現地時間3/19(金)に英チェルトナム競馬場にて行われた、チェルトナムフェスティバル最終日。本稿ではG1-チェルトナムゴールドカップを中心にこの日に行われた3つのG1レースの結果と動画をまとめてお届けする。

WellChild Cheltenham Gold Cup Chase(G1・3m2f70y(New)・5歳以上)

・3連覇を狙った注目の1番・Al Boum Photoは序盤は後方からレースを運び、2周目では中団に位置する展開。4角手前では3番手に上昇し直線を向かえるも前の2頭との差を詰め切れずに3着敗退。常に好位でレースを運んでいた9番・Minella Indo(せん8)が4角先頭からそのまま押し切って勝利。

1着:Minella Indo

せん8、父・Beat Hollow、母・Carrigeen Lily、母父・Supreme Leader
調教師:Henry De Bromhead、騎手:Jack Kennedy

・今回の勝利で通算13戦6勝。昨年のチェルトナムフェスティバルではG1-RSA Insurance Novices’ ChaseでChampのゴール前の強襲に屈し2着惜敗、一昨年はG1-Albert Bartlett Novices’ Hurdleを制していた馬。今季はチェイスに転向して2シーズン目となり、これまでに1着(G3)→1着(G2)→中止(G1)→4着(G1)としていた。今回は単勝オッズ10倍での勝利。

・父のBeat Hollowは1997年英国産のSadler’s Wells産駒。父が言わずと知れたチャンピオンサイアー、母のWemyss Bightはアイリッシュオークス馬という良血馬で、Kingman、Oasis Dreamらが出たジャドモントファームが築いてきた牝系の出身。現役時は12戦7勝、パリ大賞典、ターフクラシックS、マンハッタンH、アーリントンミリオンの4つのG1に勝利。主な産駒にWicklow Brave(アイリッシュセントレジャー)、Proportional(マルセルブサック賞)。

・母のCarrigeen Lilyは36戦4勝、4つの勝ち鞍は全てチェイスであげたもの。母父のSupreme Leaderは1982年英国産のBustino産駒で、National Huntリーディングサイアーの座に就いたこともある馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/11/cheltenham/2021-03-19/772586

Albert Bartlett Novices’ Hurdle(Registered as The Spa Novices’ Hurdle)(G1・2m7f213y(New)・4歳以上)

・単勝オッズ15倍のフランス産馬・Vanillier(せん6)が2着に11馬身差をつけて快勝。Vanillierの父・Martalineはジャドモントファームの自家生産馬でLinamix産駒。仏G2-モーリスドニュイユ賞、仏G3-エドヴィル賞の勝ち馬。主な産駒にDynaste(ライアンエアーチェイス等)。本日のチェルトナムゴールドCの勝ち馬を輩出したBeat HollowやOasis Dreamは従兄にあたり、Kingmanは甥になる。

JCB Triumph Hurdle(G1・2m179y(New)・4歳)

・4戦4勝の4番・Quilixios(せん4)が番手追走から4角先頭に立つと、最終障害も無難に飛越し、脚色乱れることなく先頭のままゴール。Quilixiosの父・Maxios(その父・Monsun)はニアルコスファミリーの自家生産馬で凱旋門賞馬・バゴの半弟。ムーランドロンシャン賞、イスパーン賞の2つのG1を含む重賞5勝した活躍馬。

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