現地時間4/20(火)に英エプソム競馬場にて行われた、L-ブルーリバンドトライアル(芝1m2f17y)の結果と動画をお届けする。1着馬は英ダービーにワイルドカードとしてエントリー出来るレースで、近年では2017年にCracksmanがここを勝ち、2戦2勝の身で英ダービーへ1番人気で出走し、本番では3着になっている。
Blue Riband Trial(Listed・芝1m2f17y・3歳)
・一足先に抜け出していたピンクの帽子の牝馬・Techniqueの外からゴドルフィンのWirkoが襲いかかり、ゴール前で頭差抜け出したWirkoが1着。
1着:Wirko
牡3、父・Kingman、母・Weltmacht、母父・Mount Nelson
調教師:Charlie Appleby、騎手:William Buick
・今回の勝利で通算3戦2勝。昨年10/22のデビュー戦(AW1m142yds)で2着→昨年11/5の2戦目(AW1m)で1着とし、165日ぶりの休み明けの一戦で初の芝でのレースとしてここへ臨んでいた馬。今回の勝利を受けてウィリアムヒルでは英ダービーのアンティポストで本馬を34.00倍の11番人気に設定している。
・父のKingmanは2011年英国産のInvincible Spirit産駒で、母のZendaは仏G1-プールデッセデプーリッシュの勝ち馬。現役時は8戦7勝、2着1回。G1を4勝(アイリッシュ2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスS、ジャックルマロワ賞)、重賞を6勝し、2014年のカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に選出された馬。現3歳までの3世代の中から、Persian King、Palace Pier、Domestic Spendingの3頭のG1馬を含む15頭の重賞勝ち馬と17頭のリステッド勝ち馬を輩出。2015年に5万5000ポンドでスタートした種付料は、今年15万ポンドとなっており、これからは初年度産駒のPersian Kingらが活躍したのを受けて種付料が倍増した時に交配された世代が出てくる状況。
・母のWeltmachtは17戦6勝、ドイツで競走生活を送り、リステッド3勝(芝2200m、芝2200m、芝2800m)、G2-ディアナトライアル(芝2000m)2着。母の半姉・ワイルドココは英G2-パークヒルS、英G3-リリーラングトリーS2勝。他に仏G1-ヴェルメイユ賞2着。現在はケイアイファームにて繋養中。祖母のWild Sideは独G2-オイロパシャンピオナートの勝ち馬で、Wild Sideの半兄・Win for Usは独G2-ドイツセントレジャーの勝ち馬。
※レーシングポストのFULL result
https://www.racingpost.com/results/17/epsom/2021-04-20/780410