仏ヴァンセンヌ競馬場にて行われた、第101回アメリカ賞(G1)のレース結果と動画をお届けする。アメリカ賞はフランスの繋駕速歩競走の中で最高の格式を誇るレースで、今年の1着賞金は45万ユーロ(約5700万円)で、平地競馬のジョッケクルブ賞(仏ダービー)よりも高額。コロナ禍の影響で例年のような大観衆は詰めかけていないが、レース自体の面白さや迫力は必見である。

GRAND PRIX D’AMERIQUE(G1・2700m)

・黄色の勝負服、緑の袖、緑の帽子の17番・Face Time Bourbonは、まずは外目の好位を追走。早めに2番手のポジションに収まると、3角過ぎから仕掛けられ、4角では先頭に立つ昨年とは違う積極策を展開。直線はそのまま押し切る強い内容で、堂々とアメリカ賞連覇達成。

https://twitter.com/equidia/status/1355886854176976896

1着:Face Time Bourbon

牡6、父・Ready Cash、母・Vita Bourbon、母父・Love You
調教師:Sebastien Guarato、ドライバー:Bjorn Goop

・今回の勝利で通算34戦29勝、G1は12勝目、重賞21勝目。昨年のアメリカ賞を制した後は、11戦9勝の成績を残し、ここへ連覇をかけて臨んでいた馬。これまでの総獲得賞金は219万7440ユーロ(約2億7923万円)。トロッター特有の事として人工受精が認められており、既に本馬も現役馬ながら一昨年に2万ユーロにて「種牡馬」としても活動中。

・父のReady Cashは2005年仏国産のIndy de Vive産駒。現役時は70戦40勝、2011年と2012年のG1-アメリカ賞連覇などG1を9勝、重賞を23勝。総獲得賞金は428万2300ユーロ(約5億1597万円)。

・既にBold Eagle(2016,2017年)、Readly Express(2018年)、Face Time Bourbon(2020,2021年)の3頭のアメリカ賞勝ち馬を輩出し、傑出した産駒成績を残している大種牡馬。代表産駒のBold Eagle(2011年産)はReady Cashが最初のアメリカ賞を勝つ前年に人工受精にて受胎した馬。尚、種付料はフレンチトロッターの種馬として初の「非公開」とされており、推定では4~5万ユーロと見積もられている模様。

※Le TROTのレース結果(フランス語)

https://www.letrot.com/stats/fiche-course/2021-01-31/7500/6/resultats/arrivee-definitive