1週順延して現地時間3/27(土)に豪ローズヒルガーデンズ競馬場にて世界最高賞金の2歳戦・ゴールデンスリッパー、シドニー3歳3冠の2ndレグ・ローズヒルギニー、英国からAddeybbが連覇を狙って出走したランヴェットSなど5つのG1レースが行われている。各レースの結果と動画をまとめてお届けする。

Longines Golden Slipper(G1・芝1200m・2歳)

・4番手追走の8番・Stay Insideが直線残り200で完全に先頭に立つと、残り100では後続との差を広げ、ほぼ安全圏に持ち込む形。脚色は最後まで乱れずに2着以下を抑え込んで完勝。

1着:Stay Inside

牡2、父・Extreme Choice、母・Nothin Leica Storm、母父・Anabaa
調教師:Richard & Michael Freedman、騎手:Tommy Berry

・今回の勝利で通算4戦3勝、重賞初制覇。1/23のデビュー戦(芝1000m)で1着→2/13の2戦目(芝1100m)で1着→3/6のG2-トドマンS(芝1200m)で4着とし、ここへ臨んでいた馬。この勝利で1着賞金200万豪ドル(約1億6753万円)を獲得

・父のExtreme Choiceは2013年豪州産のNot A Single Doubt産駒。現役時は8戦4勝、G1-A.J.モイアーS(芝1000m)、G1-ブルーダイヤモンドS(芝1200m)、G3-チェアマンズS(芝1000m)の勝ち馬。Stay Insideは初年度産駒で、いきなりG1馬を輩出。昨年はNot A Single Doubt産駒のFarnanがこのレースを制しており、Redoute’s Choiceから続くこの父系の勢い、底力、大舞台での強さを改めて感じさせる勝利。

・母のNothin Leica Stormは20戦1勝(芝1150m)。母の従兄・Wonderful World(父・アグネスワールド)はG1-コーフィールドギニーの勝ち馬。祖母の従兄・SpartacusはG1-マニカトS、G1-オークレイプレート、G1-オーストラリアSの勝ち馬。祖母のいとこ(せん馬)・Billet ExpressはG1-チェアマンズスプリントの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2021-03-27/780265

Sky Racing Rosehill Guineas(G1・芝2000m・3歳)

・1番人気の3番・Mo’ungaは中団やや後ろにつける展開。4角手前にかけて外から進出すると、直線大外から攻め込み、先団を豪快に飲み込んで差し切り勝ち。尚、2着のSky Lab(単勝13倍)はリアルインパクト産駒。ディープインパクト産駒のBucharest(単勝81倍)は10着。

1着:Mo’unga

牡3、父・Savabeel、母・Chandelier、母父・O’Reilly
調教師:Annabel Neasham、騎手:Tommy Berry

・今回の勝利で通算7戦4勝、重賞初制覇。前走3/6のG1-ランドウィックギニー(芝1600m)で2着だった馬で、ここは1番人気に応える勝利。ニュージーランド産。

・父のSavabeelは2001年豪州産のZabeel産駒。父が大種牡馬のZabeel、母がニュージーランドオークス、アンセットオーストラリアSのG1・2勝の活躍馬・Savannah Successという良血馬。現役時は14戦3勝、豪G1-コックスプレート、豪G1-AJCスプリングチャンピオンSの勝ち馬。2014-15年以降、ニュージーランドのリーディングサイアーの座に君臨中のチャンピオンサイアーで、南半球で活躍馬を多数輩出中。

・母のChandelierは10戦1勝(芝1600m)、新G3-ブルースペリーローランドS(芝2100m)で2着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2021-03-27/781032

Agency George Ryder Stakes(G1・芝1500m・3歳以上)

・後方待機の7番・Think It Overが4角で内を掬ってポジションを押し上げると、直線で鋭伸。ゴール前の接戦を制して差し切り勝ち。

1着:Think It Over

せん5、父・So You Think、母・Personal Service、母父・Zabeel
調教師:Kerry Parker、騎手:Glen Boss

・今回の勝利で通算23戦6勝、G1初制覇、重賞3勝目。前々走2/27のG3-リバプールシティC(芝1300m)を単勝51.00倍の最低人気で勝利し、前走3/13のG2-アヤックスS(芝1500m)を2着とし、ここへ臨んでいた馬。

・父のSo You Thinkは2006年新国産のHigh Chaparral産駒。現役時は23戦14勝、豪州でコックスプレート2勝、マッキノンS、ヤルンバS、アンダーウッドSの5つのG1に勝利し、欧州移籍後、アイリッシュチャンピオンS、エクリプスS、プリンスオブウェールズS、タタソールズゴールドC2勝の5つのG1に勝利。トータルでG1を10勝、重賞13勝。Think It Overは7頭目の産駒G1馬になる

・母は未出走で、Universal Prince(ランヴェットSなど豪G1・4勝)、Universal Queen(ロバートサングスターS)の半妹。先々週のG1-クールモアクラシックの勝ち馬・Kroneは同年産まれの従姉。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2021-03-27/781033

Ranvet Stakes(G1・芝2000m・3歳以上)

・連覇を狙う1番・Addeybbが番手、昨年2着の6番・Verry Elleegantが3番手につける展開。直線は見応えのある2強の一騎打ちとなり、早めに抜け出そうとするAddeybbの外からVerry Elleegantが並びかけると、抵抗を試みるAddeybbを振り切ったVerry Elleegantが先頭に立ち、力勝負を制して1着。

1着:Verry Elleegant

牝5、父・Zed、母・Opulence、母父・Danroad
調教師:Chris Waller、騎手:James McDonald

・今回の勝利で通算28戦13勝、G1・8勝目、重賞11勝目。前走2/27のG1-チッピングノートンS(芝1600m)に続きG1連勝。今回は昨年敗れたAddeybbとの再戦となったが、見事に雪辱を果たしている。

・父のZedは2002年新国産のZabeel産駒。現役時は4戦1勝で戦績は地味だが、父のZabeelがオセアニアの大種牡馬・Sir Tristramの代表産駒で、自身もオーストラリアとニュージーランドでリーディングサイアーになった名種牡馬、母のEmerald DreamがニュージーランドのG1馬という良血馬。Verry Elleegantが代表産駒になり、他にSurvivedがニュージーランドのG1を制している。

・母のOpulenceは15戦2勝(芝2000m、芝2100m)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2021-03-27/781031

Bisley Workwear Galaxy(G1・芝1100m・3歳以上)

・ハナを切った1番・Eduardoが快調にレースを主導し、残り200でほぼ勝利を確定させる手応え。最終的に2着に3馬身半差をつけて完勝。

1着:Eduardo

せん7、父・Host、母・Blushing、母父・Fantastic Light
調教師:Joseph Pride、騎手:Nash Rawiller

・今回の勝利で通算19戦7勝、G1初制覇、重賞4勝目。前走3/6のG2-チャレンジS(芝1000m)に勝利し、ここへ臨んでいた馬で一昨年のG1-オークレイプレート(芝1100m)で3着の実績があった馬。

・父のHostは2000年チリ産のHussonet産駒。現役時は28戦10勝、シャドウェルターフマイルS、ドス・ミル・ギネアス賞(チリ2000ギニー)の2つのG1を含む重賞6勝。Hostの父・Hussonetは父が言わずと知れた大種牡馬・Mr. Prospector、母がBCディスタフの勝ち馬・Sacahuistaという良血馬で、チリで7年連続リーディングサイアーとなった大種牡馬。

・母のBlushingは未出走。BMSのFantastic Lightは母父として一昨年のジ・エベレストを制したYes Yes Yes、2015年の英G1-ゴールドCを制したTrip To Parisを輩出。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/311/rosehill/2021-03-27/781034