現地時間4/17(土)に米オークローンパーク競馬場にて行われた、Monomoy Girl(牝6)とSwiss Skydiver(牝4)が激突した今年の米牝馬路線を占う上で注目の牝馬G1-アップルブロッサムH(ダ8.5f)の結果と動画をお届けする。
Apple Blossom Handicap(G1・ダ8.5f・4歳以上牝馬)
・3番・Letruskaがハナに立ち、直後の内に2番・Swiss Skydiver、外に6番・Monomoy Girlがつけ、3頭が後続を離す展開。直線ではMonomoy Girlが先頭に立ち、Swiss Skydiverが脱落。Monomoy Girlが抜け出すかと思われたが、Letruskaがしぶとく食い下がり、内から差し返す根性を見せたLetruskaが1着。Monomoy Girlが2着、Swiss Skydiverが3着。
1着:Letruska
牝5、父・Super Saver、母・Magic Appeal、母父・Successful Appeal
調教師:Fausto Gutierrez、騎手:Irad Ortiz Jr
・今回の勝利で通算18戦13勝、G1初制覇、重賞4勝目+メキシコ(国際セリ名簿基準委員会のパート3国)のローカルG1を2勝。2018年10月にメキシコでデビューし6戦6勝、メキシコ3歳牝馬3冠の2戦目・Clasico Esmeralda(ダ8f)と3戦目・Clasico Diamante(ダ8.5f)の2つのローカルG1に勝利。その後、昨年8/30の米G3-シュヴィーS(ダ9f)、12/12の米G3-ランバートS(ダ8f)、今年1/31の米G3-ヒューストンレディースクラシック(ダ8.5f)に勝利し、前走3/13の米G2-アゼリS(ダ8.5f)を勝ったShedaresthedevilからアタマ差の2着とし、ここへ臨んでいた馬。負担重量118ポンド(約53.5kg)での勝利で、Monomoy Girl(124ポンド・約56kg)、Swiss Skydiver(122ポンド・約55.5kg)とは差があったのは事実だが、今まで16戦して2回しか負けた事が無かったMonomoy Girlに土をつけたのは大きな意味のある勝利。
・父のSuper Saverは2007年米国産のMaria’s Mon産駒。現役時は10戦3勝、G1-ケンタッキーダービー(ダ10f)、G2-ケンタッキージョッキークラブS(ダ8.5f・レコード勝ち)の勝ち馬。主な産駒にRunhappy(BCスプリント、キングスビショップS)、Happy Saver(ジョッキークラブゴールドC)。Letruskaは5頭目の産駒G1馬になる。現在はトルコにて供用中で種付料は1万2500ユーロ。
・母のMagic Appealは2歳時のみ稼働し5戦1勝、G2-アディロンダックS3着、G1-スピナウェイS5着。母の全弟・J P’s Gustoは2歳G1-デルマーフューチュリティ、2歳G2-ベストパルS、2歳G3-ハリウッドジュヴェナイルチャンピオンシップSの勝ち馬。
※EQUIBASEのchart
https://www.equibase.com/premium/chartEmb.cfm?track=OP&raceDate=04/17/2021&cy=USA&rn=11