本からはヴィブロス、ペルシアンナイト、モズアスコットが出走していたレース。当時のBeauty Generationは持ち前のスピードを満天下に誇示する輝かしいパフォーマンスを示しており、この頃が絶頂期だった感あり。