現地時間4/10(土)に豪ランドウィック競馬場では「ザ・チャンピオンシップス」の1日目として4つのG1レースが行われている。本稿ではG1-ドンカスターマイル、G1-T J スミスS、シドニー3歳3冠の最終戦G1-オーストラリアンダービー、シドニー2歳3冠の2戦目G1-イングリスサイアーズの結果と動画をお届けする。

The Star Doncaster Mile(G1・Handicap・芝1600m・3歳以上)

・ドンカスターマイルは、中団やや後方につけたゴドルフィンの10番・Cascadianが直線鋭く伸びて差し切り勝ち。

1着:Cascadian

せん6、父・New Approach、母・Falls Of Lora、母父・Street Cry
調教師:James Cummings、騎手:Jamie Kah

・今回の勝利で通算25戦6勝、G1初制覇、重賞2勝目。欧州でG1-ジャンプラ賞(芝1600m)2着の実績を残した馬で、豪州移籍後は一昨年11/2のG1-ケネディカンタラ(芝1600m)3着、昨年3/28のG3-ドンカスタープレリュード(芝1500m)1着、昨年10/31のG1-ケネディカンタラ(芝1600m)2着など、マイル路線で健闘を続けてきた馬。

・父のNew Approachは2005年愛国産のGalileo産駒。現役時はJ S Bolger師に管理され、11戦8勝、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、英ダービー、デューハーストS、ナショナルSの5つのG1を含む重賞6勝。本馬は9頭目の産駒G1馬になる。主な産駒にMasar(英ダービー)、Dawn Approach(英2000ギニー、セントジェームズパレスSなど)、Talent(英オークス)など。昨年のTDNによる欧州サイアーランキング23位。

母のFalls Of Loraは19戦4勝、G3-UAEオークス(AW1900m)の勝ち馬。叔父のMaster of The Seasは英G3-スーパーレイティヴSの勝ち馬。近親にザカリヤ(ニュージーランドトロフィー4歳S)、Pacino(ドイツ2000ギニー)、Dupont(ドイツ2000ギニー、イタリア2000ギニー)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-10/782028

Heineken T J Smith Stakes(G1・芝1200m・2歳以上)

・T J スミスSは、番手追走の2番・Nature Stripが直線早めに先頭に立ち、2着に2馬身差をつけて完勝。

1着:Nature Strip

せん6、父・Nicconi、母・Strikeline、母父・Desert Sun
調教師:Chris Waller、騎手:James McDonald

・今回の勝利は通算30戦16勝、G1・6勝目(T J スミスS2勝、ブラックキャビアライトニング、ダーレースプリントクラシック、モイアーS、ザ・ギャラクシー)、重賞9勝目。2/13のG1-ブラックキャビアライトニング(芝1000m)に勝利し、前走3/6のG2-チャレンジS(芝1000m)を2着とし、ここへ臨んでいた馬。これでこのレース連覇達成。

・父のNicconiは2005年豪州産のBianconi(その父・Danzig)産駒。現役時は17戦6勝、G1-ライトニングS(芝1000m)、G1-ザ・ギャラクシー(芝1100m)、G3-マクイーウェンS(芝1000m)の重賞3勝。半兄のNiconeroは1400m~2000mの豪G1を5勝。Nature Stripがこれまでの代表産駒で唯一の産駒G1馬

母のStrikelineは28戦6勝、G3-マクイーウェントロフィー(芝1000m)の勝ち馬

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-10/782027

Bentley Australian Derby(G1・芝2400m・3歳)

・オーストラリアンダービーは、後方追走の10番・Explosive Jackが直線で外に持ち出されると、最終的に3頭が並ぶ激戦となったゴール前で外から短頭差で抜け出して、差し切り勝ち。

1着:Explosive Jack

牡3、父・Jakkalberry、母・Extra Explosive、母父・Ekraar
調教師:Ciaron Maher & David Eustace、騎手:John Allen

・今回の勝利で通算7戦4勝、重賞初制覇。L-タスマニアダービー(芝2200m)1着、G2-アリスタークラークS(芝2040m)3着と長い距離での実績を残してきた馬で、前走3/27のベンディゴセントレジャートライアル(芝2200m)を2着とし、ここへ臨んでいた馬。

・父のJakkalberryは2006年愛国産のストーミングホーム産駒。現役時は29戦12勝、伊G1-ミラノ大賞典、UAEG2-ドバイシティオブゴールド、伊G3-カルロダレッシオ賞、伊G3-アンブロシアン賞の勝ち馬。2012年のジャパンカップにも出走しておりジェンティルドンナの11着。これまでの産駒の中でExplosive Jack以外の活躍馬はおらず、Explosive Jackが唯一の重賞勝ち馬

母のExtra Explosiveは12戦2勝、L-キャッスルタウンS(芝1200m)の勝ち馬。いとこ(せん馬)のVin de Dance(父・ロックドゥカンプ)は2018年のG1-ニュージーランドダービーの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-10/782026

Inglis Sires'(G1・芝1400m・2歳)

・イングリスサイアーズは、1番人気の1番・Anamoeが中団待機から直線残り200で一気に先頭に立つと、後続との差を広げて最後は鞍上が持ったままで楽勝。

1着:Anamoe

牡2、父・Street Boss、母・Anamato、母父・Redoute’s Choice
調教師:James Cummings、騎手:James McDonald

・今回の勝利で通算7戦3勝、G1初制覇、重賞2勝目。デビュー2戦目のL-マーソンクーパーS(芝1000m)で初勝利を上げ、以後、2着(G3-ブルーダイヤモンドプレリュードC&G)→3着(G1-ブルーダイヤモンドS)→1着(G2-トドマンS)→2着(G1-ゴールデンスリッパー)とし、ここへ臨んでいた馬。一連の2歳戦線で常に上位の戦績をおさめてきた馬で、今回は単勝1.90倍の圧倒的な1番人気に応える勝利。

・父のStreet Bossは2004年米国産のStreet Cry産駒。現役時は13戦7勝、ビングクロスビーH(AW6f・レコード勝ち)、トリプルベンド招待H(AW7f)の2つのG1を含む重賞3勝。本馬は8頭目の産駒G1馬となる。主な産駒にCathryn Sophia(ケンタッキーオークス)、The Quarterback(ニューマーケットH)、Danza(アーカンソーダービー)など。2017年に史上初の香港4歳3冠馬となるも、同年5月のチャンピオンズマイルで故障発生、予後不良となったRapper DragonもStreet Boss産駒で、この馬がStreet Boss産駒の最多賞金獲得馬。

母のAnamatoは28戦4勝、G1-シュウェップスオークス(芝2000m)、G2-A.V.キューニーS(芝1600m)、G2-ムーニーヴァレーオークス(芝1500m)、G3-SAJCサイアーズプロデュースS(芝1600m)の勝ち馬。伯父のDrumはG1-オークレイプレートの勝ち馬。いとこ(せん馬)のGrand ArmeeはクイーンエリザベスS2勝など豪G1を7勝。いとこ(せん馬)のDealer PrincipalはG1-ローズヒルギニーの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-10/782025