現地時間4/17(土)に豪ランドウィック競馬場では「ザ・チャンピオンシップス」の2日目として4つのG1レースが行われている。本稿ではVerry ElleegantとAddeybb、4度目の激突となったG1-クイーンエリザベスS、G1-クイーンオブザターフS、G1-シドニーカップ、G1-オーストラリアンオークスの結果と動画をお届けする。

Longines Queen Elizabeth Stakes(G1・芝2000m・3歳以上)

・クイーンエリザベスSは、まず7番・Verry Elleegantが3番手、1番・Addeybbが直後4番手につける隊列になりかけるも、Verry Elleegantはやや抑え、Addeybbは積極的に前につけ番手確保。直線は早め先頭のAddeybb、外から迫るVerry Elleegantの2強の一騎打ちとなるが、最後までAddeybbが頑張り切り、Verry Elleegantの追撃を封じ、1着。見応えのある好レース。

1着:Addeybb

せん7、父・Pivotal、母・Bush Cat、母父・Kingmambo
調教師:William Haggas、騎手:Tom Marquand

・今回の勝利で通算22戦12勝、G1・4勝目(英G1-英チャンピオンS、豪G1-クイーンエリザベスS2勝、豪G1-ランヴェットS)、重賞6勝目。前走3/27のG1-ランヴェットS(芝2000m)では勝ったVerry Elleegantに1馬身差の2着に終わり、3度目の対戦で初めて不覚を取る結果となっていたが、今回は昨年に続きG1・8勝のVerry Elleegantを撃退し、見事にこのレース連覇達成

・父のPivotalは1993年英国産のPolar Falcon産駒。現役時は6戦4勝、G1-ナンソープS(5f)、G2-キングズスタンドS(5f)の勝ち馬。これまでにSiyouniHalfway To HeavenAfrican Storyなど32頭のG1馬を輩出中。28歳になった今年、種牡馬引退。昨年の英オークス、英1000ギニーを制したLove、Cracksman、Magicalなど母父としても多くの活躍馬を輩出中の大種牡馬。

・母のBush Catは5戦未勝利。母の従兄・Strategic Choiceはミラノ大賞典、アイリッシュセントレジャーの2つのG1を含む重賞4勝。1996年のジャパンカップではシングスピール、ファビラスラフィンに次ぐ3着(エリシオが3着同着)。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-17/782395

Moet & Chandon Queen Of The Turf Stakes(G1・芝1600m・3歳以上牝馬)

・クイーンオブザターフSは、先に抜け出した1番人気のProbabeel目がけて、外から道中9番手追走の5番・Nettoyerが強襲。最後は短頭差でNettoyerが差し切り勝ち。

1着:Nettoyer

牝7、父・Sebring、母・Cleanup、母父・デヒア
調教師:Wendy Roche、騎手:Tommy Berry

・今回の勝利で通算41戦7勝、G1・2勝目、重賞4勝目。昨年4/4のG1-ドンカスターマイル(芝1600m)を制した後は、12着→12着→17着→2着→9着→11着→14着→8着→7着→9着。いいところなく凡走が続いたが、今回、単勝26倍の人気薄ながら突如復活。

・父のSebringは2005年豪州産のMore Than Ready産駒。現役時は6戦5勝。2008年の4/19のG1-ゴールデンスリッパー(芝1200m)→4/26のG1-サイアーズプロデュースS(芝1400m)を制し、シドニー2歳3冠に無敗で王手をかけ、3連闘で臨んだ5/3のG1-シャンペンSで2着と敗れ、このレースを最後に引退。これまでの主な産駒にDissident(ランドウィックギニーなどG1・5勝)、Criterion(オーストラリアンダービーなどG1・4勝)。2019年2月に心臓発作で急死しているが、代表産駒のDissident、Criterionはいずれも種牡馬入りしている。

・母のCleanupは12戦2勝。叔母のShe’s Cleanは豪G3-ティビーSの勝ち馬。母の叔父にキンシャサノキセキ(高松宮記念2勝など重賞7勝)がいる牝系の出身。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-17/782396

Schweppes Sydney Cup(G1・Handicap・芝3200m・3歳以上)

・シドニーカップは、序盤は後ろから3頭目に控えていた16番・Selinoが3角過ぎから外をまくり一気に上昇。4角では先頭に立つと、直線そのまま押し切り1着。

1着:Selino

せん5、父・Champs Elysees、母・Air Kiss、母父・Red Ransom
調教師:Chris Waller、騎手:Ronnie Stewart

・今回の勝利で通算16戦3勝、重賞初制覇。欧州在籍時の昨年9/11にG2-ドンカスターカップ(芝2m1f197yds)で2着の実績がある馬だが、豪州移籍後は8着→8着→6着→5着→4着。移籍6戦目となる今回は実績のある2マイルのレースで、50キロの恵量も活かし真価が発揮された印象。

・父のChamps Elyseesは2003年英国産のデインヒル産駒で母は名繁殖牝馬Hasili。Dansili、Banks Hill、Cacique、Intercontinentalの全弟でHeat Hazeの半弟。現役時は27戦6勝、カナディアンインターナショナルS、ハリウッドターフC、ノーザンダンサーターフSの3つのG1(全て芝12f)を含む重賞5勝、2009年のカナダのソブリン賞年度代表馬、最優秀芝牡馬。主な産駒にBillesdon Brook(英1000ギニー、サンチャリオットS)、Trip to Paris(ゴールドカップ)。2018年12月に15歳で心臓発作により亡くなっているが、クールモアがジャドモントファームから購買して以降、2017年は248頭、2018年は228頭に種付けしており、現3歳、現2歳から大物が出るか注目が集まる。

・母のAir Kissは未出走。Air Kissの半きょうだい(せん馬)・InvermarkはG1-カドラン賞の勝ち馬、Air Kissの半兄・CraigsteelはG2-プリンセスオブウェールズSの勝ち馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-17/782394

The Star Australian Oaks(G1・芝2400m・3歳牝馬)

・オーストラリアンオークスは、中団追走の3番・Hungry Heartが直線抜け出して1着。

1着:Hungry Heart

牝3、父・Frankel、母・Harlech、母父・Pivotal
調教師:Chris Waller、騎手:Kerrin McEvoy

・今回の勝利で通算12戦4勝、G1・2勝目、重賞4勝目。3/13のG2-ファーラップS(芝1500m)→4/3のG1-ヴァイナリースタッドS(芝2000m)に続きこれで重賞3連勝。

・父のFrankelは2008年英国産のGalileo産駒。現役時は14戦14勝、G1・10勝(英チャンピオンS、英2000ギニー、インターナショナルS、サセックスS2勝など)、重賞12勝。主な産駒にCracksman(英チャンピオンS2勝、ガネー賞、コロネーションC)。これまでに現3歳まで5世代が稼働し、13頭のG1馬を輩出中

・母のHarlechは1戦未勝利。叔母のMaamoraは英G3-アタランタSの勝ち馬。4代母のSilk BraidはRisen Star(ベルモントS、プリークネスS)の半妹。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/471/randwick/2021-04-17/782393