現地時間5/2(日)に英ニューマーケット競馬場にて、英3歳牝馬クラシック初戦・G1-英1000ギニーが行われている。合わせて同日、仏パリロンシャン競馬場にて、フランス平地競馬の今年初のG1になる、古馬G1-ガネー賞が行われている。両レースの結果と動画をお届けする。

Qipco 1000 Guineas Stakes(G1・芝1mile(Row)・3歳牝馬)(British Champions Series)

・英1000ギニーは、中団の内につけていた紫の帽子の4番・Mother Earthが最内に進路を取り、残り1F辺りで先頭に立ち、そのまま押し切って1着。鞍上のデットーリが右腕を突き上げてのゴール。1番人気を同率で分け合ったSanta Barbaraは好位から伸び切れず4着、Alcohol Freeは大外から差を詰めるも5着。

1着:Mother Earth

牝3、父・Zoffany、母・Many Colours、母父・Green Desert
調教師:A P O’Brien、騎手:Frankie Dettori

・今回の勝利で通算9戦2勝、G1・初制覇、重賞2勝目。昨年6/10のネイスでのデビュー戦(芝5.5f)で2着→6/19のロイヤルアスコットでのG3-アルバニーS(芝6f)で3着→7/4のネイスでのG3-フィリーズスプリントS(芝6f)で1着。その後は、3着(G2-エアリースタッドS・6f)→3着(G2-デビュータントS・7f)→11着(G1-モイグレアスタッドS・7f)→3着(G1-フィリーズマイル・8f)→2着(G1-BCジュヴェナイルフィリーズターフ・8f)。大きく負けたのはモイグレアスタッドSのみという堅実派。1戦1勝のSanta Barbaraが1番人気になったように混戦模様だった一戦で、同コース同距離の経験(フィリーズマイル)が活きた形。

・A P O’Brien師は英1000ギニー7勝目(2005年・Virginia Waters、2012年・Homecoming Queen、2016年・Minding、2017年・Winter、2019年・Hermosa、2020年・Love、2021年・Mother Earth)。

・Frankie Dettori騎手は英1000ギニー4勝目(1998年・Cape Verdi、2002年・Kazzia、2011年・Blue Bunting、2021年・Mother Earth)。

・父のZoffanyは2008年愛国産のDansili産駒。現役時は13戦5勝、愛2歳G1-フェニックスS(芝6f)、愛2歳G3-タイロスS(芝7f)の勝ち馬で、セントジェームズパレスS2着(勝ったFrankelと3/4身差)、ジャンプラ賞2着。本馬はAlbigna(マルセルブサック賞)、Ventura Storm(イタリアジョッキークラブ大賞)、Thunder Moon(ナショナルS)に次ぐ4頭目の産駒G1馬になる。20頭の重賞勝ち馬、19頭のリステッド勝ち馬を輩出中。

母のMany Coloursは2004年英国産、ゴドルフィンの自家生産馬で15戦5勝、Listed-ダンスデザインS(芝9f)の勝ち馬で、芝9.5fの愛G3で2着1回。半姉のNight Coloursは伊G2-ドルメロ賞の勝ち馬。

・母父のGreen Desertは1983年米国産のDanzig産駒。現役時は14戦5勝、ジュライC(芝6f)、スプリントC(芝6f)の2つのG1を含む重賞4勝。他に英2000ギニー2着、セントジェームズパレスS2着。父としてOasis Dream、Cape Cross、Invincible Spiritなどの後継種牡馬を輩出。母父としてはマクフィ(英2000ギニー、ジャックルマロワ賞)、Almutawakel(ドバイワールドC等)などを輩出。

2着:Saffron Beach

牝3、父・New Bay、母・Falling Petals、母父・Raven’s Pass
調教師:Jane Chapple-Hyam、騎手:Adam Kirby

・昨年9/26のニューマーケットでのデビュー戦(芝7f)で1着→10/9のニューマーケットでのG3-オーソーシャープS(芝7f)で1着→休み明けの前走4/14のニューマーケットでのG3-ネルグウィンS(芝7f)で2着とし、ここへ出走していた馬。道中はSanta Barbaraの横の好位につけ、ラストしぶとく伸び、Santa Barbaraらとの2着争いを制し2着。

3着:Fev Rover

牝3、父・Gutaifan、母・Laurelita、母父・High Chaparral
調教師:Richard Fahey、騎手:Paul Hanagan

・昨年6/26にデビューし、2着→2着。7/21のサンダウンでの3戦目(芝7f)で1着→8/22の仏ドーヴィルでのG2-カルバドス賞(芝1400m)で1着→10/4の仏パリロンシャンでのG1-マルセルブサック賞(芝1600m)で4着とし、休み明けでここへ出走していた馬。積極的にレースを主導し、バテることなく、最後は先に抜け出していたSanta Barbaraを交わし3着。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/38/newmarket/2021-05-02/777452

Prix Ganay(G1・芝2100m(Grande Course)・4歳以上)

・ガネー賞は、ハナを切った3番・Mare Australisが逃げ切り勝ち。番手につけていた1番人気のMogulは直線でGold Trip(昨年の凱旋門賞4着馬)に交わされて3着。

https://twitter.com/equidia/status/1388864838806482950

1着:Mare Australis

牡4、父・Australia、母・Miramare、母父・Rainbow Quest
調教師:A Fabre、騎手:Pierre-Charles Boudot

・今回の勝利で通算6戦3勝、重賞初制覇。昨年6/14のListed-アヴル賞(芝2400m)の勝ち馬で、続く10/25のG2-コンセイユドパリ賞(芝2200m)で2着。一息入れられ、休養明けの前走4/11のG2-アルクール賞(芝2000m)で2着とし、ここへ出走していた馬。ガネー賞勝ち馬は2020年のSottsass、2019年のWaldgeistがその年の凱旋門賞を制覇、2018年のCracksmanがその年の英チャンピオンSを制覇、2017年のCloth of Starsがその年の凱旋門賞で2着、と活躍が続いているがこの馬も続くことが出来るか。

・父のAustraliaは2011年英国産のGalileo産駒で、名牝・Ouija Board(G1・7勝。2004年、2006年のカルティエ賞年度代表馬)の4番仔。現役時は8戦5勝、英愛ダービー、インターナショナルSの3つのG1を含む重賞4勝。これまでに現3歳までの3世代で、本馬、Galileo Chrome(昨年の英セントレジャー)、Order of Australia(昨年のBCマイル)の3頭のG1馬(全て現4歳のセカンドクロップ)を輩出中。今年に入り、ファーストクロップのBroome(牡5)がListed→G3-アレッジドSを連勝中で一時の不振から脱した気配があり、昨秋、立て続けにG1馬が出現した産駒の勢いが継続している印象。

・母のMiramareは2004年ドイツ産。現役時は5戦1勝。伯母のMacleyaは仏G2-ポモーヌ賞、仏G3-アレフランス賞の勝ち馬。叔父のMontclairは仏G3-バルブヴィル賞の勝ち馬。いとこ(せん馬)のTribhuvanは米G2-フォートマーシーSの勝ち馬。4代母のMajoritatは1987年のドイツオークス馬。

※レーシングポストのFULL result

https://www.racingpost.com/results/211/longchamp/2021-05-02/784149